皆さん、こんにちは!武田塾富士吉田校です。
今回の記事は前回に引き続き「MARCH」と「日東駒専」をテーマにしてお伝えしていきたいと思います。
前回は偏差値面や就職面を比較していきましたが、
今回は入試問題について比較しながら解説していきたいと思います。
前回の記事でレベル差などを解説しているので、そちらの記事も合わせてご覧ください。
↓↓↓
大学受験「MRACH」と「日東駒専」さまざま比較してみた
https://www.takeda.tv/fujiyoshida/blog/post-246928/
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「MARCH」と「日東駒専」とは
Part1の記事でも同じ項目がありますが、
こちらの記事を初めに見られた方もいらっしゃると思いますので、
まずは「MARCH」と「日東駒専」について記載していきます。
この2つは大学学群と呼ばれるものの一部です。
学群は基本的に大学の名前を一部使った表現が多いですが、例にもれず、
この2つの学群も以下のような表記となります。
「MARCH」とは、
明治大学(M)・青山学院大学(A)・立教大学(R)・中央大学(C)・法政大学(H)
の頭文字を取ったものです。
一般的には、私立大学の中で早稲田大学・慶応義塾大学・上智大学に次ぐ難関大学レベルだと知られており、世間でも人気のある大学となっています。
「日東駒専」とは、
日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の頭の漢字を取ったものです。
こちらも「MARCH」に次ぐ有名私立大学となり、毎年多くの受験生が受験する大学です。
知名度も高いので、やはり人気のある大学となっています。
②「MARCH」と「日東駒専」の入試問題の違いを主要科目で解説
「MARCH」と「日東駒専」の入試問題には違いがあります。
一部の大学を例に挙げ、科目ごとに大まかに紹介したいと思います。
【英語】
まず、MARCHの英語では、長文問題でそれぞれの大学ごとに違いが見られます。
例えば、青山学院大学の英語長文問題は数ページにもわたる英語長文を読み、
その中で内容を問う設問が出るものです。
長文を読むのにある程度の速さ、
大事な部分を読み取る正確さを合わせて持っていないとなかなか難しいです。
一方、法政大学では設問自体が英語で書かれている問題もあるほか、
下線部の意味を問うなどの英文解釈問題も出されます。
英語での問いに慣れておく必要もありますね。
また、長文以外の問題も空欄補充に選択肢がない問題があるなど、レベルは高めです。
次に日東駒専の英語ですが、MARCHほどはレベルが高くないとされています。
特に顕著なのが英語長文で、MARCHの英語長文よりも読みやすいと感じる人が多いようです。
完全マークシートではないところもある中で、基礎をきちんと身につけていれば、
すごい難問に出会うということも少ないように思います。
共通テストレベルの語彙と基礎的な文法力があれば対応できることもあります。
【数学】
MARCHの数学の問題は、文系であれば共通テストレベルで対応可能な問題も多い一方、
理系となると大学や学部ごとに難易度に差があります。
基礎的な問題と難しい問題で大きな差があり、いかに基礎的な問題を落とさず、
難しい問題で点をもぎ取るかが重要です。
簡単な問題は時間をかけずに解き、
難しい問題にかけられる時間を多く残す時間配分のテクニックが必要になります。
日東駒専の数学の問題は、ほとんどがマークシート式です。
そのため、共通テストの問題と同じように解くことができます。
難易度としても、訳が分からないような難問に出会うことも多くないため、
基本的な知識でどれだけ取りこぼさずに行けるかが重要です。
理系数学も同様に、レベルの高い問題というよりは基本的なレベルの問題が出ることが多いため、
ミスで点を落とさないようにしましょう。
【現代文】
MARCHの現代文は、大学によってさまざまだと言われています。
今までの傾向的に、最も現代文のレベルが易しいのは青山学院大学です。
英語長文のレベルが高いため、調整されているのではないかと思います。
そのため、「英語は得意なんだけど、国語はあまり得意じゃないんだよな…」
という人におすすめです。
現代文は科目の中でも難問や奇問に出会いやすい科目です。
現代文の解き方をしっかり勉強して、なるべく演習をすることが大切です。
日東駒専の現代文は先に紹介した科目と同じく、共通テストの出題方式と似ており、
レベルも共通テストと同じくらいです。
そして、MARCHと比べて漢字や熟語の問題が多いです。
現代文の勉強として語彙を増やしたり、演習をしたりすることは重要ですが、
漢字などの簡単な問題で点を落とさないように気を付けましょう。
【古文】
古文においては、MARCHも日東駒専も同じような題材を扱うため、
語彙力などに大きな差はありません。
しかし、MARCHの古文のほうがより細かく深いところまで聞かれます。
大まかな知識で対応するのは難しい問題です。正確な文法の知識を身に着けておきましょう。
とはいえ、古文は他の科目と比べMARCHのレベルに達しやすいと思います。
普段の勉強からしっかり取り組みましょう。
③「MARCH」「日東駒専」を目指す人が意識すべきポイント
MARCHを目指す受験生にとってまず意識すべきは英語です。
MARCHの英語長文は量が多い上に、語彙のレベルも高いです。
時間内に余裕をもって読み切るテクニックや、
限られた時間の中でいかに正確に読み取る練習も必要になってきます。
しかし、毎日の努力は必要ですが、やり方をきちんと身に着け慣れることができれば、
英語の点数は一気に上がります。
塾などで読み方を学ぶことができ、過去問で対策も立てやすいです。
また、現代文は大学によって難易度が様々なため、
どんな問題が出てもいいように他の科目や選択科目などの得意科目を落とさないようにすることも意識しておきましょう。
日東駒専を目指す受験生にとってもまず取り組むべきは英語です。
レベルは若干共通テストの方が難しいと言われたり、そうでなかったりというところですが、
マークシート形式がほとんどのため、形式が共通テストに似ているため、
共通テストの学習をクリアできていれば、手が付けられる状況になっていることが多いです。
多くの生徒が共通テストは力を入れている分、
合格するためには取りこぼしがないようにすることが大切になります。
まとめ
いかがでしたか?MARCHと日東駒専の入試問題についての違いが少しでも伝われば嬉しいです。
近年では難化の傾向もあるため、今の状況がいつ変わるかは分かりません。
そのため、今から準備をしてこくことが重要です。
MARCHも日東駒専も毎年志願者のとても多い大学です。
しかし今から始めれば、合格への距離がグッと近づくほか、ライバルに差をつけることもできます。
もし受験に不安を感じているのであれば、
きちんと毎日勉強する習慣や合格のためのテクニックは、私たちと一緒に身に着けていきましょう。
武田塾は合格までしっかりサポートしていきます。