皆さん、こんにちは!
武田塾富士吉田校の校舎長の川村です。
今回は夏期講習って受けた方が良いのか?
受けるとしたらどれくらい受けるべきか?
など記事にしていきます。
私自身も集団塾、個別指導塾での管理・指導の経験がありますので、
その部分を踏まえて、講習をどう受けると良いかをお伝えできればと思います。
武田塾では、勉強面に対する相談、進路に対する相談など様々な不安や悩みに対して、お話を伺っております。
もし抱え込んでいる悩みがあるなら、是非一度武田塾富士吉田校にお越しください!
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講習は受けた方が良いのか?
結論から言うと、当然受けた方が良いです。
まずは塾によって、講習期間中の扱いが変わりますので、
その点を踏まえて説明いたします。
まず主に講習時期のパターンを2つ挙げます。
この2つ以外のパターンがある場合は近い方を参考にしてもらえたらと思います。
①通常期と講習期で完全に分けて実施している塾
主に集団塾に多い形式だと思います。
学校に通っている時期と、夏休みや冬休みで授業を完全に分けている形です。
この形式の場合は、講習の期間中は通常の授業がない状態ですので、
講習を受講しなかった場合、期間中は塾の授業がすべて無くなります。
ただでさえ学校がお休みの時期に、
塾も全く通わないという状況は良くないと判断できると思います。
相当な理由がない限り、受けないという選択肢は取らない方が良いと思います。
②通常授業+講習の形式で実施している塾
こちらは個別指導塾で多い形式だと思います。
通常の授業はそのまま残しながら、追加コマという形で講習を実施していきます。
上の形式と比較すると、とりあえず塾に行く日は確保できているので、
絶対に受講しないとまずいという状況ではないかもしれませんが、
やはり「学校がお休みの期間」という点はきちんと意識しなくてはいけません。
特に個別指導塾の場合は、丁寧に指導するからこそ、
集団塾と比べて進度が遅い傾向があります。
通常時に遅れてしまった部分や、
逆に新学期の先取りなどを行うために講習を提案することが多いので、
その点を重視して検討するのが良いと思います。
講習を受けるメリットとデメリット
講習を受けることでプラスに働く部分もありますが、逆にマイナスに感じるところもあります。
そんな部分を記載していきます。
メリット
指導塾に通っている場合、
自分が不安に思っている内容や、普段は出来ない復習内容などを教えてもらえる機会
というのが一番大きいメリットだと思います。
受験生であれば、夏休みの講習はとても大事で、多くの知識を手に入れるチャンスになります。
冬休みでは受験前の最後の調整時期になりますので、
不安な箇所や、より力をつけるためにという形になるでしょう。
また、先にも書いたように、学校が長期でお休みの期間に実施されるものです。
そのため、朝起きないとか、ずっと家でゴロゴロしていたり、ゲームばかりしている
という様な状況は塾に行くことで軽減することができます。
デメリット
まずはお金がかかるという点です。基本的には普段よりも塾に通う時間が増えますので、
その分、かかってくる料金は増額します。
受験生であれば毎日朝から晩まで塾に居続けるなんて言うのも当たり前になるので、
受講状況によっては大きな金額を請求されることを意識しておかなくてはいけません。
また、生徒のモチベーションがとても大切になります。
学校が休みの期間ということで、やる気がでない生徒もいると思います。
何を目的に講習に通うのかもありますが、結局イヤイヤ通ってしまう状況であれば、
何も得られずに終わってしまうこともあります。
結果が出なかったらお金をお返してもらえるということもないので、
そこにお金をかけるべきかという点ではきちんと精査すべきです。
講習を受講する上での注意点
上に書いたメリットとデメリットを踏まえた上で、
講習の一番の注意点はお金をかけた割に結果に結びつかない可能性があるということです。
モチベーション云々の話をしましたが、
一番の理由は授業を受けることに特化し過ぎて、授業を振り返る時間が取れないからです。
大きな勘違いをされる方が多いですが、
たくさん授業を受けたら成績が上がるというのは間違いです。
