こんにちは!JR円町駅から徒歩1分 武田塾円町校です。
先日は高2の皆さん向けに、「この冬にやっておくべきこと」についてお話ししました。
今回はもう少し突っ込んで、『共通テスト対策をいつから始めれば良いのか』をお話ししていきたいと思います。
なぜこのタイミングで共通テスト対策のお話しをするかというと、計画は早めに立てるに越したことはないからです。
夏になり、秋を迎えるころに「共通テスト対策ってどのタイミングでやればいいの?」なんて言っていると、二次対策も考えないといけないのに膨大な量の勉強が必要になってきたりします。
早めに計画を立てることでその都度修正していくことも可能ですし、自分の学力と志望校をしっかりと考えて勉強計画を立てていけるはずです。
それでは共通テスト対策を「いつ」「どういう風に」してくかを見ていきたいと思います。
共通テスト対策はいつから始めるの?
それは高3の夏が目安です。
特に理系は「英語・数学・理科」を、文系は「英語・国語・社会」を優先的に取り組んでください。
「その時期で大丈夫なんですか?」
はい、状況にはよりますが基本的には夏を目途に取り組むのが良いでしょう。
もし、夏前までに基礎が固めることができていて、二次対策に入れている方であればもっと早く始めてもらってもかまいません。
大事なのは、自分がどの段階まで学習できていて、共通テストに取り組む学力がついているか、ということです。
共通テストと二次対策を同時に行うのはとても大変です。
夏の間は、共通テスト対策に集中して秋から二次対策に切り替えるというのが理想になります。
ではなぜ早めに共通テスト対策をしなければいけないか考えてみましょう。
共通テストにおける主要科目の配点
共通テストを受ける中で一番重要視するべきことはは、国公立大学における共通テストと個別試験の比率になります。
ここで京都工芸繊維大学 工芸科学部 デザイン科学域の共通テストと個別試験の割合を見てみましょう。
共通テストは5教科7科目で400点満点
個別試験は3教科で600点満点
2次の比率が60%と高めですが、特に国語は25%まで圧縮されてしまいます。
その他の教科の圧縮率に対して大幅に縮められるため、特に理系科目は大きく点を落とせなくなってしまいます。
また、もちろん周りも理系科目で点数を取ってくることが予想されることと、二次配点の方が高いことで二次対策にも時間が大きく必要になってきます。
そう考えると、共通テスト対策はなるべく早めに対策を済ませておかないと二次で挽回できる準備ができなくなってしまうということです。
共通テストより二次配点が高い?
今回例に挙げた京都工芸繊維大学は二次配点が高いので挽回できるチャンスがあります。
だからと言って共通テストをおろそかにできるわけではありません。
難関国公立大学は往々にして二次の配点が高く、共通テストは高得点を取って辺り前の世界になってきます。
志望校が決まっている場合はそれに向けてどう対策していけば方針が決まってきますが、志望校が決まっていない場合も含めて国公立を志望する際には共通テストを75~80%は取っておかないと、大学の選択肢が狭くなってしまいます。
逆を考えれば、しっかりと共通テスト対策をしておけば、国公立大学の選択肢が広がるということです。
しっかりと共通テストで貯金をして二次に臨むのが理想になります。
地方国公立に対しては?
それに対し、地方国公立のボーダーは60~70%といったところになります。
となれば、共通テスト対策も夏ころから始めるので十分かもしれません。
もちろんしっかりと対策する計画が十分に立てれているという前提ですが。
特に社会科科目や理科基礎科目など、暗記が多い科目はあまり早くから始めてしまうと抜けてしまう可能性があります。
もちろん早めに対策するに押したことはありませんが、『基礎を固める』『二次対策の計画が見えている』という事が前提になります。
そしてまずは夏までに上記の主要3教科をしっかりと固めておく必要があります。
文系においての数学、理系においての国語
文系においての数学と理系においての国語は対策をするタイミングが非常に難しいです。
何故ならば、数学ⅠAⅡBの対策を文系科目を中心に行う中で高3の1年間で仕上げるには時間的に厳しいでしょう。
また、理系科目を中心に勉強している中で古文漢文の対策は非常に時間が取られると思います。
そう考えると時間はいくらあっても足りないと思います。
春のうちに基礎を重点的に仕上げ、主要科目を中心に早めに対策を済ませておきましょう。
また勉強を進めていく中で、5教科を進めていくことが困難と感じる事もあるかもしれません。
そうなると、私大を中心に勉強を進めていく形に方向転換することになるでしょう。
私大志望に方向転換することは悪い事ではありません。
自身が大学に入って学びたいことや、住みたい場所、学びたい大学と理由はそれぞれあるでしょう。
その目標のために、自身ができることと目標を実現するという気持ちを持って計画を立ててください。
何度も言いますが、早めに計画を立てることで選択肢は広がります。
共通テスト対策をしっかりしておくことで、私大の共通テスト利用入試を活用することも視野に入れておく必要があります。
受験勉強の計画を立てるということは非常に難しいと思います。
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