みなさんこんにちは!武田塾富士校の広瀬です。
今回は海外の大学に興味のある方に向けてのブログです。
【前編】海外の大学へ行く前に知っておいて欲しいこと
の2回に分けて書きますので、
今回は【前編】の「海外の大学へ行く前に知っておいて欲しいこと」です。
デメリットを知ることが大切
海外の大学へ留学することに対して情報が少ない一方で、
憧れや、願望だけで突っ走ってしまう人が多いと思います。
そこで大切になってくることが、デメリットを知ることです。
デメリットを知って尚、
「留学したい!」と思えるかどうか確認しておきましょう。
デメリット① 方法によって莫大な費用が掛かる
一般的に海外の大学は入試が易しく、卒業は難しい
というイメージがある為に、「海外の大学を受験した方が楽」
と考える人がいます。
しかし、日本の学校を介さずに海外の大学を受験して入学する場合は、
莫大な費用が掛かることを知っておきましょう。
アメリカの州立大学の場合、
・学費 14,254$ → 1,955,649円 (1$:137.2円で計算しています)
・州外追加費用 29,754$ → 4,082,249円
・住居・食費 17,952$ → 2,463,014円
・保険料 3,536$ → 485,139円
・教材費 1,314$ → 180,281円
・交通費(往復航空運賃含む) 2,105$ → 288,806円
・合計 68,915$ → 9,455,138円
一例として、このくらいの費用が1年目にかかります。
内訳について、日本の大学と比較しながら説明します。
学費
アメリカの州立大学の場合、州の外から入学する人には
「州非居住者 追加授業料」というものが掛かります。
それが、上記の州外追加費用の29,754$です。
ちなみに日本の大学の学費は、
国公立の初年度で80万円程度、
私立でも初年度150万円程度が標準的です。
また、日本の場合は初年度に入学金が含まれて高くなっており、
2年目以降は入学金がない分安くなる印象ですが、
海外の場合は進級すると高くなる場合が多い印象です。
その分、頑張る人には奨学金などで優遇される傾向が日本と比べて海外にはあるので、
費用を抑えたければ積極的に講義に参加し結果を残す必要性も出てきます。
住居費
今回は大学の寮に住まうと仮定して、17,952$と試算しました。
食費込みとはいえ、ひと月20万円以上は高い!と感じるかもしれませんが、
海外での食費は馬鹿になりません。
外食すれば1食20$なんて平気でします。
食事も住居もサイズなど色々違うので、一概に日本と比較できませんが、
自分で良物件を探すのは容易ではないので、
このくらいの相場でも、留学生用の寮がある場合は寮にしておくのが無難だと思います。
円安
このブログを書いている時期が、1ドル137.2円の円安期だったので、
特に高くつく印象を与えてしまったかもしれません。
留学を検討している人にとって
為替レートは切実な問題ですね。。。
安く済ませる方法
安く済ませる方法として、
・日本の大学や専門学校へ進学して、そこを経由して留学する
・比較的学費の安い海外の専門学校へ進学して、海外の大学へ編入する
というものがあります。むしろ、これらの方法が留学として一般的ですね。
これらについては、次回【後編】海外の大学へ行く方法で紹介しようと思います。
デメリット② 就職活動しづらい
日本に戻って働くつもりであるならば、就職活動で不利を受ける可能性を考慮しましょう。
就職活動時期が合わない
海外の大学は8~9月を区切りとして卒業するケースがあります。
その場合、日本の就活期間と合わなくなるので、
希望する企業や職種に就けるかどうか、
不利を受けることがないか事前に確認しておきましょう。
就活のフォローアップが弱い
国内であれば、ガイダンス、インターンシップ、セミナー、など用意されているのが一般的ですし、
学内に相談できる窓口や就活の仲間も簡単にできると思います。
一方で海外の大学ですと、留学生を対象とした就活イベントもあるようですが、
国内に比べるとフォローしてくれる体制が弱く、より自主的に動かないといけません。
デメリット③ 進級が難しい
日本と比べると、海外の大学は参加型の授業や課題が多く、
出席して聞いているだけでは単位がもらえない場合が多いです。
当然、単位に対してのハードルが高いので、
日本の大学に比べると進級が難しいと思っておいた方が良いです。
留学の条件によっては留年が認められず、
進級できない=日本へ強制送還ということもあるので、
留学するからには主体性を持って、積極的に講義に参加していきましょう。
デメリット④ 理想と現実の乖離
学べることや人を決めておくべき
国内の学校でもそうですが、誰に師事するかはとても大事です。
それって結局日本でも学べたじゃないか。。。
ということは、非常にもったいないと思います。
履修登録やゼミの競争率も日本より高く、早く決まることが多いので、
出遅れないようにしましょう。
言語を習得してから行く
留学すれば学びたいことも学べて、言語も身につくから一石二鳥と考えている人は甘いです。
留学の場合、一定の言語力がない場合
言語の授業を必修で受けなければならなかったり、
本来受けたかった授業が受けられなかったりします。
期間の限られる留学中に、ましてや学びたかったことが他に有ったのに、
思っていた授業と違うものばかり受けなければならなかった
ということが無いように、留学前にできるだけ言語は習得しておきましょう。
その他、理想と現実が違うあるある
公共交通機関が時間通りに動かないことがある、
食事が口に合わない、
友達ができない、
生活環境が不便、などなど、
事前情報が入りにくいこともあって、
行ってみたら違ったと思うことはあると思います。
これらを防ぐために、
事前にチャレンジホームステイやサマーキャンプなど、
短期の留学を経験してから、長期留学に臨むのも良いと思います。
まとめ
今回はデメリットを中心に、
海外の大学へ行く前に知っておいて欲しいことをまとめました。
留学に対してネガティブな内容になってしまいましたが、
私自身も留学を経験しており、ポジティブな面ももちろんあります。
そして、今回のデメリットは全ての留学生や留学先に当てはまるわけではありません。
それでも、留学は大きな決断です。
これだけのデメリットを考慮したうえで
それでも留学する方が良いと思えるか、
良く考えて決断してください。
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