みなさんこんにちは!武田塾富士校の広瀬です。
今回は海外の大学に興味のある方に向けてのブログです。
第2弾【後編】の今回は、海外の大学へ行く方法について書いていきます。
自分に最適な留学方法を探る
前回、【前編】海外の大学へ行く前に知っておいて欲しいこと
のブログでお伝えした通り、日本の高校から海外の大学を受験して
入学するということには、資金面など大きな問題があります。
留学するには、
・日本の大学や専門学校へ進学して、そこを経由して留学する
・比較的学費の安い海外の専門学校へ進学して、海外の大学へ編入する
・学校を介さずに留学する
といった方法もあるので、自分のキャリアプランに合った方法を検討しましょう。
方法① 日本の学校に進学して留学する
まず、
「日本の大学や専門学校へ進学して、そこを経由して留学する」
という方法を紹介します。これが最もポピュラーな方法ですね。
特徴
行きたい海外の大学が決まっている場合、
手順として、その大学と提携している日本の大学や専門学校を探します。
そして、その学校入学後は留学の条件に従って資格や単位を取得したり、
留学の準備を進めます。
いくつかの留学先希望を提出した後、学内の選考を経て
海外の大学へ留学することができます。
メリット
メリット① とにかく安い
大学や留学先によって異なりますが、
海外の大学に直接入学するのに比べると半額~1/3以下で済む場合があります。
中には、日本の学校に学費を納めていれば、留学先の学費は免除される内容もあったり、
日本の学校からの奨学金制度が利用できる場合もあります。
メリット② 安心
ビザの取得などの準備から、滞在先の住居、滞在中~帰国までのサポートと、
大学・コーディネーター側でフォローしてくれたりするので、
そういった面での不安要素は和らぎます。
メリット③ 無理なく学校を卒業できる
大概の場合は単位の互換性があるので、
計画的に留学して単位を取得すれば、就活時期に乗り遅れることなく、
海外の大学で学んだ単位を帰国後にも活かして卒業できます。
デメリット
デメリット① 提携校が限られる
例えば、自分の留学したい海外の大学と提携しているのが、
東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、同志社大学だったとすると、
そのどれかに合格して入学する必要があります。
海外の大学を直接受験するのに比べると難易度が高かったり、
日本の提携校に魅力を感じないこともあるかもしれません。
デメリット② 学内での選考突破が難しい
英語技能試験の得点基準などが、
直接受験するより厳しく設定されていることが多いです。
また、人気の大学になると競争率も高いので、
第一希望の大学へ留学できるとは限りません。
方法② 海外の専門学校を経て大学へ編入する
次に紹介するのは、
「海外の専門学校を経て大学へ編入する」
という方法です。
特徴
学費の問題を緩和する方法として、
現地の学生でも割と行っている方法で、
1/3近い学生が編入を経験したというデータもあります。
その為、
「日本の学校を介さずに、すぐ海外へ行きたい」
という方にもお勧めです。
手順としては、
・比較的費用の安く済む海外の専門学校を受験して入学する
・数年間専門学校で勉強する
・編入試験を受験して、本命の大学に入学する
というものです。
メリット
メリット① 安く済ませることができる
専門学校の種類にもよりますが、
アメリカのコミュニティカレッジであれば、
年間の授業料が5,000$~12,000$で済みます。
1ドル=137.2円で計算して、約70万円~160万円です。
2年間をコミュニティカレッジで過ごした後、
4年制大学で2年過ごすという方法をとることで、
最初の2年間は費用を安く抑えることができます。
メリット② 先の2年間で慣れることができる
先のブログで、
「留学しても語学レベルが低いと、語学が必修になる」
「受けたい講義が履修出来ない」
というデメリットをお伝えしました。
その点、先の2年間で語学や基礎学の習得をしておくことで、
本命の4年制大学編入後に、学びたいことを学べる余裕を作ることができます。
現地の生活も慣れてきているはずなので、
より充実した大学生活に集中して過ごすことができるはずです。
デメリット
デメリット① 環境が悪い場合がある
4年制大学と比べると、カリキュラムや
研究施設、教員の質が整っていない場合があると思います。
本命までのステップだと軽く見すぎないように、
内容をしっかり確認しておきましょう。
デメリット② 留学生にやさしくない
留学生に対する制度や、寮が整っていないことが
4年制大学に比べると多いです。
仲間を見つけたりするには、少し苦労するかもしれません。
方法③ その他の方法
① 個人で留学する
代理店などを利用して、個人で留学する方法です。
他の方法に比べると試験や選考は比較的容易で、
一定のサポートも受けられます。
難点としては、提携校やカリキュラムの選択肢が限られるので、
目的意識がマッチングしないことがあるということでしょうか。
短期留学で雰囲気を感じたい人や、
現地で語学を学びたい人には良いと思います。
② 地方自治体の取り組みに参加する
都道府県、市町村単位で海外留学を支援してくれる取り組みがあります。
実は私も中学生の時に、市の取り組みに応募したことがあります。
その時は、自分の市についてアピールしたい事を作文にして
プレゼンを経て、選考を通過すると、
アメリカの姉妹都市へホームステイできるというものでした。
とにかく「留学という経験をしたい」という人には、
こうした自治体の取り組みに参加するのも良い選択肢だと思います。
まとめ
今回は海外の大学へ留学する方法について紹介しました。
方法によって、費用も、内容も、期間も、難易度も様々です。
かかる負担が大きい決断であるだけに、
「それって本当に留学しないとできないの?」
という自問自答は冷静にしましょう。
そして、留学するからには目的を達成できるように、
計画立てて行動するようにしましょう。
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