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信州大学医学部って?合格者や偏差値や学費・評判について解説

みなさんこんにちは!武田塾富士吉田校校舎長の江見です。

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今回の記事では信州大学医学部について紹介します。

信州大学医学部は関東甲信越屈指の名門学部です。

信州大学医学部は他の地方国公立の医学部に比べて入試科目の難易度がそこまで高くないという特徴があります。

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信州大学医学部の基本情報

信州大学医学部は長野県松本市にキャンパスがあります。

 

学科としては医学科と看護学科の2つです。

 

偏差値は52.5〜65.0となっています。

 

(パスナビ) 他の地方国公立大学医学部と比べると標準的な数値となっています。

医学科

信州大学医学部医学科は長野県唯一の医学科です。

 

6年間かけて基礎医学(知識系)と臨床医学(実践)をバランスよく学びます。

 

国家試験の合格率は令和3年度は100%、令和2年度は91%と比較的高い割合で合格しています。

保健学科

信州大学医学部保健学科では

 

①看護学専攻

②検査技師学専攻

③理学療法士学専攻

④作業療法士学専攻

 

の4つの専攻があります。

 

保健学科の大きな特徴としては看護学専攻のみならず検査技師と理学療法士と作業療法士のコースがあることです。

 

これら3つの資格はすべて国家資格で、最近人気の資格です。

 

国立大学でこの3つの資格がとれる大学はほとんどありません。

 

医学部がある大学は多いですが、医師か看護師にしかなれない国立大学がほとんどです。

 

そんな中、信州大学では医師や看護師以外にも3つの国家資格が取得できます。

医学部のキャンパスについて

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信州大学は県内に5つもキャンパスがあります。

 

1年生は全員松本キャンパスで学び、2年次から別のキャンパスに行きます。

 

しかし、医学部は6年間松本キャンパスで学びます。

 

松本キャンパスは信州大学のメインキャンパスでもあるので、さまざまな施設があります。

 

医学部付属病院も松本キャンパスにあります。 また、松本キャンパスには医学部専用図書館もあります。

 

医学部図書館では多くの学生が勉強に励んでいます。

入学後の学校生活について

入学して1、2年は他学科と同じ共通科目や医学の基礎的な科目を学習します。

 

1年生から2年生にかけてだんだんと専門科目が増えていきます。

 

そして3年生からは全てが必修の専門科目となります。

 

専門科目を乗り越えて、4年の後期から実際の病院で行う実習が始まります。

 

そして6年生のときに国家試験を受けて卒業していきます。

 

その間、留年する人もいるのできちんと勉強することが必要です。

 

6年間でだいたい2割程度の学生が留年するそうです。かなり、厳しいですね。

信州大学医学部のアピールポイント

信州大学医学部のアピールポイントとして、入試問題が簡単である、臨床実習が盛んであるという点があります。

 

詳しく解説していきます

入試問題が比較的簡単

信州大学医学部の入試問題は医学部のなかで比較的入試問題がやさしいことが挙げられます。

 

信州大学医学部の二次試験の科目は数学、理科、英語、面接です。

 

この中でも特に理科が比較的解きやすいと言われています。

 

理由としては、医学部の理科の問題(生物・化学・物理)は他学部(理学部など)などと問題が同じという点です。

 

通常、医学部試験は独自の試験で難易度が相当高いです。ですが、他学部との試験が同じという点で比較的易しいといえるでしょう。

 

また、他学部は1教科ですが、医学部医学科は150分で理科を2科目解きます。

 

理科が苦手な方は信州大学の二次試験の問題を一度見てみてください。

 

さらに、数学も他大学の医学部に比べて解きやすいと言われています。

 

ただ、解きやすい=高得点勝負となります。

 

基礎的な問題を落とさないようにすることが大切です。

 

得意な人は満点を目指して対策しましょう。

社会人の合格に寛容

医学部は他の学部と比較すると、再受験生を考える人が非常に多い学部であるにも関わらず、年齢差別が黙認されている状態です。

 

しかし、信州大学医学部では令和3年の実績ですと、22歳以上の医学部再受験生は45名受験して8名合格しました。

 

つまり、再受験がそれほど厳しくないといえるでしょう。

150通りの臨床実習

多くの医学部では5、6年生で実習に行きます。

 

その実習の種類が信州大学ではなんと150通りもあります。

 

これは他大学の医学部と比べても圧倒的に多いです。

 

実習先としては信州大学附属病院はもちろんのこと、県内の他の病院(上田市や長野市など)や他県(東京など)の病院にいくこともあります。

 

これらの実習を踏まえて、自分がどの科に行くのかを決めるのです。

 

また、実習に参加している際の学生の身分は「スチューデントドクター」です。

 

ただお客さんとして見ているのではなく、カルテを書いたりカンファレンスに参加したりするなどより実践的なことを学べます。

学費について

今回は1年次の学費を紹介します。

 

信州大学医学部医学科1年次の学費は以下のかたちになります。

入学金 授業料 合計
282,000円 535,800円 817,800円

   

入学金の額や授業料は他の国公立大学と同じくらいの学費ですね。

 

信州大学医学部は私立大学医学部と比べると安く通えます。

信州大学の口コミ・評判

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信州大学医学部の口コミを見ていきます。

 

良い口コミと悪い口コミがありました。

良い口コミ

・就職の求人が多い。
  ・先生の面倒見がいい
  ・優秀な人が多い

 
悪い口コミ
 

・交通の便が悪い
  ・校舎が古い

 
調べてみると基本的には良い印象を持っている人が多かったです。
 
 
ただ、交通の便が悪かったり校舎の空調が悪かったりすることがあるようです。
 
 
国公立大学なので、私立大学に比べると劣るところもあるのかもしれません。
 
 
附属病院など研究機関の施設は充実しているそうです。
 
 

