受験生の皆さん、こんにちは!
武田塾淵野辺校講師の早坂と申します!
突然ですが皆様に質問があります。
日々の勉強でメモを活用したことはありませんか?
今回のブログでは、勉強において「メモ」の活用法について説明します!
メモを上手に扱うことで、効率的な学習が可能となるかもしれませんよ!
それでは早速いきましょう!
2種類のメモ
メモには主に2つのタイプがあります。1つは「記述型メモ」で、文章で情報を整理する方法です。これは主に授業に活用されます。もう1つは「マインドマップ」で、キーワードやアイディアを中心に枝分かれさせて整理する方法です。マインドマップはアイディアの整理や概念の理解に非常に有効です。適切な場面でそれぞれを使い分けることで、情報整理の効率を向上させることができます。
アウトライン方式
アウトライン方式は、主題を階層的に整理していく方法です。主題を大見出し、サブトピックを下階層に示すことで、情報の関連性や構造を理解しやすくなります。この方式は、テキストの要点を整理したり、複雑な概念を視覚的に明確にしたりするのに適しています。
例えば「日本の歴史」に関するアウトラインメモを作成するとします。
-
大見出し:日本の歴史の時代区分
- 古代
- 中世
- 近世
- 近代
- 現代
-
サブトピック:古代
- 縄文時代
- 紀元前10000年頃から紀元前300年頃まで
- 美濃・長良川遺跡など
- 弥生時代
- 紀元前300年頃から紀元後300年頃まで
- 弥生土器の出現
- 古墳時代
- 3世紀頃から7世紀頃まで
- 古墳の築造
- 飛鳥時代
- 7世紀後半から8世紀頃まで
- 唐・百済との交流
- 奈良時代
- 8世紀後半から10世紀頃まで
- 平城京の建設
- 縄文時代
-
サブトピック:中世
- 平安時代
- 8世紀後半から12世紀頃まで
- 藤原氏の台頭
- 鎌倉時代
- 12世紀末から14世紀頃まで
- 源頼朝による鎌倉幕府の成立
- 室町時代
- 14世紀末から16世紀頃まで
- 足利将軍家の台頭
- 戦国時代
- 15世紀末から17世紀初頭まで
- 戦国大名の争い
- 平安時代
これがアウトライン式の具体例です。
Cornellメソッド方式
Cornellメソッドは、1ページを3つに分けて使う方法です。左側にキーワードやメモを記述し、右側に詳細な説明を書き込みます。ページの一番下には要点のまとめを記述します。この方法は、重要な情報と補足を整理するのに役立ちます。また、後から復習する際にも要点が把握しやすい特長があります。
例えば、元素記号についてCornellメソッドを活用するとします。
左側(キーワード):元素記号
- H: 水素
- He: ヘリウム
- Li: リチウム
- Be: ベリリウム
- B: ホウ素
- C: 炭素
- N: 窒素
- O: 酸素
- F: フッ素
- Ne: ネオン
右側(詳細な説明):元素名と特徴
- H (水素):最も軽い元素であり、宇宙のほとんどを占める。
- He (ヘリウム):希ガスで、最も軽い二原子分子を形成する。
- Li (リチウム):アルカリ金属で、軽い金属元素。
- Be (ベリリウム):アルカリ土類金属で、軽くて硬い金属。
- B (ホウ素):非金属で、バッテリーや光学材料に使用される。
- C (炭素):非金属で、有機化合物の基本構造を形成する。
- N (窒素):非金属で、空気の約78%を占める。
- O (酸素):非金属で、空気中の約21%を占める。
- F (フッ素):ハロゲン元素で、最も電気陰性度が高い。
- Ne (ネオン):希ガスで、蛍光灯や広告に使われる。
下部(まとめ):元素記号と元素名の対応。
- H: 水素、He: ヘリウム、Li: リチウム、Be: ベリリウム、B: ホウ素、C: 炭素、N: 窒素、O: 酸素、F: フッ素、Ne: ネオン (覚えられていない説明を書き加えてもいいかもしれません。)
これらの具体例を参考にして、アウトライン方式やCornellメソッドの有効な活用法を身につけてみてください。メモの効果的な活用により、学習や情報整理がさらに効率化され、記憶の定着に繋がることでしょう!
メモアプリの活用
以下において、メモアプリの活用法をまとめていきます。
- 紙のノートだけでなく、スマートフォンやパソコンに搭載されているメモアプリも便利な活用法です。デジタルメモは検索機能やファイル整理が容易なため、大量の情報を管理するのに最適です。また、音声や画像の記録もできるため、マルチメディアで学習を補完することも可能です。
このブログ記事を執筆している私は受験生時代、音声録音アプリで覚えたい単語をひたすら声に出して録音し、満員電車の中ではただひたすら聴き返しておりました。これも一種のメモを活用した勉強法と言えるでしょう。
アクティブラーニングとの連携メモをただ記述するだけでなく、アクティブラーニングと組み合わせることで効果が高まります。例えば、授業中にメモを取りながら積極的に質問したり、自分の意見を書き込んだりすることで、より理解が深まります。アクティブラーニングは受動的な学習を効果的な学習へと変える鍵です。
- メモは創造性を引き出すツールとしても有効です。新しいアイデアやインスピレーションが思い浮かんだ時、すぐにメモに記録することで後から振り返ることができます。「解説を読んでもわからなかったあの問題、もしかしてこうなんじゃね...?」といったようにパッとアイデアが思い浮かんだらすぐさまメモに残しましょう、ということです。
まとめ
いかがでしたか?メモはただ情報の記録だけでなく、効果的な学習に活用できるツールだったりします。
記述型メモとマインドマップ、アウトライン方式、Cornellメソッドなど、今回紹介したさまざまなメモ術を使い分けることで、より効率的な情報整理が可能です。
また、メモアプリを活用することでデジタル化も進み、大量の情報を効率的に管理できます。デジタルデータならば物理的にメモした紙を無くす可能性も無いですし、出先ではスマホ一つで勉強できちゃいます!これで隙間時間の勉強を効率的に行えるようになるでしょう。
さらにメモをアクティブラーニングと組み合わせることで、より深い学習を実現することができるでしょう。メモしているからこそ明確に疑問を洗い出せることができますので、せっかくなので先生に積極的に質問しましょうね!
メモを使って効率的に学習し、創造性を高めるために、ぜひこれらの活用法を試してみてください!受験生の皆さん、応援しております!
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