こんにちは!2023年3月開校!武田塾藤井寺校です!
今回は私立受験に関して、「全学部日程」と「個別日程」の違いについてお話したいと思います。
赤本の表紙にも「全学部日程」や「学部個別」などが記載されています。
名前だけは知っているけど、実は違いはよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?
知っておくと出願の際に役に立つと思うので、今のうちに全学部日程と個別日程の違いを知っておきましょう!
全学部日程とは?
全学部日程はその名の通り、すべての学部の受験生が一斉に受ける試験のことです。
一回の試験で複数の学部に併願できます。
問題は全学部共通となっており、全ての受験生が同じ問題を解くことになります。
合否判定は各学部が予め定員を決めておき、得点が高い者から順に希望する学部へと割り当てられ、定員を超えた時点で、その後の志望者は不合格となります。
希望していた学部がもし不合格でも、併願していたほかの学科に合格することもあります。
得点の計算方法などは大学によって異なりますので、大学のホームページやパンフレットなどから情報を入手してください!
特徴
一度のテストで複数の学部を受験できることが一番のメリットです。
あらかじめ第一希望以外の学部にも出願しておけば、労力が少なく合格の可能性を広げることができます!
また、全学部日程の試験形式はマーク式の場合が多いです。
記述が苦手な方にとっては大きなメリットになると思います。
全学部日程は受験会場が多く設けられており、地方受験も可能なのでわざわざ受験会場に足を運ぶ手間も省けます。
逆に全学部日程のデメリットは、倍率が高いので個別日程に比べると合格しにくいことです。
募集人数は少ないのですが、コスパよく受けられるため多くの受験生が受験します。
また、自分が行きたい学部を併願しているすべての受験生と戦うことになるので、難易度も上がってしまうのです。
個別日程とは?
個別日程は学部別に行われる試験です。1つの学部に対して必ず1回は試験を受けるものです。
学部ごとに問題も違いますし、試験の日程も違います。
ですので、「この大学に入れるならどの学部でもいいんだ!」という方ならほぼ毎日異なる学部の試験を受けることも可能です。
特徴
全学部日程の場合は1回の試験で決まるので、もし点数が悪かった場合はすべて不合格になってしまうこともあります。
しかし個別日程では学部ごとにチャンスがあるので併願する場合は1日失敗してしまっても2日目、3日目で巻き返すこともできます。
全学部日程と比べると、募集人数も多く倍率も高くないので合格の可能性は高まります。
ただ、記述式の試験も多いのでしっかり対策することが必要になります。
しっかり対策しておけばほかの受験生と差をつけることができます。
注意してほしいのが、関東と関西の有名私大では学部個別の入試傾向に違いがあることです。
例えば、早稲田の看板学部である「政治経済学部」の採点方式は2021年度より共通テスト+個別学力試験と、数1Aの対策も必須となっております。
他にも、学部ごとに問題の特色が異なるため、個別の対策が必要になってきます。
関西の有名私大は、例外はありますが学部間での問題傾向に大きな違いは見られないため、特別な対策は不要です。
全学部日程と個別日程どっちを受けるべき?
全学部日程と個別日程は問題の難易度自体はほぼ同じです。(例外もありますが・・・)
しかしながら、全学部日程は募集人数が少なく、倍率が高くなりがちです。
なので結論としては、個別日程の方が合格の可能性は高いです。
両方受験するのがいちばん理想ではありますが、スケジュールや金銭面で厳しい場合もあります。
全学部日程は、試験日程がほかの大学と被っているときやどうしても行きたい大学の合格の可能性を高めたい時、学部にはこだわらない場合は受けるのをおすすめします!
全学部日程の方が先に行われるので、個別試験の前に受験会場の雰囲気に慣れることができます。
また、当たり前ですが受験する回数が多くなるので、その分合格する可能性も高くなります。
個別日程は当たり前に受け、チャンスを増やす意味で全学部日程を受けるのが賢い受験の仕方だと思います。
ただ、私立専願でない人は国公立対策の勉強の時間が無くなってしまうので、個別日程の試験をあまり受けすぎないように注意してください!
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まとめ
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