入試について

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医学部の入試方式は3つあります。
 
・一般入試(前期試験)
・一般入試(後期試験)
学校推薦型選抜
 
 
医学科では一般試験(前期)と学校推薦があります。後期はありません。
 
 
医学部で後期があるのは看護学科のみです。それでは、詳しくみていきましょう。

医学科の入試科目と合格者数について

 
入試科目に関しては一般も推薦も共通テスト(国語・数学・理科・英語・社会)と面接です。
 
 
国語200点、英語200点、数学200点、理科200点、社会100点、合計900点となります。
 

推薦入試は、基本的に地域枠と地元出身者枠の二つで基本的に長野県の高校生が対象です。大体25名前後が合格することができます。

 

大学入学共通テストの成績が,合計点 900 点満点の80%以上であった者から、面接を加味して合格を決めていくとのことでした。

 

そこでで共通テストを720点以上取れるよう準備する必要があります。

 

一方、一般試験では共通テストと二次試験(英語・数学・理科)面接があります。

 

共通テスト450点満点に換算し、二次試験は600点として、合計1050点満点で判断されます。(二次試験配点比率57%)

 

合格最低点が昨年のデータですと830点でしたので、約8割を取らなければなりません。合格者自体は100名ほどでています。

 

つまり、全体で8割取れるよう、比較的に簡単な共通テストで9割、個別試験で7割程度を目指していくのが一つの目安かと思います。

 

  推薦(地域枠・地元出身) 一般(前期)
合格者数 25 101
合格最低点 不明(但し、共通テスト8割が必要) 830点/1050点

 

保健学科の入試科目と合格者数について

次に保健学科の入試についてです。

 

保健学科は学校推薦と一般試験(前期・後期)があります。詳しくみていきましょう。

 

学校推薦について

学校推薦では、共通テストを課さない推薦(I型)と課す推薦(II型)もあります。」

 

I型(共通テスト不要型)は、面接と小論文で判断します。

 

募集は18名程度です。作業療法専攻と看護学専攻を希望する生徒のみ受験します。

 

II型(共通テスト必要型)は、共通テストが国語100、社会50、英語200、数学200、理科200の750点と個別試験(面接と提出書類)300点の合計1050点で判断されます。

 

こちらは、検査技術科学専攻と理学療法専攻のみとなっています。募集は9名となっています。

 

一般試験について

前期日程では、共通テスト(国語100・数学100・英語100・理科100・社会50)450点満点と個別試験(数学200、英語200、調査書50)450点満点の900点満点で判断されます。

 

募集は全専攻を含め104名で、合格最低点は看護学専攻で485点となっています。

 

つまり、6割程度とれれば合格できるイメージです。

 

なお、作業療法学専攻のみ、理科は基礎科目2科目でOKという文系ぽい措置がとられています。

 

後期日程では、共通テスト(国語100・数学100・英語100・理科100・社会50)450点満点と個別試験(面接・調査書)200点の合計650点となっています。

 

募集は12名で、合格最低点は496点となっています。8割近く取らないと合格できないかたちです。なお、理学療法専攻は後期はありません

 

  推薦I(共通テスト不要) 推薦II(共通テスト必要) 一般前期 一般後期
募集人数 18 9 104 12
合格最低点 不明 不明 485点/900点

496/650点

募集している専攻 看護学専攻・作業療法専攻 理学療法専攻・検査技術科学専攻 全専攻 看護学・作業療法・検査技術科学

 

共通テストの英語について

共通テストの英語ですが、リーディング100点、リスニング100点満点ですが、信州大学は4:1の割合に換算されます。

 

つまり、共通テストで英語200点は、リーディング160点満点、リスニング40点満点に換算されます。

 

つまり、リスニングでの1点とリーディング1点は重要性が全然違うということでしょう。リスニングで100点とっても40点に換算されてしまい、リーディングで50点しかとれない場合80点になります。

 

信州大学を受験する人はますますリーディングが重要と言えるでしょう。

 

もっとも、医学科は8割必要なのでリーディングリスニングでもほぼ満点近くとる必要があります。

 

信州大学医学部医学科におすすめの国立大学後期併願先

信州大学医学部の偏差値は52.5〜65.0となっています。(パスナビ)

 

そして、信州大学医学部医学科を受験する人は、後期どの大学を併願すればいいかいくつか紹介します!

山梨大学医学部

山梨大学は医学科と看護学科があります。

 

偏差値は50.0〜65.0となっています。(パスナビ) 信州大学とレベル的に似た大学です。

 

また、医学科が後期日程なので、地理的に近いこともあり医学科受験の人は信州を前期で、山梨を後期で押さえておく人が多いです。

 

また、後期の募集定員が90名という他の後期医学部の定員に比べ大きいといえます。

 

また、22歳以上の合格者が多く再受験が寛容という点でも信州大学と同じです。

 

参考記事として「山梨県で医学部や看護系に行きたい人へ【梨大学医学部を中心に】」があるのでご覧ください。

 

山形大学

2つ目は山形大学です。

 

医学部の中では高知大学に続き偏差値も低いのが特徴で、後期受験できる大学です。

 

後期の定員が15名という枠は狭いですが、89%の得点取得で合格することができます。

 

また、一般的に女子は医学部に合格しにくいと言われていますが、女子にも門戸が開かれている大学で女性の合格比率も高いです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

信州大学医学部では基礎的な勉強はもちろん、附属病院を活用した実践的な学習をすることができます。

 

また、国公立大学では数少ない臨床検査技師や理学療法士の資格を取れる保健学科もあります。

 

東京からも遠くはないので、首都圏の高校生もぜひ信州大学を視野に入れてみてください。

 

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