高校生、受験生の皆さんこんにちは。
武田塾淵野辺校です。
高校三年生の皆さんの中には、いよいよ国公立の2時試験が始まり本格的な受験シーズンへと入っていく方も多いのではないでしょうか。
寒暖差の激しい、季節の変わり目なので、勉強とそれ以外のメリハリをつけて、体調には十分気を付けてください。
皆さんのこれまでのたくさんの努力が実を結び、志望校に進学できることを心から願っています。
また、高校二年生の皆さんはいよいよ来年受験ですね。
今のうちから、腰を据えて勉強をする習慣を身に着けていきましょう。高校一年生の皆さんは、受験までまだ期間があると思います。
しっかりと基礎から勉強をスタートしていきましょう。
今回は、これから受験を迎えていく皆さんを対象とした記事です。
ぜひ読んでみてください。
どの問題集を解けば学力の向上につながるのだろうと迷ってしまい、様々な参考書を中途半端に勉強してしまっている高校生の皆さんも沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
特に数学は、たくさんの参考書が存在し、書店などに行くと、非常に分厚いものからペラペラの薄いものまで様々だと思います。
もちろん、難易度も様々なので自分の勉強スタイルや現在の学力にマッチしていない参考書を使い続けると、せっかく費やしてきた貴重な受験勉強の時間が無駄になってしまいます。
そうならないために、今回は、数学の主要な参考書について、武田塾の公式YouTube、私自身の経験を含めて紹介していこうと思います。
皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです‼︎
・新高校1年生向け。基礎力を固めるための参考書
高校で配られる教科書傍用問題集を解くのがおすすめです。
具体的には、「サクシード数学Ⅰ・A」「4STEP数学Ⅰ・A」「クリアー数学Ⅰ・A」「4プロセス数学Ⅰ・A」「3TRIAl数学Ⅰ・A」と言ったものです。
僕は高校1年生の頃4STEPを分からない問題がなくなるまで解くことを心がけていました。
これらの問題集は難易度こそ低いものが多いものの、問題量が非常に豊富で、計算練習や定義・定理の確認、典型問題の確認などに使え、受験勉強の礎になる非常に大切なものです‼︎
また、計算力に自信がない皆さんは、「合格る計算」「計算力トレーニング」と言った計算に特化した問題集を解くのもおすすめです。
解き方が分かっていたのに計算ミスで時間切れ…なんてことを防ぐことに繋がります‼︎
・新高校2年生、受験生におすすめ。数学精講シリーズ
新高校2年生や数学があまり得意ではない受験生には、旺文社の基礎問題精講がおすすめです。
Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲの3つ全てが存在し、厳選された問題を掲載している問題集となっています。
数学の問題集といえば、分厚くて大量の問題が載っていて、見るのも嫌だっ、という経験をしたことのある方も多いかと思います。
しかし、基礎問題精講シリーズは演習量こそ少ないものの、典型的な問題をこなすことができるためおすすめです。
例えば1日10問のペースで考えると約1ヶ月半程度で3冊共に解き終わることができ、時間のない受験生にとっても捨てがたい一冊です。
また、基礎問題精講は武田塾のルートにも入っており、特に小さく書かれている「ポイント」と言う欄は受験で非常に役に立つ考え方や公式が書いてあることが多く、本番の受験で有利になると言えます。
レベルとしては教科書の簡単な問題から章末問題のレベルまでを網羅しているようなイメージで、偏差値50程度の大学に、対応可能です。
次に、標準問題精講を紹介します。
この問題集は、先程紹介した基礎問題精講と一緒の数学精講シリーズに含まれており、基礎問題精講のひとつ上のレベルになります。
まず、Ⅰ・Aについてです。標準問題精講のⅠ・Aについては、基礎問題精講のⅠ・Aからの接続が比較的容易で、基礎問題精講が終わり続けて解き始めることができると思います。
次に標準問題Ⅱ・Bと標準問題精講Ⅲについてです。これら2つの問題集は、基礎問題精講から一気に難易度が上がると言えます…。
私も受験期使用していましたが、難易度が高くなかなか進まなかったのを覚えています。
こういった難易度の乖離は問題精講シリーズの著者がシリーズ内でも異なるために起こっているもので、接続が難しい場合は基礎問題精講で対応可能な過去問(偏差値50程度)などを挟みうまく学習を進めて下さい‼︎
最後に分野別標準問題精講シリーズを紹介します。
この問題集は、場合の数・確率、二次曲線・複素数平面、整数、軌跡・領域、ベクトル、微分方程式・複素整数の6つのシリーズが販売されています。
特定の分野に特化しているので、他の数学精講シリーズより、その分野を詳しく学習することができます。
分野別標準問題精講という名前がついていますが、この参考書では章ごとに難易度が異なる作りになっています。
第一章は基礎問題精講レベルからスタートし、第二章、第三章あたりから徐々に標準問題精講レベル、第四章はさらに上の上級問題精講レベルとなっており、基本的に基礎問題精講、標準問題精講を終わらせた後に入るのが望ましいといえます。
数学が苦手な人であれば、第一章、第二章の比較的簡単なレベルを解き、苦手克服に努めるのもいいかもしれません。
受験参考書の中では、非常にマニアックなものといえるので、自分の目的に合わせて、用いるようにしましょう。
以上が、数学精講シリーズの概要になります。
もちろんこれだけでは問題演習が十分ではないと思います。その際には、青チャートなども問題量が多くより発展的な内容を進めていくことがおすすめです。
・まとめ
以上が数学の主な参考書で、一部は武田塾ルートでも使われている参考書の紹介になります。
いかがだったでしょうか。学校指定の参考書や皆さん自身が持っている参考書は様々だと思いますし、当然です。
しかし、最も大事なのは、基礎がない状態で身の丈に合っていない参考書を始めないことです。
高校一年生、高校二年生の皆さんは受験までまだ時間があります。
今のうちから、受験勉強を軌道に乗せるように学習を進めていってください。