みなさんこんにちは!武田塾藤井寺校です。
早速ですが、皆さんは「Next Stage─英文法・語法問題─」、略してネクステは使っていますか?
筆者が高校生の時は、システム英単語とともに学校から文法の勉強用に配布されていました。
ベストセラーの名に違わぬ分厚さと膨大な内容量に気圧されながらも、なんとか勉強していたのを覚えています。
そんなネクステには、使い方を誤ると「ネクステ地獄」に嵌ってしまうという噂があることはご存じでしょうか?
ネクステを使っている、または使おうとしている方は「今の自分のネクステの使い方は間違ってないかな?」と考えながら読んでみて下さい!
ネクステ地獄に陥る理由①
ネクステ地獄に嵌ってしまう理由のひとつ目は、シンプルに「量が多い」ことです。
大学入試レベルで必要な文法を網羅しているネクステに収録されている英文法・語法の量は膨大で、それ故に「勉強を進める中で学習した内容を忘れやすい」ことが地獄に陥る理由として挙げられます。
全体を通して約800問収録されているため、ようやくネクステを完了させたぞ!と思っても、「あれ?最初の方って何が書いてたっけ……」となってしまうかもしれないのです。
ちなみに、心理学者であるエビングハウスという人物が、人間の長期記憶についてどれくらい時間が経過すると何%の記憶を忘れてしまうのか、ということを曲線にして表している「エビングハウスの忘却曲線」というものがあるのですが、それによると(一度覚えた後再度覚えなおすという作業をしなかった場合)1か月後には覚えた内容の2割しか覚えていないとされています。
ネクステを活用するにあたって、1ページ目から順番に進んでいく中で、きちんと振り返りの作業の時間も設けないと最終的にはさほど内容を覚えられていない、なんてこともあり得るわけですね。
しかし一周するのにさえ時間がかかる程内容の多いネクステを復習しながら進むとどれほど時間がかかってしまうのでしょうか……。
限られた時間の中で、ネクステで学んだことを定着させられるよう、段階的かつ確実な勉強方法が大切になってきますね。
ネクステ地獄に陥る理由②
続いてのネクステ地獄に嵌ってしまう理由は、「暗記量が多くキリがない」ことです。
理由①と重複しますが、1ページ1ページに記されている内容が多く、また「文法だから論理的に覚えられるでしょ!」と思いきや、限定的な用法や意味合いを持つ単元も多く存在し、結局きちんと暗記しなければいけないパターンが多いのです。
そのため、勉強する→暗記する(ここまでに勉強が苦手な人は1ページ2~30分かかる場合も)→次に取り掛かる→先程覚えたことを忘れる→もう一度見直す→次に取り掛かる……
という負のスパイラルに陥ってしまう可能性があるわけですね。
ネクステ地獄に陥る理由③
理由3つ目は「復習をする頃には内容を忘れている」ことです。
これも理由①、②と重なる部分はありますが、特にこれは完璧主義の方ほど陥りやすい問題です。
完璧主義の方は、先述したように1ページの内容が多いネクステでは、特に進みが牛歩になってしまい、その分時間が経過した内容は忘れてしまい、それをまた”完璧”に覚えなおそうとして時間を使い……という悪循環に陥る可能性が十分あります。
しかしこれについては、まず問題を解くことや覚えることに集中し、他に多く記載されている付属知識や問題に関係ない整理については後日時間を作ってまとめて覚えるようにして、いかに効率的にネクステを進めるかに重きを置くことで改善されると思われます。
そして、ただページを眺めるのではなく、意識的に暗記するようにして、1ページにかける時間を減らしテンポよく暗記できるよう考えて勉強することも大切です。
完璧主義に限らず、ネクステで必要以上に時間をかけてしまう方は、「まずネクステを一度通しで勉強してしまおう」という考えの方もいるかもしれませんが、それではあの膨大な量の暗記は難しいです。
「一気に内容を全て仕上げよう!」と考えるのではなく、一度進んだらまたページを戻して復習して、確実に身に付けられるよう学んでいくことがネクステ攻略のコツだといえるでしょう。
ネクステ地獄に陥る理由④
ネクステ地獄に陥る理由、最後は「基盤を固める前にネクステを使ってしまう」ことです。
