みなさんこんにちは!武田塾富士吉田校です。
さて、今日は富士吉田周辺の高校生の多くが受験するであろう共通テストの社会科対策について考えてみたいと思います。
社会について、よく受験相談で
「覚えられない」
「よくわからない」
など思っている人はぜひとも参考にしていってください。
国公立大学の二次試験で社会の必要性
社会について、文系の人だったり、私立大学の文系中心に勉強していっている人は、国公立の二次でも社会の勉強しないと思っていませんか?確かに、東大・京大など難関大学は当然二次試験でも社会科目はあります。
しかし、富士吉田市周辺の学生が進学する率が高い国立大学の山梨大学の二次試験には社会がありません。
受験相談をしていると意外と驚かれるのですが、地方の国立の二次試験(個別試験)で社会がない学校が多いです。詳しくは、希望する大学のHPをしらべてみましょう。
じゃあ、社会が苦手な人はそれほど勉強しなくていいのかというとそうではありません。
むしろ、大学入学共通テストで受験科目になる場合が多いので、共通テストの配点割合が高い大学を受けるならしっかりとやっておいた方がいいでしょう。
特に社会科は、一度きちんと暗記をすれば得点しやすい科目ですのでとれるだけ点数をとっていきましょう。
そこで、共通テストの社会の問題分析について述べていきます。
共通テストの社会の出題分析
出題形式自体はセンター試験と比べて大きく変わりました。
ですが、知識の重要性は変わっていません。今回は、予備校の先生方からとても評判が良かった問題を紹介します。 出典は2021年大学入学共通テスト地理歴史「世界史B」本試験 第4問Cです。
資料 イギリス人植民地行政官マローリーによる覚書
インドの住民が通常話す言語は文学的,料学的情報を伝える語象をもたず、貧羽で粗野なため, いかなる員重な化品もそれらの普語に翻訳するのは容易ではありません。 より高度の学間を追求する手段をもつ階層の人々を知的に向上させる仕事が、現状では彼らの土着語でない別の言節によってのみ効果をもちうるという点は、すべての方が認められるだろうと思われます。それではそうした言語とは何でしょうか。 公共教育委員会の半数の委員は英語であるべきだと主張しています。残りの半数はアラビア語と( エ )語を推しています。 私は,、どの言語を知るのが最善かということに尽きると思います。私には( エ )語、アラビア語いずれの知識もありません。 しかし私はそれらの価値を正しく評価するために、インドとイギリス満国で、東洋の諸言語にすぐれて堪能な人々と話をしました。私は東洋の学間を, 東洋学者自身の評価のままに受け取るつもりです。 すぐれたヨーロッパの図書館のたったひと棚分の書物が、 インドやアラピアの言語で書かれたすべての文献に相当することを否定する人を私は彼らの中に一人として見出せませんでした。 西洋の文献の本質的優越性は東洋的教育方式を支持する委員諸氏によっても十分に容認されるところであります。
先生: この資料は、「マコーリーの覚書」として知られています。 英領インドで教育を受けるインド人が学ぶべき言語とその教育内容との決定に大きな影響を与え, 結果として英語教育が導入されることになりました。
鈴木: 古代インドで多くの文学作品が書かれた( エ )語が学ぶべき言語の候補になるのは分かりますが、 なぜアラビア語も候補になったのでしょう
どうでしょうか?
一見引いてしまうような史料問題でも知識があれば解決の糸口を見つけることができます。
共通テストの問題に関して、他の科目は批判されることが多いですが社会科は良い問題であるという意見が多いです。
本問はインドがイギリスに統治されていた時の史料ですね。
この問題はそこまで難しい問題ではないですが、きわめて共通テストらしい問題です。私は最初に問題から読むのをおすすめします。
問7のあには文学作品の名前が書いてあります。サンスクリット文学の代表であるシャクンタラーと、ペルシア語で書かれているルバイヤート、性質の大きく異なる作品が選択肢になっていることを覚えておきます。
資料から読み取れる事柄もざっと読んでから資料と会話に戻ります。資料は西洋のインド蔑視であることがなんとなくわかります。
この時点でエの言語は断言できませんね。
読み進めると7行目に「残りの半数はアラビア語とエを推しています」というのが書いてあります。さらに読み進めておくと「インドやアラビアの言語で書かれたすべての文献に相当することを否定する人を、私は彼らの中に一人として見出せませんでした」というのがあります。チェックしておきましょう。
そして会話を読み進めていくと鈴木の発言に「古代インドで多くの文学作品が書かれた(エ)語」とあるので言語は断定できました。エの言語はサンスクリット語になりますね。
このような見方で問を解きます。慣れれば難しくないです。
共通テスト社会科の大きな特徴として史料も読まないと解けないということがあります。以前のセンター試験で史料は正直、”飾り”です。ほとんど読まずに解けました。
ですが、共通テストに出てくる史料は基本的に読まないと解けません。慣れないうちは”コツ”がつかめなくて苦労すると思いますが模試や問題集の問題をしっかりと解いていけば必ず目の付け所がわかるようになると思いますので後回しにせずにしっかりと勉強していきましょう!
共通テストに向けた社会の勉強法について
史料問題が増えて、一見知識がいらないように見えますがそんなことはありません。
史料読解が得意でなくてもある程度の知識があれば解けます。まずは、しっかりとした知識をつけて勉強をしていきましょう。
ですから、地道にコツコツ勉強して行きましょう。そこで得た知識というものは私立大学の試験でも役に立ちます。次に、共通テストで高得点をとるためのおすすめの参考書を書いておきます。
社会を突破するためのおすすめ参考書
世界史のおすすめの参考書ですが、詳しくは武田塾チャンネルで語られています。ご自分のレベルに沿った形でどのような参考書を使い勉強を進めていくのか詳しく中森先生が解説してくれています。
かなりおすすめの完全保存版動画ですね。
日本史ですが 日本史は共通テストの前から多くの史料対策問題集が発売されていました。
その中でも今回は 金谷俊一郎著『日本史史料一問一答 完全版』です。金谷先生が膨大な量の入試問題を解いてパターン化した史料問題のコツがたくさん書かれています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
共通テストで社会の勉強に対して少しでも不安が和らぐと嬉しいです。社会の勉強がそれでもわからないという人は武田塾富士吉田校に是非来てください。
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