みなさん、こんにちは!
武田塾藤井寺校です!!
今回のテーマは「『現代文読解力の開発講座』の正しい使い方」です。
『現代文読解力の開発講座』をやってみたけど、思うように点数に結びつかないという、あなた!
『現代文読解力の開発講座』の成績が上がる使い方を徹底解説します!
『現代文読解力の開発講座』の正しい使い方!
『現代文読解力の開発講座』とは?
『現代文読解力の開発講座』とは、霜 栄さん(著)の駿台受験シリーズの参考書です。
武田塾ではずっとこの参考書をオススメし続けていて、伝統の参考書の一冊とも言われるものです!
実際にこの『現代文読解力の開発講座』をうまく使いこなして難関大学に合格した先輩がたくさんいます!
でも、良いと聞いて『現代文読解力の開発講座』をやってみたけど、返り討ちに合ってしまう人が結構います。
『現代文読解力の開発講座』がうまく機能しない理由①
では、どこがそんなに難しいのでしょうか。
これは、まず単純に設問が難しいです!
大学入試から引っ張られてきた問題が10問あって、結構しっかりと解かないといけません。
しかも、難関大学の問題も含まれているので、初手でつまずいてしまいがちです。
これまで、
『田村のやさしく語る現代文』
『入試現代文へのアクセス 基本編』
に取り組んできて結構文章が読めるようになってきたという人、
共通テストの文章も読めるし、日東駒専の文章も読めてきたという人でも『現代文読解力の開発講座』はなかなか難しいです。
他の参考書はスムーズにできたため、『現代文読解力の開発講座』が悪いと思ってやめてしまう人もいます。
『現代文読解力の開発講座』がうまく機能しない理由②
二つ目のうまく機能しない理由は、私立受験の人が要旨など書く必要がない、記述など関係ないといって取り組まないことです。
でも、『現代文読解力の開発講座』の設問の正答率は一切気にしなくていいんです!!
大体の人が初見では問題が解けません。
間違えても大丈夫です!!
『現代文読解力の開発講座』の目的は、「正しい読み方を知ること」です!!
文章への向き合い方を知るということに目的があります。
設問はそのためのツールに過ぎないのです。
理解できているかを確認する手段として『現代文読解力の開発講座』の要約問題を利用します。
さきほども言いましたが、私立希望なので、
「要旨は出来なくても関係ない。」
「全部マークなので大丈夫。」
「共通テストだけなので、マークができればOKです!」と思っている人は、ダメなんです!!
共通テストの現代文を見ればわかりますが、
一部分だけを読んで答えを探すだけでは解けません!
しっかりと全体の文章で何が言いたいか分かっているか、しっかり考えて読まないとダメな設問の作りになっています!
特に私大の中でも最難関と言われる早稲田の現代文は、ものすごく要旨が活きてきます!
むしろ要旨を捉えられない読み方では戦えません!!
『現代文読解力の開発講座』をクリアしないと難関大学合格は不可能と言っても過言ではありません!!
慶應は小論文の中で要約を出してきます。国語の記述を通り越した文章の要約です。
なぜかというと、文章が何を言いたいかを捉えることが、現代文で一番根本にある大事な部分になるからです!
筆者が何を言いたいのか、論点は何かを押さえられているかが問われます。
早稲田のような私立大学は受験者数も非常に多いので、記述式のテストだと採点にものすごく時間がかかってきます。
そこで早稲田はどうしているかというと、マーク式でありながら、記述と同じように頭を働かせていないと全く歯がたたないような選択肢で作られているのです!!
だから、難関大学ではマーク式でも記述ができればスムーズに戦えるのです!
記述対策をしていけば、記述がない志望校以外でも合格を狙えます。
解答のプロセスを理解する
『現代文読解力の開発講座』を打ちのめされずに正しく使うには、要旨や設問に至るまでのプロセスを理解するようにしましょう!
まずは、全然出来なくても大丈夫なので、一度設問を解いてみて下さい。
そして解けた・解けないにかかわらず、その後の解説は丁寧に読んでください!
文章を読み進めていく上で、目の付け所やこのパターンで聞かれたらこれがポイントというのが非常に細かく書かれています。
その頭の動かし方をして読んでいくと、要約が出来上がるという解説の構成になっています。
解説を要約ができあがるところまで読むのが第一ステップになります!!
次に、ここで終わらずにもう一度解いてみて下さい!
最初は要約も自分一人では書けないのがほとんどだと思うので、最初からできなくてもいいです。
1回目は、こうやったらまとまるんだと理解できれば大丈夫です!!
そうして2回目に設問を解いて、要約にもチャレンジしてみて、先程読んで理解した内容が自分で再現できているかを試してみて下さい。
2回目で出来ていれば、とても優秀です!
ここで、要注意ポイントがあります!
よくあるのは、復習のプロセスをやっていたはずなのに、なぜか伸びないパターンがあるのです。
復習が上手くいかない要因として、解説を理解して解いているのではなく、覚えてしまった解答で解いたつもりになっていることが挙げられます。
この設問の答えがこうなる理由を自分で説明できればしっかりとした復習ができています。
『現代文読解力の開発講座』で解答のプロセスを理解できれば、他の問題を解く力も身に付いています。
2回目でも要約がキツいという人は半分以上いるかと思いますが、
そういう人は3回目に行ってください!
特に1回目解き終わった後の復習に物凄く時間がかかると思いますが、それは大丈夫です!!
むしろ時間をたっぷりとかけて復習して自分のものに吸収しましょう。
武田塾では、1日1文 現代文に取り組もうといっているのですが、
2日で1文や現代文に時間を回せない場合は3日で1文でもいいのでゆっくりじっくり取り組んでもいいですね。
この時期の受験生が現代文に毎日3時間ほど時間を取られるのは大変なので、
オススメのやり方は解答を読んでざっと解説を理解する方法です。
解説を読んだ後に分割して文章と向き合って復習してもいいです。
まとめ
いかがでしたか?
『現代文読解力の開発講座』で解答のプロセスを理解できれば、記述対策にもなりその後の共通テストやマーク式も楽になります!!
粘り強く復習を続けて学力アップを目指しましょう!!
今回はこちらの動画をまとめてみました。動画もチェックしてみて下さい!