上述したようにネクステは大学入試に必要な英文法や語法を網羅している参考書で、記載されている解説も前提に「英文法を理解していること」があるため、英語の勉強を始めたばかりの方等にとってはなかなかに苦戦してしまう内容構成になっています。
この「学習者が基盤を固めている前提」で書かれている解説の難しさもネクステ地獄に陥る理由の多くを占めているといえます。
そのためまだ英語の基礎が整っていないという方は、まず文法を完璧に理解するために基礎を学べる教科書や参考書で勉強してからネクステに着手した方が、結果的にネクステの内容理解にかける時間が減り、効率的にネクステを活用した勉強が行えると思われます。
また基礎文法に加えて、文法用語もネクステでは頻出するため、合わせて把握しておくことがネクステでの勉強を完遂する近道になります。
ネクステ地獄から脱出する方法
これはズバリ、「文法数が少ない参考書を選び、長文の読解を理解した後に文法を固める」ことです。
英文法や語法は長文読解や内容理解のための大事な要素ですが、ネクステよりも少ない英文法・語法だけで長文読解ができるようにしている参考書も存在しており、ネクステほど多くの内容を覚える必要がない場合があることもまた事実です。
むろんネクステを仕上げられるようになれば怖いものはありませんが、そこまでの完璧さとそこに到達するまでの時間をかけられない!という場合はほかの参考書を使うことも視野に入れておくことも大切です。
とにかく、「志望校や出題形式に合わせて「今ネクステが必要か否か?」を考える」ことを大事にして、それに沿ってネクステを使った勉強法を理解し、活用していくようにしましょう!
まとめ
いかがでしたか?
ネクステ一つとっても一長一短であることがわかりました。
皆さんも自身の大学受験において必要な勉強量や参考書を見極めて、効率的に受験勉強をして合格できるよう頑張りましょう!
(ちなみに、ネクステには恐らく学校からの配布でのみ「ネクステ活用BOOK」という付録がついており、そこではネクステ本体の5分の1ほどの厚みで重要な英文法・語法がまとめられているので、もしそれを持っているのであればそれを文字通り「活用」するのも一つの手段だと思われます。)
今回記事にさせていただいたのは以下の動画です!
ここには書ききれなかった暗記をするための勉強方法の例なども挙げられていますので、是非ご確認ください!
最後に少しだけ!武田塾藤井寺校が新規開校しました!
2023年3月!
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武田塾の勉強法
参考書や問題集で自学自習
自主学習と聞くと、塾に通わなくてもできるのでは?
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武田塾ではただ独学するのではなくスケジュール管理とサポートを徹底して行います。
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もっといい参考書があるんじゃないか…
などと不安になったことはありませんか?
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さらに、宿題を出す際に日割りのスケジュールを立てるので、今日は何を勉強しよう…と考える時間も省けます。
自学自習を完璧にすることは一人ではなかなか難しいですよね。
しかし、このように毎日することが決まっていてスケジュールを管理されていれば勉強が習慣化しやすく、自然に「自分で勉強ができる人」になっていきます。
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そのため、自分に合ったペースで合格に向かって勉強することができます。
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まとめ
武田塾のこと、少しわかっていただけましたか?
勉強ができるようになるには1日でも早く勉強を習慣化することが大切です。
勉強方法や使う参考書から見直して、一緒に志望校合格を目指しましょう!
少しでも興味を持ってくださった方は、無料の受験相談にぜひ一度お越しください!
また、今後も受験の役に立つブログを更新していきますのでぜひ参考にしてみてください!