高校生の皆さん、勉強お疲れ様です!
麻布大学獣医学部獣医学科、武田塾淵野辺校講師の富樫です!
夏休みも残り少なくなってきました。
夏休みはしっかり勉強することはできましたか?
特に国公立志望の人は科目数が多く、これから社会系の科目や国語もやっていかなくてはいけません。
また、私立理系に進む人は理科2科目も本格的に進めていく必要があります。
夏休みの前半に数学と英語の基礎固めをしっかりできた人や高校2年生までに数学Ⅲ以外の範囲の基礎がある程度固まっている人も多いのではないでしょうか?
しかし、理系の人では理科の科目が仕上がっている人は少ないと思います。
1年生の頃から英語と数学はしっかりやっておいた方が良いというのはよく言われます。
そのため、英語と数学はそこそこできるが、理科が疎かになってしまっている人も多いです。
私も部活が忙しかったため、1年生と2年生の時は英語と数学だけ勉強していました。
高校3年生になってようやく理科に本腰を入れて取り組むようになりました。
そう言った人は、これから理科系の科目を完璧にしていく必要が出てきます。
理科系の科目は、夏休みにやっていない人が多く、差をつけるチャンスにつながると思います。
では、夏休みはどうやって理科系の科目を進めていけば良いのでしょうか?
今回は、夏休みにおける物理と化学の勉強の仕方について紹介していこうと思います!
理科の重要性
理科系の科目は現役生の人だと今の時期は遅れがちです。
そのため、理科は数学IIIと同じくらい夏休みの存在が大切になってきます。
今まで数学ⅠA/ⅡBや英語に時間がかかっていた分まとめて復習できるのは夏休みのみになってきます。
秋以降は過去問対策に入るため、理科は夏休みに運命が決まると考えてください!
もし、理科が9月まで未定着のまま進んでしまった人は9月から必死で巻き返すしかありません。
しかし、先程も言った通り、過去問対策があるため中々勉強することは出来ません。
理科はしっかり夏休みに克服するようにしましょう!
夏休みの理科科目の勉強方法
では、具体的にはどのように勉強していけば良いのでしょうか?
夏休みという限られた期間で理科を克服するには効率よく勉強する必要があります。
この項ではそのための工夫を紹介していこうと思います!
1.苦手分野を書き出す
まずは、自分が苦手な分野をしっかりと理解するために全て書き出すようにしましょう!
そして、最初の1~2週間は苦手な分野とじっくり向き合うようにしてください。
例えば、物理の5分野ある中で波動分野が苦手だった場合、波動対策ウィークを作って潰していくといった形です。
「物理のエッセンス 力学・波動」をやって終わりではダメです。
1~2週間苦手分野を潰す時間にしないと、今までの苦手分野は克服することは出来ません。
薄く広くやるよりもまずは1番苦手な分野を片付けて、
次に2番目に苦手な分野を片付けて・・・のようにしっかり分野ごとに克服して行けるようにしましょう!
科目別勉強方法
物理
物理では、次のように勉強してみてください!
教科書→エッセンス→傍用問題集→発展問題
まずは、講義系の参考書で公式の意味や物理現象の理解を深めるようにしてください。
公式の意味や物理現象の理解ができていないと問題を解くことができません。
特に物理に関しては暗記能力ではなく思考力が問われます。
初学者にとっては独学で勉強するには難しいので講義系の参考書をしっかりと読むことをお勧めします。
講義系の参考書を読んである程度理解できたら問題演習をします。
物理の問題演習をする上で大切なことは数学と同じでどうしてこの公式を使ったのかをしっかり把握するようにすることです。
私は、物理の問題を解いていて、何の公式を使えば良いのかわからないということがよくありました。
慣れればそう言ったことはなくなるのですが、慣れるには公式の意味をしっかりと理解することが大切です。
特に力学はどの分野においても基本となるので、
力学の基礎をしっかり固めることを最優先するようにしてください!
化学
化学や生物は学校の勉強を含めて暗記に偏ってしまうと要注意です。
私は物理、化学選択なので生物に関しては分かりませんが、化学は単純暗記にならないようにしましょう!
定期テストを乗り切るために基本的な知識は覚えていると思います。
有機化学は高校3年生の夏休み前に履修したばかりの人が多いと思います。
環式化合物の名称を覚えているだけになっていたり、気体の状態方程式を覚えているだけになっていませんか?
これでは実際の入試ではつかえません。
覚えた知識や公式を実際に使いこなせるように問題演習の時間を確実に取るようにしましょう!
定期テストでは問われない応用問題の演習に力を入れます。
まずは暗記することを最優先にしますが、その後は問題演習を積んでいくようにしましょう!
また、後半に出てくる高分子化合物の範囲は疎かになってしまう受験生が多いです。
なぜなら、高校の進度が遅く間に合わない人がいるからです。
しかし、高分子化合物の範囲は共通テストで大問1個でます。
高分子化合物の範囲を修得するためにもなるべく早く化学は進めていきたいです。
まとめ
今回は夏休みの理科の勉強方法について紹介しました!
夏休みは、習ったことをアウトプットするための重要な時期です。
理科系の科目は、数学や英語に比べてアウトプットに割く時間が限られてくると思います。
特に理系に進む受験生は、理科系の科目は避けては通れません。
理科系の科目に時間を割くのは早いに越したことはありません。
受験生は、数学と英語に時間を割きすぎて理科が疎かになってしまうことがよくあります。
私もそうでした。
学校によっては進みが遅いところもあります。
そうなってくると化学の高分子の範囲などが曖昧なまま共通テストを迎えてしまい、大門1個落とすことにつながる可能性もあります。
数学と英語が最優先ですが、理科系の科目も忘れずに基礎固めができるようにしてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回のブログ記事が少しでも参考になれば幸いです!
高校生の皆さん、残り少ない夏休みを有効に使って勉強頑張ってください!
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