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【受験生必見!!】『基礎問題精講』(数学)はどこまで通用する?

こんにちは、武田塾円町校です!

突然ですが、皆さんは使う参考書をどのようにして決めていますか?

数学だけで考えても、『青チャート』『Focus Gold』『1対1対応演習』
などいろいろあります。

どの参考書を
どのように使っていけばいいか迷いますよね。

hatena

そこで今回は、武田塾でよく紹介している『基礎問題精講』について、徹底解説したいと思います!

 

武田塾では、『チャート』などの分厚い参考書をやるよりも、
薄い一冊を完璧に仕上げることをおすすめしてきました。

それでも、『基礎問題精講』だけでいいの?
どのレベルまでなら通用するの?

と疑問が浮かぶと思います。

今回は『基礎問題精講』が
どの大学までならカバーできるのか、
どの様に取り組んでいくべきなのか、

を紹介していきます。

 

どこまで通用するか

どこまで『基礎問題精講』だけでカバーできるのか…

ズバリ、日東駒専レベルです。

日本大学が基準となっており、武田塾でも『基礎問題精講』を
終えた生徒には日大の過去問を解いてもらっています。

日大の過去問を解いてもらうことで、
『基礎問題精講』が身についているかの確認をします。

また共通テストに必要となる
考え方や解き方は『基礎問題精講』で十分揃います。

ただし、演習は必須でやらなければいけません。

 

では、みんなが気になるMARCH・関関同立に
通用するのでしょうか。

ここは正直厳しい面があります。

しかし、MARCH・関関同立の中で、
比較的数学が易しいといわれている

青山学院大学・関西学院大学。

この二つの大学に関しては、年度やタイミングによるものの、
『基礎問題精講』で通用します。

 

『基礎問題精講』で通用するといったのは、

演習まで取り組んだ場合です。

『基礎問題精講』も
演習問題までやればある程度の応用力が付きます

『基礎問題精講』は例題と演習問題で構成されているのですが、
不安な分野・強化したい分野は演習問題まで取り組んでみて下さい。

例題の解き方や考え方を演習で試していくことで、
『基礎問題精講』の全部のパターンを完璧にできれば、

青山学院大学・関西学院大学のようなMARCH・関関同立の一部な大学にも、
年度やタイミングが合えば通用するレベルまでは仕上げることができます。

しかし、あくまで年度や問題との相性が良ければ・・
というレベルです。

本来、最低限仕上げてほしいのは、
『文系の数学 重要事項完全習得編』です。

これを仕上げれば、関西学院大学・青山学院大学の
全学部日程に通用する数学力が十分身につきます。

『基礎問題精講』は完成度で差がつきやすい問題集です。

さらっと通ったぐらいだと、偏差値50・日東駒専レベル
でも厳しいです。

反対に完成度の高い人は『基礎問題精講』だけで、
偏差値60近くになるひともいます。

まとめると、
『基礎問題精講』で通じるレベルは、
完成度さえ高ければ、MARCH・関関同立、地方国公立でも
基礎的な問題が多い大学には通用するということです。

しかし、一冊完璧に仕上げたとしても、
問題との相性によって合否が分かれるレベルではあります。

 

どう使うか

『基礎問題精講』がどのレベルまで通用するか
分かってもらえましたか?

ここからは、『基礎問題精講』をどう使っていけばいいのかに焦点を当てていきたいと思います。

 

完成度

ここまでの述べてきた中で、
『基礎問題精講』は完成度が重要だということが分かってもらえたと思います。

この完成度には2つの基準があります。

①『基礎問題精講』と同じ問題が出たら100%解ける

②問題文を読み取って、解き方を説明できる

①は、
約300問くらいの問題がある中で、ランダムに出題されても、
完璧に解けるという段階です。

②は、
解き方を言葉で説明できるという段階です。
『基礎問題精講』は易しめの問題もあるため、何となくの計算で解けてしまうこともあります。

ただ、それでは応用がききません。
与えられた問題文から情報を読み取り、解き方を言葉で説明できるレベルまで
もっていくことが必要となります。

応用の利く勉強方法を身に付けていくことで、
『基礎問題精講』でもMARCHにも通用する力が
身に付きます。

 

2周目以降の解き方

一周は解き終えて、総復習にはいります。
そして2,3周目に入るときに気を付けてほしいことが、

問題を覚えてしまっていないかということです。

2,3回目になると何となく記憶に残っていて、
「この問題はあの解き方だ!」
とスムーズに出てきやすくなります。

それが覚えているから解けるのか、理解したから解けるのか
は大きな差です。

だからこそ、スムーズに解けたときでも、
全く違う問題文でも、その発想は出てきたのか、理論は説明できるのか、気にしながら解いてみて下さい。

一度解いた問題ではなく、本番を想定した演習ができるかどうかが大きなポイントです。

 

完成度チェック

『基礎問題精講』が本当に仕上げることができているのかの、
一つの指標となるのが、数列の漸化式です。

『基礎問題精講』の漸化式は、
設問自体が誘導となっていて、誘導がとても丁寧です。

『基礎問題精講』で誘導されて、(4)で求める答えが、
入試ではいきなり(1)で求められます。

精講や解説の部分では、
誘導がなくとも解けるような説明がなされています。

だからこそ、精講や解説を読み込み、誘導なしでも解けるようになれば、
より高いレベルの大学にも通用するようになる
といえます。

 

著者のメッセージを意識する

参考書を作る側になってみて下さい。

膨大な量の問題がある中で、
問題を抽出しなければいけません。

そうなると、各分野ごとの解き方のパターンに合わせて、問題を作ることになります。

2次関数の、この形式の問題であればこの解き方。

また別のパターンではこの解き方。

どんな考え方、どんな解き方をすればよいかを伝えるための
問題を作ると思います。

つまり、数学の参考書には、

「こういうときは、これを使ってとけ!」という
著者のメッセージが込められているわけです。

それを精講や解説にしっかりと書いてくれているんです。

なのに!

それを読まないひともいます・・

とけた!おわり!ではなく、
著者のこめた
「この考え方を使ってね」が本当に身についているのか意識していく
必要があるんです。

そしてこのことが、『基礎問題精講』の通用するレベルを
上げていくんです。

 

まとめ

『基礎問題精講』は基本的には、日東駒専レベルです。

しかし、どのように取り組むかによって到達点に大きな差がでるものでもあります。

また、その仕上げ具合は、より上レベルの参考書に取り組む時にも影響してきます。

だからこそ、完成度を高め、本番を想定した演習に取り組み、
『基礎問題精講』の限界値を上げることができるよう取り組んでいきましょう!

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