受験生の皆様、勉強お疲れ様です！
青山学院大学コミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科、武田塾淵野辺校講師の早坂です。
走り梅雨に濡れ、木々の緑も深みを増すこのごろ、ご平安にお過ごしのことと存じます。
さて、突然ですが受験生の皆さんへ質問があります。
「勉強に集中できていますか？」
勉強するにあたって、集中力を維持することはマストです。
集中力がない状態で数時間勉強したとしても、結果的に机に向かっていただかで終わってしまう可能性が高いです。
集中力がない3時間の勉強と集中している時の1時間なら、間違いなく後者の方がタスク消費量的にも記憶の定着においても有意義ではないでしょうか。
つまり勉強には集中力が欠かせないということになります。
今回の記事では、集中力を爆上げさせる方法を5つ紹介していきます！
１つ目：環境を変える
勉強で集中する上で、環境を整えることは重要です。
例えば、家の中だと集中できないから図書館やカフェに行って勉強する、というように、自分にとって最適な環境作りをすることが大切です。
自宅で勉強できない人は早急に外に行くべきでしょう。自宅にはゲーム機、漫画本やテレビなど気が散る要素が存在する可能性があるからです。
また、家だと家族が騒がしくて集中できない、という人もいるかもしれません。
集中力を保つためには、家族や周囲の人に勉強時間を尊重してもらう必要があります。
騒音に関しては非常に由々しき問題でしょう。この記事の執筆者自身も経験があります。高校時代、毎朝教室で勉強していましたが、同じく早朝に登校していたクラスメイト数名が騒がしく、泣く泣く場所を空調設備のない空き教室へと変えた経験があります。
人によっては隣の人のペンの音や鼻を啜る音でも気が散る人もいると思います。
集中して勉強するために自分にとって集中できる環境作りをしましょう。
2つ目：時間がなくても睡眠時間を十分に確保する。
世の中の成功者には睡眠時間を削って努力をし、成功したという涙ぐましいエピソードを残す人もいますが、こと受験勉強においてはそれが適切なのかは疑問です。
というのも、単純な話ではありますが、睡眠不足は勉強における集中力を極端に下げてしまうからです。
もしも定期テストを一夜漬けで赤点を回避したい！というのであれば話は別かもしれません。
しかし長期的な目で見れば睡眠時間を削ることは適切とは言えないでしょう。
睡眠は身体と脳の回復に欠かせない重要な要素です。十分な睡眠をとることで、脳の機能が回復し、学習した内容を定着させる助けになります。
そして睡眠は学習した知識や情報の定着にも重要な役割を果たします。睡眠中に脳は情報を整理し、長期記憶に蓄積させるための処理を行います。
十分な睡眠をとることで、学習した内容をより深く理解することができるのです。
この記事の執筆者である私も、高校時代はあまりに時間が足らなさすぎるあまり、一時期は4時間睡眠で受験勉強をしていましたが、一日中集中力が無く、ガッツリ睡眠をとった後の集中した3時間の方が結局効率が遥かに良かったという経験があります。
睡眠時間を適切に確保することは、勉強をする上で避けられないことでしょう。
3つ目：孤独になる。
友達と喋ることは楽しいです。どんなに集中力に自信がある人でも、人と一緒にいれば楽しくなって、勉強に集中できなくなることがあるでしょう。
休憩時間に友達と喋る、といったように適度に済ませればむしろ良いストレス発散ではありますが、人と一緒にいる時間が長ければ、勉強に集中できなくなってしまう恐れがあります。
そのため、勉強中は孤独になるべきです。
孤独な環境では、外部からの刺激や気が散る要素が少ないため、集中力を高めやすいです。
友達と一緒の空間で勉強をすれば、会話によって集中力が乱される可能性があります。一方で、孤独な環境では自分自身のペースで取り組むことができ、学習や思考に集中しやすくなるでしょう。
4つ目：食事に注意する。
勉強に集中するためには食事にも気を使わなければならないでしょう。
例えば勉強する前にラーメンやカレーを食べたとします。その時、人間は果たして直後の勉強に集中できるでしょうか？
もちろん個人差はあります。人によってはむしろ好感触だと主張するでしょう。
しかし、血糖値の観点では勉強前の爆食は到底、お勧めできません。
ラーメンやカレーといった糖質が凄まじく多い食事で満腹になると血糖値が急激に上昇します。
血糖値が急上昇すると一時的に体内のエネルギーが高まります。その後、血糖値を下げようと体内でインスリンが分泌し、血糖値が急降下します。
この血糖値が下がる過程で眠気を感じてしまいます。
勉強前はできれば低糖質かつ控えめな食事量で済ませるべきでしょう。
5つ目：スマホとの適切な付き合い
これは受験生だけでなく、何かを志す人にとっての大きな課題でしょう。
何か調べ物をしようと取り出したスマートフォンでついでにゲームをしたりYouTubeの動画やアニメを見てしまったり、といった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
休憩時間を設けてそこでスマートフォンをイジる分には問題はないと思われますが、そこからズルズルとスマホでYouTubeを見続けてしまう日々が続けば間違いなく不合格に近づきます。
スマートフォンとの距離を適切に置くことに自信がない受験生は、勉強中は電源を切って目の届かないところに封印しておくべきでしょう。
集中力を上げるどころの話ではなく、そもそも勉強しない時間を生み出す可能性のあるスマホに、どうか受験生の皆さんは飲まれないようにしてください。
最後に
今回の記事では勉強の集中力を劇的に上げるための方法を5つ紹介しました。どれも日常生活の中で意識して取り組めることです。
せっかく勉強をしているのに、その時集中できていなければ非常にもったいないです。
机に向かっている自分、参考書と睨めっこしている自分に酔っているだけで、実は勉強の進捗には自信がない、という事態はなんとしてでも避けなければならないでしょう。
今回の記事で紹介した5つの項目にどれか一つでも当てはまることがあれば、早急に解決しましょう！
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