どこの医学部を選ぶべきか（第一弾）　単科医科大学？総合大学？

皆さん、こんにちは。

静岡県富士市の大学受験生向け学習塾、武田塾富士校の加藤です。

さて早いもので、いよいよジメジメとした梅雨のシーズンに突入の時期になってしまいました。

最近は、「低気圧が近づくと頭痛がする」「気圧や気温の変化によって体調を崩してしまう｝など気温や気圧の変化によってさまざまな症状を訴える気象病にかかってしまう方も少なくありませんが、体調はいかがでしょうか。

風邪気味かなと思った時には無理をせず、早めに休みましょう。

我慢しながら頑張るよりも早くスッキリ治して、体調を万全にしてからまた勉強に励むように頑張りましょう。

 

今回は、国公立大学医学部受験について少し話してみたいと思います。

 

①偏差値だけじゃない　総合大学　なのか　単科大学　なのか

医学部には旧帝国大学に代表される○○大学医学部のような総合大学と○○医科大学のような単科医科大学があります。

 

どちらも国公立大学なので、共通テスト　プラス　2次試験（面接を含む）の試験結果によって合否判定される大学がほとんどなのですが、

一般的には出題傾向に独特の特徴があるのが単科医科大学と言えます。

なぜなら、単科医科大学は医学部独自の入試問題を作成することから、問題が難化あるいはボリュームが多い傾向にあるからです。

一方、総合大学は、入試問題が他学部と共通であったり、一部共通であったり大学によって様々です。

中には弘前大学や山梨大学（後期日程）、大分大学のように、単科医科大学と同じ医学部独自で全ての入試問題を作成している大学もあります。

弘前大学においては、2次試験を総合問題とし、文章や資料の読解力、分析力を問う思考力を試す問題形式を採用、愛媛大学も英語試験の代わりに総合問題として医学部独自の試験問題を採用しています。

しかしながら、弘前大学においては2025年度入試より、入試形式が大幅に変更され、個別学力試験が英語と数学の2教科となる予定です。

ここで、入試問題を少し整理しておきましょう。

 

①まず、他学部と共通問題を採用している大学を紹介します。

旧帝大7大学（北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州）、筑波、千葉、金沢、岐阜、神戸、岡山、広島、山口、鹿児島、琉球、大阪公立大学　です。

他学部と共通問題採用と言っても、他学部以上に解く力とスピード、正答率を要求されますが、

2次試験対策としては医学部に特化した対策というよりは他学部と同じようにその大学の傾向と対策をすることになります。

 

②医学部独自問題を採用している大学

単科医科大学（旭川医科、浜松医科、滋賀医科、札幌医科、福島県立医科、京都府立医科、奈良県立医科、和歌山県立医科）、弘前、山梨（後期）、大分大学　です。

富山大学、高知大学、愛媛大学→英語のみ独自問題

宮崎大学→英語は独自問題、数学は一部独自問題

福井大学→化学、生物は独自問題、　英語、数学は一部独自問題

佐賀大学→化学は独自問題

名古屋市立大学→化学、物理は独自問題　　です。

 

③他学部と問題の一部が独自問題を採用している大学

山形、新潟、信州、三重、鳥取、香川、長崎、熊本大学→数学の一部問題が医学部独自問題

群馬、東京医科歯科大学→数学、物理の一部問題が医学部独自問題

秋田大学→英語、数学の一部問題が医学部独自問題

島根大学→英語の一部問題が医学部独自問題

横浜市立大学→化学、生物、物理の一部問題が医学部独自問題　　です。

 

医学部受験の志望校決定にあたっては、大学偏差値（難易度）とは別に、共通テストと二次試験の配点比率、二次試験科目、二次試験の問題傾向など分析、理解した上で、自分がどの大学を目指すのか？第二志望をどの大学にするのか？をきちんと考えて目標を定めていきましょう。

また、それぞれの医学部には地域医療に力を入れている大学、ある分野の臨床を得意としている大学、研究に力を入れている大学など様々な特徴があります。

志望する大学のHPなど参考にし、その大学の特徴を知っておくと良いでしょう。

②奨学金制度を知ろう

 

静岡県のHPによると、

静岡県では、将来、医師として静岡県の地域医療に貢献してくださるこころざしを持つ皆さんを支援するために、

医学部に在籍する学生や専攻医の方等を対象として「医学修学研修資金」の貸与を行っています。

と書かれています。

具体的には

年間240万円（月額20万円×12ヶ月）

大学卒業等の後、県が個別に指定する静岡県内の公的医療機関等で勤務していただくことにより、貸与した資金全額の返還を免除します。

となっています。

 

詳しく内容を知りたい方は、下記HPをクリックしてみてください。

 

また、先輩医師からのメッセージや貴重なお話も記載されていますので、医学部受験を考えている人は一度覗いてみるとモチベーションアップにもつながるかもしれませんよ。

 

https://www.pref.shizuoka.jp/kenkofukushi/iryo/chiikiiryo/1040765/1024066.html

 

次回　どこの医学部を選ぶべきか（第二弾）を掲載予定です。

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