言い換えると、たくさん授業を受けるというのは「たくさん知識をもらえる」という状況であり、
そこから結果につなげるためには、
その知識を使えるようにするための「自分の学習時間」が必要なのです。
あくまで塾側が提案してくる内容は、
もちろん生徒の成績を上げるためのものですが、
受講料は「知識を提供します」という部分に対して発生しているものなので、
生徒自身が授業以外に学習する部分はあまり考慮されていません。
たくさんの講習を受けることで、生徒自身もその授業で満足してしまうので、
自分で行うべき学習時間は減少する傾向にあります。
たくさん受講すれば、アウトプットの時間が削られる
インプットとアウトプットという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
インプットは知識を頭に入れること、アウトプットは知識を使うことを指します。
成績を上げるためにはこの2つの作業が重要です。
塾で授業を受けて知識を得ることをインプットとすると、
塾で習ったことを振り返ったり、練習する時間がアウトプットとなります。
インプットとアウトプットを上手く回す上での比率は、
3(インプット):7(アウトプット)と言われています。
つまり、塾で授業を受ける時間を3時間としたら、
7時間その勉強を自分でやると効果が発揮される、
ということが研究データで出てしまっているのです。
塾側の提案はあるかもしれませんが、
受講する以上は、結果に結びつけなくては意味がありません。
しかし、改めて言いますが、たくさん受講すれば良いのではなく、
インプットとアウトプットのバランスをきちんと意識して受講を検討して下さい。
ただし、自分でやってみるのは簡単ではない
さて、インプット、アウトプットの話をさせてもらいましたが、
一番重要なポイントは「自分で勉強する」というのは思っているよりも大変という点です。
管理されていない時間なので、自分の意思で行動しなければいけません。
そもそも講習を迎えるまでのタイミングで、
塾以外の学習時間を確保できているか、そうでないかが大切になります。
上でも話をしたように、
教わる時間よりも自分で勉強する時間の方が多くとらなければいけない状況の中、
例えば、時間を確保は出来たとしても、それまでに学習習慣が身についていない生徒であれば、
実際に何をすればよいのか、という状況になってしまう人が多いです。
武田塾なら講習はありません
武田塾は教える指導をメインとはせず、
生徒自身に「自学自習で成績を上げる」ことに重点を置いている塾です。
学習の流れの例ですが、
毎週、生徒に学習すべき内容を提示し、それを1週間の課題として出します。
1週間後に定着度を見るための確認テストを行います。
テスト後は講師とともにその学習してきた内容の言語化をしてもらい、
答えだけわかっている様な表面的な知識になっていないかを確認をした上で、
次回の課題を設定し、また1週間武田塾の勉強法を行ってもらいます。
そのため、コマを増やして指導する時間を増やしてしまえば、
自分で勉強するための時間を削ってしまうことになりますので、
通常期、講習期といった区分けはありません。
年間を通して基本的には通常の受講コースで取り組んでいくことになります。
(※外部生向けの講習は存在します。内容は通塾生と同じ内容になります。
外部向けの講習については以下のお知らせを参考にしてください。)
↓↓↓
https://www.takeda.tv/fujiyoshida/info/post-254483/
これまでも書かせていただいたように、成績アップに重要なのは、
教わる時間(インプット)よりも、学んだ知識を使う時間(アウトプット)を多くすることです。
私も指導塾での経験があるからこそわかることですが、
基本的に指導塾に通っていて、成績の上昇があまり見られない生徒はインプットがメインとなり、
アウトプットの時間を取っていない生徒が多いのが現状です。
言い換えると、塾に行っているだけで、それ以外に学習する時間が少ないということです。
生徒も、保護者様も塾に通っていることが満足であれば良いのですが、
せっかく塾に通うのであれば、成績を上げたいと思いませんか?
もし、今塾に通っていても成績に変化が見えないという状況であれば、
是非、武田塾の指導法を聞きに一度教室にお越しください。