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高校受験と大学受験の偏差値は全然違う?その理由は?

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皆さんこんにちは!武田塾富士吉田校で校舎長をしている川村です!

3月に入り、2023年度の入試もだいぶ落ち着いてきたところですが、

来年受験を迎える受験生の方は、もう動き出している人も多いのではないでしょうか?

 

自分の行きたい学校に合格したいなら、ためらわず勉強に取り組んで欲しいと思います。

受験は時間との勝負です!!

まだ何とかなるだろうとか、部活が忙しいからとか、

気持ちはわからないことはありませんが、後ろに回せば回すほど、

後悔してしまう可能性が高くなることだけは知っておきましょう!

 

今回の記事では高校受験と大学受験の偏差値の違いを確認していきます!

お時間のある限りお付き合いいただけたらと思います。

 

武田塾富士吉田校では、受験に関する相談、

日ごろの学習の進め方や、勉強の取り組み方などの相談を受け付けております。

授業をするのではなく、学習のサポートをする武田塾だからこそ、

生徒様の状況に合ったアドバイスをさせていただきます。

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改めて偏差値とはなんなのか

08.03.7-1024x576そもそも「偏差値」とはどういったものなのでしょうか?

 

偏差値とは同じテストを解いた時、その時の平均点を50とした時に、

自分の位置が全体のどのくらいかを測った数値の事を指しています。

 

あまり学校の定期テストでは偏差値を出すことはありませんが、

もし出そうとするならば、

5教科の平均点が300点だったとすると、偏差値50は300点となりますので、

300点よりも高い点数を取れば、偏差値が50よりも高くなり、

300点を下回れば偏差値が50よりも低くなるということです。

 

模試を受けると、基本的には偏差値が表記されますが、

基準は上記と同じように平均点をベースとしたものになります。

平均点を取れていれば偏差値50です。

 

例えば、前回よりも合計得点が上昇したのに、

偏差値は低くなった、あまり変わらなかった、

ということがあった場合は、それは平均点も上昇していることになります。

逆に前回よりも合計得点が下がったのに、

偏差値があまり変化していなかったり、

上昇したという状況では平均点が下がったということを表しています。

 

つまり、偏差値は平均点に左右されるものであると把握しておく必要があります。

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受験において偏差値は大切な数値です。

模試を受ける際は、合計得点と平均点、そして偏差値の関係をきちんと見るようにしましょう。

 

偏差値は受験する層で大きく変化する

今回は大学受験と高校受験の偏差値の違いというテーマで書かせていただいています。

まず、大学受験をする受験生の皆さんは、

「大学受験の偏差値は高校受験の偏差値-10くらいで考えなさい」

なんて意味不明なことを聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

これが事実であれば、偏差値50の高校に通っていた場合、

偏差値40くらいの大学を受験できるという認識になります。

 

「絶対にこの通り!」ということではありませんが、

何故そのような話があるのか、今からその理由を説明していきます。

 

偏差値「-10」の理由

結論から言いますと、高校受験の偏差値-10で考えるというのは、

高校受験と大学受験では受験をする学力層に違いがあるからです。

 

まず高校受験から説明しますが、

今の中学生で「高校受験をしない」生徒はほとんどいないと思います。

例え学年最下位でも、オール1を取っていたとしても、高校へは進学しようと考えます。

つまり、どこの地域においても、ほとんどの中学生は高校受験をするということになります。

 

しかし、大学受験においては、すべての高校生が大学を受験をするわけではありません。

高校卒業後の進路として専門学校、就職という選択をする生徒もいます。

すると、自然と大学受験をする層は絞られていきます。

その結果、高校受験時と大学受験時の偏差値においては、

以下の図のような構図が出来上がります。

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上の図を例に説明しますが、高校受験時に偏差値が50よりも低かった層が、

仮に大学受験はしないという状況となったときに、

大学受験をする層は、高校受験時に偏差値50から上の層からとなります。

 

こうなると、高校受験時の偏差値が60付近の人が平均点付近に集まるようになり、

大学受験の際にはそこが偏差値50という位置づけになります。

この結果、高校受験時に偏差値60よりも低い位置にいた層は、

大学受験時には偏差値50以下になります。

 

少しわかりにくいかもしれませんが、簡単に言うと、

高校受験時に比べて、大学受験時の方が平均点ラインが上昇することになります。

 

高校受験と大学受験では試験の科目数が異なるので、

以下はイメージとして考えて欲しいですが、

高校受験の平均が300点だったのに対し、

大学受験の平均点は350点になっている、

というイメージでいてもらえたらと思います。

 

350点が偏差値50なので、

もし自分がその時300点の位置にいるならば、

必然的に偏差値は50以下の数値になるということがわかると思います。

これが偏差値を「-10」する考え方の理由です。

 

高校受験と大学受験を一緒にしてはいけない

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きちんと勉強に取り組んでいる人ほど感じるものですが、

偏差値を上げるのは簡単ではありません。

一生懸命勉強しても、偏差値が変わらないなんてことはざらに起こります。

それが大学受験です。

 

特に高校受験と大学受験を同一のものと考えてしまう人は注意が必要です。

高校受験の時に成績を上げられたから、

大学受験も同じように行けるだろうと考えてしまう受験生もいるかもしれませんが、

これまでの説明でも書いたように、

大学受験は受験する学力層が高校受験よりも高いです。

 

志望大学の受験生の学力をイメージできるようになると、

今の立ち位置と、どれくらい努力が必要なのかを知れるかもしれませんので、

以下の様に考えてみましょう!

 

例①

大学受験で偏差値60あたりの大学(MARCHレベル)を目指すのであれば、

一緒に受験する層は高校受験の時に偏差値70近くを取っていた人たちが中心となるわけです。

公立高校入試で450点以上を取れていた人たちと考えると良いでしょう!

 

例②

偏差値55くらいの大学(日東駒専)を目指すのであれば、

高校受験時の偏差値が60~65くらいの人たちが受験生の中心になると考えてください。

同じく公立高校入試の時に400点付近の成績を取っていた生徒が中心です。

 

あくまでもイメージですので、これが絶対とは言いませんが、

高校受験と大学受験の偏差値には違いがあるということは念頭に置いておきましょう。

自分が偏差値60の高校に通っているから偏差値60の大学を受けられる力があるかと言えば、

そうではないことが考えられるということです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事では、高校受験時の偏差値と大学受験時の偏差値を、

そのまま見ることは出来ないということを知っていただきたく書かせていただきました。

 

しかし、これでショックを受ける必要はありません。

受験勉強に向けてきちんと取り組んでいけば、志望校に合格する可能性は誰にでもあるからです。

今回の記事の内容を知らなかったという人については、

改めて大学受験の偏差値を意識していただき、

きちんと対策を練りなおしていきましょう。

 

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