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直前期における私立文系の理想の時間配分【淵野辺・塾・個別指導】

受験生の皆さんこんにちは。武田塾淵野辺校講師の早坂です。皆さん は1日の勉強時間はどれほど取って、

その勉強時間は科目ごとにどのような 割合で振っていますか?そして、その割合には確かな根拠はありますか?

今回の記事では、私立文系志望の受験生の理想の勉強時間、そして時間配分について書いて いこうと思います。案外受験生の多くは、勉強時間の配分について深く考えないことが多いです。

しかし、実はこの時間配分は大学受験において非常に重要な要素であ ります。

今回の記事を読んで、現状の自分にとって最適なスケジュールを構築していただきたいです。では科目ごとに勉強時間を割り振るとき、何を基準にすればい いのか。

その悩みについて具体的に解説していきます!

 

1日の想定

勉強時間は志望校、科目の得意不得意、で変わってきますが、現役生の場合は目安としては一日8時間程度の勉強時間が望ましいです。

以下において、時間配分を決める3つの要素を紹介していきたいと思います。

1.得点配分

一つ目は志望校の学部の得点配分です。例えば、英語150点/国語100点/選択科目100点の場合、勉強時間の配分としては、英語3:国語2:社会2の比率で分けます。

得点配分によって割り振ることができるので、非常に取り入れやすい基準になるかと 思います。特に私立文系の場合、大半の学部は英語の配点が一番高く設定されてい るので、それに応じて英語の勉強時間を多く取り入れるように調整するのが望まし いでしょう。

2.科目の負担

二つ目は科目の負担です。

国語において、現代文が得意かつ古文もそこそ自信がある場合、他の英語や選択科目の方に勉強時間を回すと良いです。

特に私立文系の場合、学部によっては国語は漢文は範囲外である場合が多いですし、現代文のみ出題 する学部は普通にあります。

自分の志望校・学部、そして全学部日程・個別日程・ 公募推薦などの受験形式を調べ、今一度出題範囲を見てみるといいかと思われます。

 

これは裏技ですが、試験本番までにもしかしたら間に合わないと焦っている場合、国語が現代文のみ出題の学部だけで志望校を固めるのをおすすめします。

そうすれば国語の勉強時間は一日1時間で問題集を解く程度で抑え、他の科目に勉強時 間を投入することができるからです。

今回は国語を例に出しましたが、受験生によってどの科目の完成度が高い/低いのかは異なってきますので、ご自分の科目の負担について問い詰めてみることをおすすめします。

3.稼ぎたい点数

三つ目は稼ぎたい点数です。

例えば志望校の過去問を解いてみて、目標の得点率は 8割だが、現状7割取れているとします。

その場合、英語は優先順位の高い科目ではありますが、目標点近く取れているのであれば、勉強時間はそれほど多くかけなくてもいいかもしれません。

逆に過去問で社会が全然取れていないというのであれば、優先順位が英語に劣りますが、そちらの勉強時間を多く取るべきです。

 

まずは 一つ目の科目の配点と二つ目の科目の負担という観点から勉強時間の配分を考えて みて、その上で稼ぐ必要がある点数に応じて調整していくのがベストでしょう。

 

1日の勉強時間の割り振り【私立文系】

上記の三要素を踏まえて、大まかな時間配分(8時間の場合)の大まかな目安を紹介し ていきます。

多くの受験生の場合、英語4/国語2/社会2もしくは英語3/国語2/社会3の配分が適切 になってくると思います。

 

受験勉強を始めたばかりの時期である場合、英語の学習時間が多めの方が良いでしょう。英語がある程度できるようになった場合は、英語の勉強時間を減らして社会の勉強時間を増やすと良いでしょう。

社会が順調であるならば同じペースで勉強を進めるのも全然アリです。

国語は定期的に同じ量の問題を解いていただきたいです。勉強時間はそれほど増減しないです。英語と社会で勉強時間の割合が揺れ動くといった感じです。

そして、時間配分のコツとして大事なのが、今の自分の段階を確認することです。自分の現状が基礎段階なのか、ある程度演習が多めの段階なのか、過去問中心の段階なのかで変わってきます。

基礎段階の場合、科目は少なめの方が良いです。

浅く広く勉強するのではなく、例えば英語を中心にみっちり基礎の練度を高めていく、といったような感じです。受験学年(演習/過去問中心の段階)の場合、

・1科目の勉強時間は最低でも1時間以上、

・一番負担を減らしたい科目は1時間

にするのが良いかと思われます。流石に1日のうち一回も触れられない科目があるのは避けていただきたいです。

最後に

受験生の皆さんの最終目標は本番で合格点を取ることです。

そのためには必要な科 目/時間/量を正確に調整しなければなりません。そしてそこには、“自分がやりたい 科目という気持ちは全く関係ありません。

”得意な科目を伸ばしたいという大義名分でやりたい科目に比重を割く受験生もいますが、それはもしかしなくともまずい 状況にあると言えます。苦手科目もなく、過去問で全科目目標点を取れているので あれば、

試験本番までの残り時間は得意科目を伸ばすことに時間を使っても問題ないでしょうが、苦手な科目・分野があるのであれば、絶対にそちらの時間を増やしてください。

もしも苦手科目を必要最低限の勉強時間にして、入試本番にて得意科目で苦手科目を補えるほどの得点率を叩き出せるという確固たる自信があるのであれば話は別ですが、そうでないのであれば、今回の記事で紹介した事項に則って勉強時間の配分をしていくと良いと思われます。

勉強時間の配分は本当に本当に大事なことです。これを誤ってしまうことは、不合格の大きな要素になり得ることなの です。

受験が終わって、「あぁ、あの時期はもっと苦手な古典文法に時間を割くべ きだったな,,,」といったような後悔をする人は後を絶えません。

逐一自分の現状を 分析し続けてください。あなたは毎日変化し続けています常に同じ時間配分が適切であるわけがありません。

現状に最も適切な時間配分を見定め、大学受験を制し てください。

今回の記事は以上になります。受験生の皆さん、頑張ってください!

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