定期テストの点を上げる勉強法について
青山学院大学理工学部、淵野辺校講師の瀬戸です。
今回は、定期テストで結果が出る人・出ない人の違い
についてお話しします。
高1・高2年生はもちろん、
受験生の皆さんにもぜひ読んでもらいたい内容になっています。
定期テストには、実は良い仕組みが盛り込まれています。
それは、「短期間（2～3ヶ月）で学んだことが定着しているか確認できる」
という点です。
他にも、たとえば指定校推薦などを考えている人にとっては、
定期テストで点数が取れないと道が閉ざされてしまいますよね。
定期テスト対策も一般入試対策も、同じ勉強であることに変わりはないので、
本質は似たり寄ったりの部分がたくさんあります。
ということで本記事では、
「定期テスト対策でこれをしている人は危険！」
というチェックリストを8つ紹介し、
それぞれに対する対策や「どうすれば定期テストの点数が上がるのか」
について、わかりやすく解説していきたいと思います。
当てはまるほどヤバい！
定期テストで結果が出ないときに確認したいチェックリスト8選
さっそく当てはまったらヤバいチェックリストを8つ、紹介します。
□机の上を掃除して1日が終わる
普段から机の上を片付ける習慣をつけることで、
「テスト前だから掃除をする」という謎の行動をなくすことができます。
□スケジュールを立てるだけで1日が終わる
スケジュールを立てたら即実行し、
PDCAサイクル[Plan（計画）、Do（実行）、Check（測定・評価）、Action（対策・改善）
を回しましょう。
オススメなのは日曜日に1週間分のスケジュールをある程度立ててしまうことです。
□わかる問題・できる問題に時間をかけている
成績は「できない問題をできるようにする」ことで初めて伸びます。
できない問題にチェックを付け、完璧になるまで反復しましょう。
□友達と喋りながら勉強する（喋る時間の方が多い）
友達と一緒に勉強するときは、ルールを共有しましょう。
たとえば「1時間集中して勉強したら10分話す」など。
楽しいからこそ制限を設けることが大切です。
□授業ノートを見返すだけで終わり
アウトプットをしてみないと、本当に理解できているのかを確かめられません。
「問題演習」を基本として勉強しましょう。
□もう一度ノートをまとめ直す
当たり前ですが、1日は24時間しかないので、
一度まとめたものをまとめ直す時間は本来ありません。
物事に優先順位をつけることをお勧めします。
□友達の「全然勉強していない」という言葉を信じて勉強しない
意外とみんな勉強していないといいながら勉強しているものです。
周りに流されないように、自分のやるべきことに集中しましょう。
□テスト前日に徹夜して対策し、本番に臨む
短期記憶だとすぐに忘れてしまいます。
また、英語や数学といった集中力のいる教科では、
睡眠不足だと本来の力が発揮できません。
試験前だからこそしっかりと寝れるように、
日頃からコツコツと対策しましょう。
いかがだったでしょうか？
1個でも当てはまると成績が伸びづらいので、
当てはまってしまった人は、減らす努力をしましょう。
定期テストで点を取るために
次に、定期テストの点を上げる勉強法についてお話しします。
１番重要なのは、学校のテストを分析することです！
学校のテストでは、
どんな問題が出題されるのかをちゃんと知っておくことが大事です。
ではどうやって分析するかは分からない人も多いと思うので説明します。
学校の定期テスト傾向
学校の定期テストの傾向を把握するために、以下の4点に注目します。
①教科書の問題をそのまま出題するのか
②授業中のノート・プリントから出題するのか
③ワークから出題するのか
④どこかの大学の過去問から出題するのか
です。まずは、この分析から行うといいと思います。
定期テストの範囲を３周繰り返す
学校で配布されている市販の問題集を使い、
定期テストの範囲を前日までに、
最低３周は繰り返しましょう。
テスト範囲が発表されていなかったとしても、
テスト範囲の最初はわかっているので、
授業でやった範囲はその日に取り組み始めることが効率的です。
学校の定期テストの特徴は、
習った範囲から大量に問題を出題します。
したがって、入試よりも１問にかけられる時間が短いのです。
学校で使用されている問題集をテスト範囲をしっかりとやり、
計算力をつけた状態で見た瞬間解き方がわかるという状態にしましょう。
つまりは「テスト範囲を完璧に」ということです。
また、学校の定期テストの範囲は、
宿題になっていることが多いです。
多くの方は「提出をすること」が目的になっているのではないでしょうか？
提出物を出すことを目的にしてしまうと間違えた問題を解き直しをせず、
進めてしまうことになります。
わからない問題を飛ばして、赤ペンで答えを写して終わり。
これでは定期テストでも点数はあがりません。
やればOK、宿題を提出すればOKという
意識から脱却するようにしましょう。
間違えた問題はしっかりと正解するまで
解き直しをしましょう。
理系科目に限らず、英語のリーディングや現代文の読解系は、
教科書を音読して内容を覚えこむのがオススメです。
定期テストで勉強しているのに、
点数が上がらない人や定期テストの勉強の仕方が分からない人は、
ぜひ参考にしてみてください。
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