みなさんこんにちは!武田塾富士吉田校です。
富士山駅から徒歩5分の場所にあります。
武田塾では毎年、偏差値30台やE判定から短期間で難関大に合格しています。
そこで、大学受験にむけた様々なことを記事にしていきます。
今回は都留文科大学「比較文化学科」の二次試験対策です。他の記事ではあまり取り上げられることがない話題ですのでぜひ読んでみてください!
武田塾富士吉田校では無料受験相談を実施しています。
無料受験相談のお申し込みはこちらからお願いします。 武田塾富士吉田校(0555-28-70058)まで
比較文化学科の入試方式について
比較文化学科にどのような入試形態があるかを紹介します。
比較文化学科は、他学科に比べて特に個性的な入試方式がありません。
種類としては、
・学校推薦型選抜
・大学入学共通テスト利用学校推薦型選抜
・一般入試(前期、中期)
のみです。
その中の学校推薦で小論文、共通テスト利用が共通テストと書類、前期試験は共通テストのみです。
中期試験で共通テストの点数+大学が独自に実施する試験(英語)が課せられます。
配点としては共通テストが300点、二次試験が300点の計600点満点です。
中期試験について
二次試験は
英語1科目で時間が100分です。
記述式です。
出題形式としては大問が2つ、長文も2つ
同じく中期日程の二次試験で英語を課す英文学科は同じ100分で大問が5つです。
比較文化学科ではより1問1問に時間がかかると考えたほうが良いでしょう。
次に問題の種類としては、主に
①英文和訳
②内容説明
③同意表現
④内容真偽
⑤語句補充
です。
メインは文章を読んで答える問題で、あまり語句や文法問題が出題されません。
ですが、例年英文和訳が出題されます。
また、後ほど述べますが、出題されるのは共通テストなどよりも難易度が高い英文です。
このように、和訳をしたり、難しい内容の文を読む際には文法、語法の知識も必要です。
ちなみに、問題文の注(難しい単語や表現につくもの)は英語で書かれていますが問題の指示は日本語です。
注まで英語で書かれると大変だと思う人もいるでしょう。
ですが、比較的簡単なレベルの英語で書かれているのでそこまで心配はいりません。
2019年の問2の問題解説
では、実際に問題を解いてみましょう。
下に表示している問題は2019年の問2です。
問題としては、この文を訳せと指示が出ています。
Despite the fact that English is not among-the country’s three official languages, and is not spoken natively, the players use it to coordinate on the field, talk to their coach, and blame each other for bad game-time decisions.
まず見てわかることとして、1文の長さが長いですね。
文の切れ目を探しましょう。
Despiteから始まって、切れ目はどこかを探しましょう。
andの部分かthe playersの部分かの2箇所で悩むと思います。
ここでのandは等位接続詞と言います。
等位接続詞について
等位接続詞とは、文と文、句と句、名詞と名詞など、同じ性質のものを並べる役割があります。
いくつか例をあげるとand、 or、 so、 yet、 but、 for、 norなどがあります。
詳しい内容についてはこれをみるといいですよ。
等位接続詞にそって翻訳する
文をわけると以下の形で区切れます。
<Despite the fact that English is not among-the country’s three official languages, and is not spoken natively,>
<the players use it to coordinate on the field, talk to their coach, and blame each other for bad game-time decisions.>
文の切れ目がわかりましたね。 次にこの問題で問われているポイントは文のつながりです。
先ほどandは等位接続詞は”文法的に等しいもの”をつなぐと言いました。
andの後ろのis not~はどことつながるのでしょうか。
前を見るとis not~という部分がありますね。 そことつながります。 そして後ろのtalkはuseとつながります。
Despite the fact that English
is not among-the country’s three official languages,
and is not spoken natively,
後ろの文では
the players
use it to coordinate on the field,
talk to their coach,
and blame each other for bad game-time decisions.
