受験勉強を頑張る理由（あなたの第一志望合格可能性は？）

みなさん、こんにちは。

武田塾富士吉田校舎長の江見です。

みなさんは新学期になったものの、大学受験はまだまだ先のことと思っていませんか？

または、高校受験の経験から意外と大したことないと考えている方もおられるかもしれません。

今回は、実際、通常、どのくらいの人が自分の最初に思った大学に入れるのか、また何のために受験勉強を頑張るのかを個人的な見解とともに解説していきます。

受験生が第一志望の大学に合格する可能性

受験生の皆さんにとって、今、行きたい大学がありますか？

漠然ですがあると答えた人が多いと思います。

で、今から10ヶ月後、大学受験で春の第一志望を10ヶ月後に受験できる人は4%と言われています。

つまり、1クラス40人位とすると、1人か2人しか自分の当初希望した大学に受験することができません。

そう、96%の受験生は夏以降に第一志望を変更しています。

では、変更する主な理由は何かというと、

自分の成績が志望校の偏差値に合わない

からです。

変更する方は他の大学が魅力的だとか色々と理由を言いますが、ほぼ志望大学にいける成績を取れればそちらに行きます。

つまり、完全に自分の実力不足です。

また、そのなかで、実際に第一志望に合格するのは追跡調査で、約1.3%とわかっています。

つまり、最初から自分の志望通りに大学に行けるのは、2クラスの中で1人だと分かっています。

泣きたくなる数字ですよね。

つまり、大学受験は失敗するのが当たり前の世界になっています。

では、そんな現実があるとして、みなさんはなぜ勉強をすべきなのでしょうか？

受験勉強で大事なこと

自分の志望大学に合格するためには、結論、正しい努力を大量に勉強しなければなりません。

1日2、3時間の勉強量で第一志望の大学に合格できるほど甘い世界ではありません。

よほど数時間で余程、能力が高いか志望大学が低いかのいずれかです。

受験では、1日10時間以上の勉強を毎日やり続けてようやく合格が見えてくる世界なのです。

長時間勉強して得られること

では、長時間、勉強をし続けたら必ず合格するのか、というと実はそうでもありません。

現実問題、難関大学では合格者よりも不合格者の方が数が多いという現実があり、勉強すれば必ず合格するというものでもありません。

1日10時間以上頑張って勉強しても合格しないというのは何か踏んだり蹴ったりな気持ちかもしれませんが、実はそうではありません。

長時間受験勉強をすることで得られる大きなことが2つあります。

それは

・本気をだすことの大切さ

・努力の閾値をあげられる

という点にあります。各々解説していきます。

本気を出すことの大切さ

少し前に流行った漫画に「俺はまだ本気をだしていないだけ」というものがありました。

堤真一主演の映画化もしているので、そっちで知っている方もいるかもしれません。

そこでは、自意識が高いが努力をしていない主人公が描かれているのですが、実に滑稽なのです。

不完全燃焼で人生を生きてきて、だらだら日常を過ごすそんな生活を送っていて、本当に幸せなのか、と考えてしまいます。

勿論、努力して報われないと、全く努力しなくて報われないと結果は同じかもしれません。

しかし、「やるべき時に本気になれる」というのは、大事な財産となります。

その努力が本当に向いているかどうかは一生懸命やらなければ、自分の向き不向きはわからないものです。

例えば、自分の目の前の土地に金塊があるかもしれない、という話があったとします。

そこで、まず目の前の土地をすべて掘ることが大切です。

もしそこに金塊がなければ次の土地を採掘すればいいのですが、ここで、目の前の土地を掘り尽くさないまま次の土地へ進むとしましょう。

すると、いつまでたっても「もしかしたらまだ、あの場所に金塊があるかもしれない」と気になって、前の土地と、新しい土地を行ったり来たりすることになります。

そうなると「まだ本気になってないだけ」人間の完成です。

自分が何者かわからずに、つまり、何が向いているとか、何に向いていないとかわからずに根拠のない万能感に支配されて努力をしなくなります。

一方、やりきって何もなかったら、心置きなく次の場所を掘りにいけます。

それはつまり、自分の勝ち方をみつける、ということにつながっていきます。

これはどうやら違ったらしい、向いていなかったと考えることができます。

勉強だけじゃないものさし、それは例えば主体性だったり、コミュニケーション能力だったりするのですが、そういったもので戦っていこうか、と考えを改めて持つことができるでしょう。

努力の閾値を上げれる

熾烈な受験勉強を戦ってきた人は1日10時間以上机に座って勉強をしてきた人です。

これにより、努力の仕方を身につけました。

また当たり前のレベルも上がったと思いますし、それに伴い「努力」と呼べるレベルも上がったと思います。

目標を決めること、そしてそれに向かって努力すること。

今の自分の延長線上には理想の目標はありませんから、自分を変えていかなければなりません。

そうでなければ目標を変えるしかありません。

自分を変えるとは、日常の自己規律、簡単にいえば、生活習慣を今の「自分らしく」ではなく、理想の「自分らしく」に変えていくことです。

いきなり結果は良くなりません。

変わるときは一瞬ですが、変わるには時間がかかるのです。

努力の本質はただがむしゃらに頑張るだけではありません。

環境を整え、精神力を使わないように仕組み化し、自分との約束を守ることが継続のコツです。

努力をするときはやる気を出すのではなく、やる気がなくても回る仕組みを用意することが大事です。

朝起きたら、とりあえず机に座る。まずは目の前の5分間、勉強する。いつの間にか時間がすぎる、調整する、そんなことの繰り返しです。

そして、自分で「努力」と思うレベルも上がっています。

当たり前と思っていることにストレスは感じませんから、振り返ってみて、努力を努力と思わなくなっている自分に気がつくでしょう。

武田塾富士吉田校で教えていること

武田塾富士吉田校は予備校なので、基本的には受験で必要な情報や勝ち方などを教えています。

どうしたら、英語の得点がより多くとれるかなど受験勉強をサポートすることに終始しています。

しかし、本当に教えたい大切なことは、真剣に努力をし、継続することの大切さです。

勿論、志望校の合否は大事ですし、合格するよう最大にサポートします。

しかし、大事なのはその努力を日々継続できるよう、サポートする点にあります。

通学されておられる生徒さんの声で一番多いのが、「勉強を継続することができるようになった」という点です。

具体的に何をやっているかというと、

・毎日、生徒一人ひとりに勉強ができているかのチェック

です。

自習室を利用している生徒には、変える前にその日の勉強した内容のノートを確認し理解ができているかみています。

また、自習室に来れない日には、Lineなどを通じて、行った勉強の写真を提出してもらっています。

さらに、１週間勉強した内容を確認テストでチェックという日々勉強を継続させる工夫が武田塾富士吉田校ではいたるところで行われています。

一人で努力を継続するのが辛い人は、一度武田塾富士吉田校にご来校ください。

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