こんにちは、武田塾円町校です!
夏休みがもうすぐ到来しますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。現在は梅雨の時期で、ジメジメした空気が漂っていますがそんな空気感に惑わされず元気で勉強を勧めましょう!
さて、皆さんは引き続き勉強されていることと思いますが、適宜休憩を挟んでいますか?
長時間休むことなく勉強し続けられるという人もいると思いますが、適度な休憩を取った方が結果的に効率が良いということは研究によっても明らかにされています。
皆さんは普段どのようなリフレッシュの仕方を取っていますか?
代表的なものとして
・お気に入りの音楽を聴く
・散歩に出かける
・自習室から出て外の空気を吸う
・友達や家族と話す
・仮眠をとる
・おやつを食べる
などが挙げられますが、ここで一つおすすめしたいリフレッシュ方法があります。
それは読書です!
「読書している暇があったら勉強するよ!」という声が聞こえてきそうですが、読書にはリラックス効果があることを忘れてはいけません。イギリスのサセックス大学の研究によると、たった6分の読書でストレスが68%も解消されることが証明されています。
また読書は問題文をしっかりと読む訓練にもなるので、リフレッシュしながらにして読解力を鍛えることもできる、コスパの良い休憩の取り方であると言えます。
では、これから短い休憩時間でも読めるおすすめの短編作品を紹介していきたいと思います。
1.さくらももこ『もものかんづめ』
アニメ『ちびまる子ちゃん』の作者として知られるさくらももこさんによって書かれたエッセイ集です。
ひとつひとつのエッセイはとても短く、5分ほどで読み終えることのできるものばかりです。
本を読むことに慣れていない人でも読みやすい文体で書かれており、しかもどの作品もクスッと笑ってしまうような面白いものばかりです。
これまで読書をする習慣がなかった人にも自信を持っておすすめしたい一冊です。
2. 星新一『ボッコちゃん』
本には様々なジャンルがありますが、その中で「ショートショート」というものがあることを知っていますか?
「ショートショート」とは小説の中でも特に短い作品のことを指します。
その短い文章の中で、きちんとオチがあるのがこのジャンルの面白いところです。
作者の星新一さんはこのジャンルの第一人者として知られており、「ショートショートの神様」と称されるほどです。
子どもにも読みやすいように書かれていますが、大人が読んでもはっとさせられるような作品も収録されているので、休憩時間に適度な刺激が欲しいという人におすすめしたい短編集です。
3. 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大 ―天才たちのカオスな日常―』
この本は東京藝術大学の学生へのインタビューをもとにして書かれた作品です。
ノンフィクション作品であるにもかかわらず、「本当にこんな人いるの?!」と疑ってしまうような個性的な人が登場してきたり、なかなか目にすることのない芸術大学の内側を見ることができます。
当時東京藝術大学に在学していた、人気バンドKing Gnuの井口理さんも作中に登場します。
芸術大学への進学を考えている人やその内側を覗いてみたいという人にぜひ読んでほしい一冊です!
4. 片桐はいり『わたしのマトカ』
こちらの作品は個性派女優として知られる片桐はいりさんによって書かれたエッセイ集です。
映画の撮影でフィンランドに一か月滞在した著者の経験をもとに書かれていますが、この作品集にも思わず笑ってしまうような楽しいエッセイが詰まっています。
街の様子や現地の人々の様子が事細かに描写されているので、海外旅行を疑似体験しているかのような気分に浸ることができます。
勉強で忙しい受験生にはもちろん、パンデミックで海外旅行を断念しているすべての人におすすめしたい作品です。
5. 定延利之『日本語不思議図鑑』
これまでに紹介した作品とは少し異なり、この本は言語学の研究者によって書かれています。
研究者が書いた本、と言われると「難しい本なのだろうか」と少しかしこまってしまうかもしれませんが、その心配は無用です。
身近にあふれる日本語の不思議、について言語学を専門にしない人に対しても非常に分かりやすく書かれた一冊です。
皆さんは、医師から「薬を一日おきに飲んでください」と言われた場合、最初の一日分を飲んだその次はいつ飲むでしょうか?
24時間後?それとも48時間後でしょうか。
この本はそのような疑問に答えてくれます。
言葉に興味がある人にはもちろんのこと、日本語を母語とする人であれば誰もが親しみを持って読める作品です。
Q&A方式で書かれているので、息抜きに友達と出題し合って一緒に考えるのも面白いかもしれません。
以上で休憩時間に読めるおすすめの短編作品集5つを紹介しました。
ここでもう一度紹介した作品をまとめておきたいと思います。
1. さくらももこ『もものかんづめ』
2. 星新一『ボッコちゃん』
3. 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大 ―天才たちのカオスな日常―』
4. 片桐はいり『わたしのマトカ』
5. 定延利之『日本語不思議図鑑』
今回の記事では休憩時間の間に読み切ることのできる短編作品集ばかりを取り上げましたが、長編小説を少しずつ読んだり、また一度読んだ日本語の作品の洋書版を読んでみたりするのもおすすめです。
洋書はハードルが高そうに思われるかもしませんが、簡単な英語のみで書かれているものもたくさんあるので、興味がある方はぜひ探してみてください。簡単なものであれ英語で本が読めると、自信にも繋がります。
筆者は現在大学に通っていますが、課題に行き詰まると読書をするようにしています。自身の経験からも、休憩時間の読書は受験生におすすめしたいリラックス法のひとつとなっています。
勉強に疲れたら、ぜひリフレッシュに読書を取り入れてみてください。
武田塾では、皆さんそれぞれの志望校や学力に合わせてカリキュラムを組んでいます。
逆転合格を目指して一緒に頑張りましょう!