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共通テストでの得点調整について解説!今年は理科で!【2023年】

みなさんこんにちは。

武田塾 富士吉田校です。2023年の共通テストも終わり、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

国公立の2次試験や私立の一般受験に向け全力で勉強されておられると思います。

共通テストでは、特に「生物が厳しかった」という声をよく聞きます。そして、なんと今年は理科で得点調整がなされることが決まりました。

今回は、共通テストにおける得点調整とは何か、また具体的にどのような点数となるのか解説してきます。

受験で少しでも不安を覚えた方は武田塾富士吉田校へご来校ください。

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そもそも得点調整とは?

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そもそも得点調整とは、テストの選択教科・科目間で問題の難易差による有利・不利が生じないように、平均点を基準にその差を調整することです。

 

例えば、「地歴B」という科目には地理歴史の「世界史B」「日本史B」「地理B」という科目がありますが、各科目の難易度が異なり、世界史Bの平均点がすごく低いのに対し、日本史Bの平均点が高い場合、得点調整をしないと日本史Bをとっている人が有利となり教科による不平等が生じます。

 

そこで、教科間の不平等を無くすために得点調整がなされます。

得点調整がされる科目

得点調整の対象は特定の科目間で行われ、それ以外の科目では行われません。

 

具体的には

① 地理歴史:「世界史 B」,「日本史 B」,「地理 B」の間
② 公民:「現代社会」,「倫理」,「政治・経済」の間
③ 理科のグループ2:「物理」,「化学」,「生物」,「地学」の間

 

の3つの科目の間でのみ調整がおこわれます。

 

ですので、「世界史B」と「現代社会」の間で行われることはありません。

 

また、英語、国語、数学は大学共通テストではそもそも得点調整の対象にならないのも注意が必要です。

得点調整がされる基準

大学入学共通テストの得点調整は、

 

①上記同一教科内の科目間の平均点の開きが20点以上となり、

②それが試験問題の難易度によるものと認められる

 

場合、行われます。(大学入学共通テスト募集要項より)

 

②の「試験問題の難易度によるもの」という基準は明らかではないですが、総合的な判断でなされると思われます。通常①の要件を満たせば②もよほどのことがない限り認められるといえるでしょう。

 

また、、受験者数が1万人以上の科目に限るので、今年で言ったら地学は対象に入りません。つまり、地学の人は基本素点で戦うことになります。

 

得点調整の仕方

得点調整は、上記科目間の最高平均点科目と最低平均点科目との平均点差が15点になるように調整されます。
 
 
つまり、平均点さが20点から15点へと調整されるのですが、15点は確保されるので多少の有利さは残る形になります。一律に得点が加算されず、点数に応じて加算となります。
 
 
また、平均点が20点以内にあるその他科目についても、「平均点差の比率」に応じて調整が行われます。例えば、生物と物理の平均点が20点差が開いていて、化学はその範囲内の場合、生物、物理のみならず化学も調整の対象となります。
 
 
さらに、素点は上がることはあっても下がることはないように調整されています。ですので、点数が下がる心配をする必要はありません。
 
 
ですので、原則0点は0点、100点は100点のままとなります。

理科2の得点調整について

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2023年度の大学入学共通テストでは理科②の選択科目に最大の平均点差が生じ、難易度に差が生まれたとして得点調整となりました。

 

具体的には、平均点が「物理」が63.39点だったのに対し、「化学」が48.56点、「生物」が39.74点でした。つまり、「物理」と「生物」の間では23.65点の開きが生じる形となりました。

 

具体的には上の表のように得点調整がなされました。

 

なんと、

「化学」は最大7点加点(素点が42点から68点の人が対象)

「生物」は最大12点加点(素点が43点から61点の人が対象)

 

となります。

 

この平均点の差が23.65という数値は共通テスト前身の大学入試センター試験時代を含めて過去最大のもので、今まで得点調整が4回しか行われていないうちの1回ということになります。

 

ちなみに、共通テストだけでは、第一回以来の調整となります。

 

いかに今回の共通テストで難易度に差があるかということです。

 

なお、今年は物理が簡単ということもありましたが、毎年必ずしも特定の科目が難易度が高いと決まっているわけではないのであまり得点調整を期待せずに勉強をしていく必要があると思われます。

社会科目について

社会科目については、今回は得点調整の対象になりませんでした。

 

具体的には、

地理歴史において平均点が「世界史B」は58.43点、「日本史B」は59.75点、「地理B」は60.46点、と最大2点差しかありませんでした。

 

一方、公民では、平均点が「現代社会」は59.46点、「倫理」は59.03点、「政治・経済」は50.96点、「倫理/政治・経済」は60.59点と最大10点差でしかなく、20点以上という要件を満たしてはいませんでした。

 

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いかがだったでしょうか。

意外と知らない得点調整について解説をしていきました。

得点調整の結果、得点がアップして少し自信をつけた人、逆にライバルの得点が上がったことで戦々恐々としている人様々だと思われます。

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