受験生の皆さん、勉強お疲れ様です!
日本大学法学部法律学科、武田塾淵野辺校講師の川上です!
この時期は皆さん第一志望の過去問も終わり、対策も終盤に差し掛かっていると思いますがいかがでしょうか?
しかしながら、過去問を行ってみた結果、第一志望の過去問の割合が絶望的な状況で受験はするけど浪人の覚悟をしている高校3年生や一浪の人はいませんか?
受験校をどうするかと言う話になった時に志望校を受けるかどうか悩む人も多いとは思います。
今の時期からそれを考えるのは少しつらいとは思いますが、可能性はゼロではないので時間が少しある今から少しずつ考えてみましょう!
絶望的な成績だが第一志望を受けるべきか
実のところを言うと、そんな状況であっても第一志望は受験をして欲しいです。
確かに、行かない大学のためにお金を払って日程も潰してなぜ受験をするのかと疑問に思うかもしれません。
私としては現役や浪人の1年間で頑張った成果を何かしら出して欲しいと考えていて、それがその後の励みになってくるからです。
例えば現在偏差値が50くらいで70くらいの難関大学を志望していたとして、今年その大学がダメだったとしてもう1年その大学を目指し続ける人だとしても現役の時に頑張っていると言う事実は変わりません。
その大学も受験してもいいですし、その下やさらに下の大学を受験して欲しいと思っています。
もし滑り止めなどでも結果を出せれば、その後の勉強の励みになりますし、その後も含めも頑張ることのできる活力になります。
どこかしらの大学に合格した浪人生と現役時代に全落ちしたと言う受験生のその後1年間のメンタルは大きく異なります。
どこかに受かっていると言う自信と合格0は全然異なってくるので、現役の成果としてどこかの大学には合格しておいて欲しいと思います。
また、それも大事なのですが実はもう一つ受けて欲しい理由があります。
滑り止めは受けるべきかどうか
それは、第一志望に受かる確率が低くても滑り止めはしっかりと受けておきましょう。
これは行かないことを前提にして受けても第一志望合格のために価値のあることなのです。
理由は何かというと、練習としての意義があると考えられます。
第一志望に向けて皆さん本気で勉強してきて試験本番で実力を十分に出すことのできる人はごく限られています。
なので滑り止めの受験で本番の練習をし、第一志望で結果が出せるようにすることが何よりも重要なのです。
知らない土地の受験会場で周りに知らない人がいる環境で受験をする経験はなかなかありません。
試験の合間にご飯を食べ過ぎて次のテストで眠くなってしまったり、待ち時間が長いので飲み物を飲んでおこうなど、受験会場でしかできない気づきも必ず存在します。
その時間自体が無駄じゃないかと思う人も多いとは思いますが、本番を経験するというのはその数時間で勉強する以上に大きなものを得られます。
第一志望合格を捨てずに合格の可能性を上げるためにも滑り止めの受験を行うことも大切です。
浪人した時のことを考える視点ももちろん大切ですし、結局受けた方がいい理由がどちらの視点からも出てきます。
また、例年の傾向から言うことができるのですが、合格したときに心が揺らいでしまい、下のレベルの大学に行きたくなる子が一定数いるのもまた事実です。
また、今年で大学を決めて欲しいと思っている親御さんもいたり、浪人する可能性もあるかは滑り止めも受けて欲しいなどということを思っている可能性もあります。
また、それで合格した場合気持ちがかわりその大学に行きたいなどとなったりする場合も十二分にあるため、その子が納得のいく結果で、そこにいくことに後悔がないのであれば、それは応援すべきことなので応援しますし、浪人を決めた子であれば、それはそれで応援します。
全部結果などが出揃ってから、いくのか行かないのかを選択することがベストなのではないかと考えられます。
このパターンは皆さんが想像しているよりも非常に多く、今この記事を読んでいて、自分はこの大学に絶対いくんだという気持ちがある人でも受験というひと山が終わり、何か一つでも結果があったのなら、考えが変わってしまう可能性もありますしそこで実際に大学に進んでみて、サークルや学部学科の講義などを色々と経験していくうちにやっぱりこの大学にきて良かったと思う子も一定数毎年出てきます。
総合的に考えてもやはり1校しか受けないのは勿体無いということができ、もちろんお金も時間もかかりますが第一志望以外の大学も受験していただきたいです。
これらをすることによって、今の第一志望に対しても合格率を少しでも上げることが可能になりますし、もし浪人が決まってもその後のモチベーションともなるため、受験という経験を必ず行うようにしましょう。
今回ご紹介したことだけでなく、滑り止めや受験を行うことのメリットは多くあるので、一つに決めきることはせずに多くの選択肢を考えられるようにすることが受験終了後は重要になってきますので、受験生の皆さんは 自分から選択肢を狭めないようにしていき、合格に近づけられるようにしていきましょう!
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
志望校に合格するために滑り止めを受験することのメリットは主に3つで
1、成果を残すことができる。
2、本番の練習をすることができる。
3、志望校の変化に気づくことができる
という3点があげられます。
メリットがたくさんあるのでよく検討していきましょう。
また、将来のためなら正直に言うと1年の浪人期間を経て大学に入学することなどはもはや誤差にしかすぎません。
浪人という選択をすることはけっして恥ずかしいことではなく、自分で判断したことなら胸を張って自信をもっていきましょう。
私たちはどんな選択をしても皆さんを応援し続けます。
なので、その選択肢を自分で狭めるようなことはせず、さまざまなことを予測して可能性をつぶさないことに全力を注いでいきましょう。
今の一日一日はつらいかもしれませんが、あと1月半ほどでこのつらさも終わってくる人が大勢いますので、最後のラストスパート頑張っていきましょう!