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新課程 歴史総合の勉強法および対策を徹底解説!

みなさん、こんにちは!

JR嵯峨野線、円町駅から徒歩2分の場所にある、武田塾円町校です。

 

今回は、文系の受験生の多くが勉強しなければならない歴史総合」の勉強に関してお話ししていきたいと思います!

 

2025年度の共通テスト、および一部の国公・私立大学の二次試験では社会科の新課程「歴史総合」が出題されることが決定しました。

 

ですが、歴史科目を勉強する際に、「歴史総合」「探求科目」をどのように勉強すれば良いのか、不安になっている受験生も多いと思います。

 

そこで、今回のブログでは、以下の点に絞って重要な情報をお伝えできればと思います。

それでは早速内容をみていきましょう〜!!

↓参考動画↓

※社会科の新課程をよく知らないという方は、下の動画もご参考ください

1. 歴史総合の重要性

結論、歴史総合の重要性は必ずしも高いとは言えないということです!

その理由を、大きくわけて、共通テスト私立大学二つの入試を例に挙げていきます。

共通テスト:配点に注目!

共通テストにおいて、歴史総合の重要性が決して高くない理由として、配点が高くないからです。

実際に、共通テストの「試行問題」(サンプル問題)によると、2025年度の共通テストでは、大問1のみ歴史総合の内容を問うようになっています。

 

また、「試行問題」における、歴史科目(世界史and日本史)の全体の大問数と「歴史総合」の問題数を比較すると、以下のようになります。

科目名(共通テストの科目名) 全体の大問数(満点)

「歴史総合」の大問数

(点数)

世界史(「歴史総合、歴史探求」) 5問(100点) 1問(25点)
日本史(「歴史総合、日本史探求」) 6問(100点) 1問(25点)

参考:大学入試センター, 「令和7年度試験の問題作成の方向性、試作問題等」

(URL: https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7/r7_kentoujoukyou/r7mondai.html

 

言い換えると、歴史総合の大問1つのみが完璧で満点であったとしても、他の「探求科目」の大問で得点できなければ、全体の点数が低くなることは明らかです。

 

したがって、共通テストの歴史総合に関しては、重要度は低くなります。

私立大学:大学ごとの対応の違い

私立大学において、歴史総合の重要性が決して高くない理由として、おもに、大学ごとに対応が分かれていることが挙げられます。

実際に、私立大学では、大きく歴史総合を試験に含む大学・学部と、歴史総合を試験に含まない大学・学部に大きく分かれています(2024年春時点)

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たしかに、2025年度以降の共通テストに関しては、歴史総合を含む大問が一つ出題されることが決定しています。ですが、私立大学に関しては出題されるかどうか不明な点も多いです。

 

上の画像にもあるように、慶應義塾大学に関しては、学部ごとに対応が分かれるという状況になっています。

 

よって、大学の学部内で対応が分かれているので、大学ごとに歴史総合が出題されるかどうか、明確ではないようです。

 

また、歴史総合を含む大学・学部と、歴史総合を含まない大学・学部を併願する場合、受験生に負担がかかってしまいます。それでも、対策のコツは存在します!!

 

そのコツを、下の「2.歴史総合の勉強で気を付けること」でご紹介していきます!

キーワードは、「優先順位」です!

 

2. 歴史科目の勉強で気を付けること

優先順位

まず、歴史科目の勉強で意識しなければならないことは、優先順位をつけて勉強することです。

歴史科目は、大きく「探求科目」と「歴史総合」に分けることができます。ここで、意識して欲しいことは、配点の高く、かつ確実に入試に出題されることを、早く固めてしまうことです。

上の、「1. 歴史総合の重要性」のなかでも少し触れましたが、「探求科目」と「歴史総合」では、「探求科目」の方が配点は高いです。反対に、「歴史総合」は「探求科目」と比較して、全体に占める配点が低くなる可能性が高いです。

言い換えると、最終目標は、歴史科目の試験全体(100%)で高得点をとることですから、配点の高くない「歴史総合」を「探求科目」よりも優先するべきではないですよね。

したがって、「探求科目」→「歴史総合」の順番で勉強を進めることが、非常に重要です。

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「歴史総合」の勉強はいつから始めればいいの!?

ここまで読んでくださった方の中には、このような疑問を抱いた方も少なくないと思います。

 

結論、「探求科目」の勉強を終えて、志望校の過去問と戦えるようになってからです!

目安としては、11月ごろです。

 

実際のところ、私立大学に関しては、歴史総合を含んだ過去問が存在しないので、仮に歴史総合を含む入試を受験する場合でも、まずは「探求科目」の勉強です!

共通テストの場合は、大学入試センターのHPに「試行問題」があります。

参考:大学入試センター, 「令和7年度試験の問題作成の方向性、試作問題等」

(URL: https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7/r7_kentoujoukyou/r7mondai.html

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「探求科目」の勉強をすすめる場合の参考書はどうすればいいの!?

上では、繰り返し「探求科目」の勉強を優先することの重要性をお話ししてきました。

では、その「探求科目」を勉強するにあたって、どのような参考書を使っていけば良いのでしょうか!?

 

結論、従来の「世界史B or 日本史B」の参考書を使った勉強で全く問題ございません!

実際のところ、現時点においても、新課程に特化した参考書は出版されていないからです。

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3. 入試の傾向

最後に、最近の入試の傾向に関してお話しします。

 

最近の入試の傾向として、教科・科目間の垣根がなくなりつつあるということが言えます。

実際に、早稲田大学政治経済学部・上智大学・青山学院大学では「総合問題」がどんどん出題されています。

「総合問題」とは、複数の教科の要素を合体させた入試問題のことを指します。

 

なぜなら、大学での学問自体が学部で切り分けられるものではなく、社会問題が複雑化する現代で、多様な観点から物事を観察できる人間を大学側が要求しているからです。

 

それは、歴史にも言えることで、日本が世界に与える影響や、他方で、世界が日本に与える影響をミックスさせて考えることが、新課程の歴史科目では重要になっているということです。

 

それでも、やはりまずは「探求科目」を確実にするという、優先順位を考えながら歴史科目の勉強に取り掛かっていただけたらと思います。

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4. 今回のまとめ

今回のブログでは、2025年度入試からスタートする「歴史総合」の勉強に対する向き合い方取り組み方をお話ししてきました。

 

内容を簡潔にまとめると以下のようになります。

・「歴史総合」の重要性は、決して高いとは言えない

  大学学部ごとに対応が分かれているから

・新課程の歴史科目では、優先順位をつけて勉強することが重要

  「探求科目」→「歴史総合」

志望校の過去問演習で戦えるレベルになったら「歴史総合」の勉強を本格化させる

  目安として11月ごろから

「探求科目」を進める際の参考書は、従来の「世界史 or日本史」の参考書でOK

・最近の入試では、教科・科目間の垣根がなくなりつつある!

 

歴史科目の勉強でお悩みの方は武田塾円町校へ!

受験相談ブログ

今回のブログでもお話したように、2025年度入試より歴史科目の受験形態が変わります。

 

もちろん、「歴史総合」の範囲が入試に含まれる場合でも「探求科目」(従来と同様の世界史 or 日本史の範囲)の問題を解きこなす力は今後も変わらず求められます。

 

ですが、歴史科目の中の、「歴史総合」や「探求科目」といった範囲にとらわれず、具体的な計画の立て方がわからない場合、また今の勉強方法や参考書の使い方など、とにかくお困りのことがあればぜひ武田塾円町校の無料受験相談をご利用ください。

 

志望校合格に向けて「今、何を、どのようにしなければならないのか」、逆算してお伝えします。

 

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