このようにつながりや切れ目がわかれば訳しやすいでしょう。
模範訳としては
英語が国の3つの公用語の中に入っておらず、母語のように話されていないという事実にもかかわらず, 選手たちは競技場で人をまとめたり. コーチに話したり, 試合中の失策についてお互いを責めたりするのに使っている。(赤本より)
となります。
出題傾向の文章の内容について
次に出題される文章の内容について見ていきます。
2021年度では
大問1は大坂なおみ選手自身のアイデンティティを問う文章、
大問2はコロナ禍におけるバングラディシュの衣服産業の様子
2020年度では
大問1はオーバーツーリズム(観光公害)に関して、
大問2は海洋プラスチックの問題点に関する文章
でした。
このことからわかる通り、比較文化学科の二次試験ではかなり”社会的”な文章が出題されます。
考えられる要因としては、都留文科大学自体が文系の単科大学であることが考えられます。
そのほかにも、比較文化学科では英語力が求められるという事実があります。
特に1年次には多くて週4時間も英語の時間があります。そして2年生では「比較文化専門購読」という授業があります。
この授業では自分が関心を持つ分野の文献を読みます。
いくつかの授業は日本語の文献ですが、多くの授業では英語で書かれた文献を読み討論します。
これらの授業で読む本の内容は、二次試験で出題される内容と重なるものがあります。
比較文化学科の二次試験を受ける学生は、今読んでいる英文が大学入学後にも役立つと胸に刻んでおいて下さい。
対策方法
問題形式を見ればわかる通り、他の国公立と似たような問題です。
ですので、国公立向けの勉強法で良いと思います。
ただ、英作文が出題されないので英作文専用の対策をする必要はないでしょう。
英文解釈のレベルとしてはポレポレまではいりません。
それ以下のレベルでいいでしょう。
単語のレベルに関しては英検2級以上準1級以内の体感です。
ですのでまずは英検2級レベルの単語をおさえて、与力があればそれ以上のレベルに挑戦したほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
あまり話題にされない比較文化学科の二次試験について紹介しました。
正直、難易度は高いのできちんと対策をする必要があります。
ですが、内容がとても面白いので読んでいて苦ではないと思います。
また、出題形式が典型的な国公立タイプなので他の国公立と併願しやすいでしょう。
ぜひ楽しみながら勉強して下さい。 武田塾富士吉田校では無料受験相談を実施しています。
無料受験相談のお申し込みはこちらからお願いします。
武田塾富士吉田校(0555-28-70058)まで
■無料受験相談 受付中■
富士吉田校では、無料受験相談を実施しております。
「志望校に受かるための勉強方法」
「受験生はいつまでに何をやっておくべきか?」
「成績をあげるには?」
など入塾の意思を問わず、
どんな悩みや相談にも無料でお応えします!!
塾選びの前にまずは話だけという方も大歓迎です!
受験を絶対に成功させたい方はぜひ一度相談にお越しください!
中学受験、高校受験のご相談も受け付けております。
無料受験相談のお申し込みは 武田塾富士吉田校までご連絡ください↓
【武田塾富士吉田校への入会可能学年及びサポート内容】
・小学3〜6年生の中学入試受験指導及び学校の補習
・中学1~3年生の高校入試指導及び学校の補習
・高校1~3年生の大学入試指導及び学校の補習
・既卒生・社会人の大学入試サポート
・その他(航空大学校・防衛大学校への入学・編入サポート)
・TOEIC/TOEFL対策
・英検/中国語検定
■LINE■
富士吉田校には公式LINEがあります! LINEから受験相談の申し込みや勉強相談も可能です。
⬇︎こちらも無料で登録できます⬇︎ LINE公式アカウント
武田塾富士吉田校公式のtwitterです。日々呟いています。フォローよろしくお願いします
武田塾富士吉田校の公式インスタグラムです。よければフォローしてください。
■武田塾 富士吉田校■
TEL:0555-28-7005
Mail:fujiyoshida@takeda.tv
住所:山梨県富士吉田市上吉田4丁目4−18