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直前期の追い込みで実力を伸ばす!過去問の効果的なやり方を紹介! 

 そろそろ始まる過去問演習 どうやって進めていくべき?

受験生の皆さん、勉強お疲れ様です!

武田塾淵野辺校講師の中村です。

基本的なインプットが終わり、

そろそろ過去問演習が視野に入ってくる時期だと思います。

今回は、11月以降に過去問演習をするにあたって、

どのような方法で過去問を活用していけば効率よく学習ができるのか

ご紹介していきたいと思います!

この記事は、

英単語・文法や数学の基本問題の解法などがある程度頭に入っており、

実践的に演習ができる段階の方に向けた記事となっております。

必ずしも基礎を「完璧」にしてから過去問演習に臨む必要はありませんが、

まだ出題範囲の全体が学習しきれていない方は、

まずはそれらのインプットをささっと終えてから

過去問演習に入っていきましょう!

過去問

 何のために過去問演習をするの?

そもそも、過去問演習をする意義とは何でしょうか。

その目的は、大きく分けて

・自分の現在の実力を把握する

・受験校の入試問題の出題傾向をつかむ

・問題を解く順番や時間配分などといった戦略を立てて身に着ける

この3つが挙げられます。

 

まず、過去問を本番の制限時間で解いてみて自己採点をし、

本番の合格ラインと比較してみましょう。

これを行うことで、

現在の自分の実力と合格ラインまでのギャップがわかります。

もし、学校や通っている塾の先生などにお願いできるのであれば、

そういった方々に採点をしてもらうことで、

より客観的に判断できます。

 

つぎに、過去問を何年分か解くことで、

近年の志望校の出題傾向

自分の身でもって理解することができます。

もちろん、赤本や塾の情報ページなどを見ても

出題傾向などはまとめられていますが、

ただその情報を知るだけの状態と、

一度解いて身をもって実感した状態は別物です。

出題されやすい分野がわかるだけではなく、それらがどういう切り口で問われて、

制限時間がどの程度厳しいのか、といった現実的な面についても理解できます。

 

そして、各大問の出題傾向などを理解した後は、

自分が合格点をとるためにはどうする必要があるのかを考えます。

たとえば、各大問の最後の問題が難しくて時間がかかってしまい、

他の大問の簡単な問題に制限時間内にたどり着けず

落としてしまっているような場合、

思い切って難しい問題は飛ばすことで

全体の得点を上げることができるかもしれません。

過去問を解いていく中でそういった戦略を仮説的に立て、

まだ解いていない年度の問題や2周目に過去問を解く際に

実行してみて検証しましょう。

これを何度か繰り返し、

上手くいった手法を自分のやり方にして、本番に臨むようにします。

こうすれば、何も対策ができていない状態に比べて

確実に点数は上がるでしょう。

 

自己採点の点数を記録しよう

過去問演習をする際は、

自己採点の結果を表などにまとめていくようにしましょう。

まとめる際は、

・過去問を解いた日時

・過去問の大学、学部、年度、方式などといった情報

・その年度を解くのが何回目か

・大問ごとの点数

・総合点数

これらの項目を表にまとめて記録しておきましょう。

このようにして情報を定量的にまとめることによって、

自分の苦手とする大問がわかったり、

1周目から2周目での自分の成長度合いがわかったりと、

さまざまな情報が可視化されていきます。

また、制限時間内に解けなかった問題については、

別に時間を設けて全部解いておくようにしましょう。

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実際の入試では、配点や合格最低水準にはよるものの、

基本的に満点を取る必要はありません

苦手な分野だったり、配点の低い問題だったり、

かかる時間に対して取得できる点数の割合が小さいような、

いわゆる「コスパの悪い」問題は

飛ばしてしまっても良い場合があります。

そういった飛ばしてもいい問題なども、

過去問演習を重ねていく中で

だんだんと基準が分かるようになってくると思います。

 

自分専用の抜け目克服ノートをつくる

上に示した方法で過去問を解いていく中で、

自分の苦手分野や基礎が抜けている部分などが

明らかになっていきます。

そういうときには、参考書などに立ち戻り、

出来ていない分野やその周辺分野の知識を

確認するようにしましょう。

また、忘れやすい内容や覚えるべき事項については、

専用のノートを作って書き込んでまとめていくようにします。

このようにして作った自分専用の抜け目を埋めるためのノートを、

単語帳のように見返して定期的にインプットすることで、

どんどん穴が塞がれていくようになります!

 

過去問を効率的に活かしていく方法まとめ

ここまでで述べた方法に従って過去問を各年度少なくとも

2周はするようにしましょう。

1周目で学んだ点を活かして2周目を解いてみて、

試験当日の戦略をブラッシュアップしていきます。

5年分を2周することを考え、各年度の全科目を解くのに2日かかるとすると、

全部で少なくとも20日は必要な計算になります。

さらに、併願校がある場合はそこの問題も解く必要がありますし、

過去問を解いていく中で明らかになった苦手分野を埋めるために

別の参考書や問題集に立ち戻る必要もあるため、

11月あたりから過去問演習に入れるようにすることが理想的です。

まだ基礎に不安がある方は、残り1か月ほどの時間をつかって

過去問演習に入れるだけの実力をつけていきましょう!

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