こんにちは!
JR嵯峨野線、円町駅から徒歩2分の場所にある、武田塾円町校です。
今回は、あまり知られていない神戸大学経営学部と経済学部の選抜方法について紹介したいと思います。
はじめに
皆さんは神戸大学と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
国公立のなかでも比較的偏差値の高い「合格するのが難しい大学」とイメージする人も多いのではと思います。
国立大学の壁
国立大学を志望する受験生は、5教科7科目の共通テストに加え、二次試験の記述問題についても攻略する必要があります。
これだけでも相当ハードな受験になりますが、いわゆる難関10国立大学と呼ばれる大学の入試では、一次試験のボーダーが8割くらい、さらに難易度の高い二次試験でも高い得点を取らなければなりません。
※難関10国立大学とは
東京大学、京都大学、大阪大学、北海道大学、東北大学、九州大学、神戸大学、名古屋大学、一橋大学、東京工業大学のこと。
このように考えてみると、上記の「神戸大学=難しい大学」のイメージは、一見当然のように思えます。
神大には複数の選抜方法がある!
しかし、実は神戸大学には、共通テストと二次試験の総合点で競争する総合選抜の他に、2つ選抜方法があります。
「難関国立に入りたいけど、総合で勝負するのはしんどい……」と考えている受験生には、絶対に役立つ情報を紹介しているので、興味のある方は是非最後まで読んでください!
数学だけは得意!経済学部(数学選抜)
数学の基礎といえば基礎問精講!
「国語と英語は苦手で、社会も理科基礎も全然やっていないけど、数学だけは得意!」
受験生のなかには、そんな方もいるのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、経済学部の数学選抜です!
必要なのは二次試験の数学だけ!
神戸大学経済学部の数学選抜は、その名の通り、数学1科目の得点だけで選抜する選抜方法です。
基本的に神大の二次試験は国数英3教科の受験が必要ですが、この数学選抜では国英が免除され、さらに一次の共通テストも関係なく数学だけの点数で競うことになります。
数学だけが偏って得意という受験生にはもっとこいの方式となっています!
数学と英語だけが得意!経済学部(英数選抜)
これなくして英語対策なし!英単語の鉄板、シス単
「英語と数学はできるけど、国語だけ苦手……」
そんな方にはこの英数選抜がおすすめです!
神大の現代文は鬼門
実は、神戸大学の国語は、人によっては難関国立大のなかでも厄介なものになっています。
特に現代文の分量が多く、それに伴って記述量も多い傾向があります。
神大受験生にも愛される、現代文の参考書
この癖のある国語が丸々免除されれば、国語に苦手意識のある受験生でも神大を目指すことができるわけです。
注意点
ただし、試験当日にどの科目を受験するかの決定には、少し注意が必要です。
受験方法には大きく以下の3つの方法があります。
自分の得意不得意を踏まえ、合格の可能性が最大化する方法を選びましょう!
1.数学受験
数学受験を選ぶと、受験生は試験当日、数学だけを受験します。
この場合、当然ですが英数選抜や総合選抜の対象にはなりません。
当日の数学の出来が良くなければ、それだけで合格の可能性は著しく下がります。
2.英数受験
一方英数受験では、英数選抜はもちろん、実は数学選抜の対象にもなる仕組みになっています。
なので数学が得意な人で、ある程度英語もできる、もしくはそれほど苦手意識がない人は、あえて数学受験を選ばずこの英数受験を選ぶのがベターでしょう。
3.総合受験
とはいえ、やはり理想なのはこの総合受験です。
国数英全ての試験を受験する総合受験では、英数選抜と数学の対象にもなります。
神大の現代文が鬼門といっても、例えばその年の問題文のテーマによっては読みやすいこともあるので、よほどのことがない限り、この総合受験で挑むのが無難です。
神大経営学部の抜け道
ただし、今回のテーマは、特定の科目に特に苦手意識を持つ受験生が「如何にして難関国立に挑戦するか」でしたね。
なので引き続き、神戸大学の「抜け道」的ルートを紹介していきます。
経営学部の3つの受験方式
神戸大学の経営学部は、日本で初めに設立された経営学部(商学部)として有名で、人気も高いです。
しかしそんな経営学部にも、実は複数の受験方式があるのです。
1.共通テスト優先選抜
経営学部の入試には、経済学部のような選択制はありません。
しかしその代わりに、合格者の30%を自動的に共通テストの成績優秀者から選抜する仕組みがあります。
選択制がないため、受験生は二次試験も全科目受ける必要がありますが、たとえ二次の得点が0点であっても、もし共通テストの得点が上位30%に入っていれば、経営学部に合格することができます。
なので、「記述問題は苦手だけど、マークは得意(でも私立じゃなくて国立に行きたい!)」という生徒には、最適の選抜システムだと言えます。
2.二次試験優先選抜
しかし、まったく逆だという生徒もいるでしょう。
つまり、「記述は得意だけどマークはややこしくて苦手」、もしくは「国数英は得意だけど、共通テストの他の科目の勉強をしていない!」という方です。
このタイプの受験生に有利な選抜システムが、この二次試験優先選抜です。
神大の経営では、まず30%を共通テストの成績上位者から選んだ後、さらにもう30%を、今度は二次試験の成績上位者から選抜します。
いずれの場合も片方(共通テスト優先なら二次試験の得点、二次試験優先なら共通テストの得点)は選抜に一切関係しないので、どちらかに突出している生徒は積極的に挑戦することができます!
3.総合選抜
共通テストと二次試験の両方を考慮する総合選抜は、したがって上記2つの選抜に漏れた生徒が対象になります。
ただし、今回のテーマは「抜け道」なので、この方式についての説明は割愛します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
難関国立大学と呼ばれる神戸大学であっても、その受験方法はいろいろあります。
自分の特性を踏まえて、苦手分野があっても諦めずに、得意分野を最大限活用するようにしましょう!
神大目指すなら、武田塾円町校へ!
武田塾円町校では、このように生徒の特性を踏まえ、生徒ひとりひとりに合った受験戦略を考えて勉強することができます。
志望校合格までの道筋を一緒に考える、無料受験相談も常時受け付けしているので、勉強に悩みを抱えている受験生は是非活用してください!