こんにちは!
JR円町駅からアクセス抜群の立地にある武田塾円町校です!
塾生の皆さんは、円町駅横の駐輪場が無料で利用できますよ。
さて皆さんは英語の長文を読むときに、最後まで読んでも内容がさっぱり理解できていない、なんてことはありませんか?
実はそれ、文字列を目で追っているだけで思考停止になっているのかもしれません…!
もし少しでも自分に当てはまるかもと思った方、この機会に長文の読み方を見直してみませんか?
英語の長文はちょっと意識を変えるだけで理解度を上げることができるので、是非この記事で英語長文の読み方をマスターしてほしいです。
ということで今回のテーマは、
「長文の単語を読むだけシンドロームになってない?」です。是非参考にしてみてください!
単語を目で追うだけシンドローム
この記事では先ほどの、単語だけ目で追って長文の内容が目に入らない症状のことを「単語を目で追うだけシンドローム」と名付けて分析していきたいと思います。
特に時間制限つきの長文読解を始めた子が陥りがちです。
これは単語の意味は分かるはずなのに、読んでいって読み終えたときに何の話か分からない。全く内容が入ってきていない状態です。
この「単語を目で追うだけシンドローム」ですが、長文読解が苦手な生徒によくみられる症状で、この症状に陥る生徒には、
・文章を速く読むことを意識しすぎる
・単語それぞれの意味は分かるが、読み終わったときに内容を理解できていない
・時間制限付きで長文演習をしている
等の特徴がみられます。
克服するためには?
そこで、このような症状をもつ生徒にオススメの対策として次のようなものがあります。
自分のペースで読む
まず最初は制限時間は関係なくゆっくり自分のペースで読んでみてください。
30分でも、1時間でも、いくら時間をかけてでも、まずはちゃんと文章を読めるようになりましょう。
その後程、1回解き終わった後に制限時間を設けて速く読む練習をするようにしましょう。
とにかく焦りすぎないようにしましょう。自分に合った速さがそれぞれあるはずなので、まずはそれに沿ってやるようにしましょう。
文章の内容が頭に入ってこない生徒の特徴としては、自分の頭の中で文章を処理できるスピードを超えて単語だけを目で追いかけていることが挙げられます。
文章を読むスピードは、自分がその文章を音読するスピードと同じくらいになるのが適正だといわれています。
焦らず、まずは一個ずつ丁寧に時間を取りつつ文章を読んでいきましょう!
補足的な内容を話しておくと、「長文読解においては英語から英語に頭の中で訳しながら読めるようになるのがよい」という話を聞くことがあるかもしれません。これについては最終的な到達目標として設定する分には問題ないですが、最初から無理やりこのペースにすることはおすすめしません。
慣れないうちは自分のペースで長文を読むようにしましょう。
内容を整理する力をつける
英語長文を読むうえで自分のペースで読むことと同じくらい大事なのが、内容を整理する力になります。
これを実践するには、段落ごとに文章の内容を振り返る時間を作るのがいいでしょう。
英語の長文は段落ごとに分かれていますが、各々の段落が内容の塊になっています。
英文読解において焦っている人は一段落読み終えるとすぐに次の段落に移ろうとします。
一段落終わったら、すぐに2段落目、3段落目・・どんどん進みがちです。
このような生徒には長文で一段落読み終えるごとに立ち止まる発想を身に付けて欲しいです。
一段落読み終えるごとに10秒くらい時間をおいて、文章の内容を自分の頭の中で整理してみてはどうでしょうか。
敢えてこの時の思考回路を言語化するとしたらこのようになるかもしれません。
「筆者は○○のことを第一に主張していたな」
「2段落目では1段落目とは逆のことを主張していたな…」
「3段落目では2段落目の具体例の話をしているな」
「4段落目ではまた1段落目で話していたことに話題を戻したな」
「5段落目では視点が変わって将来的な話の展開になっているな」
このように一段落読むごとに内容を振り返る時間を作れば文章の内容が見えてくるようになります!
一段落ごとに内容を振り返りを繰り返して、「この段落ではこんな話だったから、次はこんな話がくるかな」という風に
次の内容を予想できるようになれば長文読解は完璧です。
ミクロ視点とマクロ視点
長文を読む際に必要なミクロ視点とマクロ視点の配分は半々が最適です。
ミクロな視点とは目の前の単語や構文などをSVOC構文を意識しながら訳していくことです。
ただ、この視点はあくまで半分までにとどめてください。
マクロな視点とは次にくる話や今までの話がどのようなものであったかなど筆者が伝えたいことを読み解くことです。
例えば、Aという事象について筆者は肯定的なのか否定的なのか、文章全体の内容を考える余裕を持つことを意識するようにしましょう。
長文が読めない生徒は視野が狭くなりがちな傾向があります。そういう生徒は目の前の単語や一文しか読めていないので長文を読み終わっても内容が理解できていない状態になります。ですから、このマクロな視点をいかにして持てる校になるかが今後の課題になってきます。
まとめ
まず長文を読むにあたって、内容をしっかり把握することを意識して、例えば一文読むのに30分かかるけど、理想の時間が20分であった場合に、その10分を埋めるためにどのように読み方を工夫するのか、といったことを考える事になります。その方法として、
・制限時間を気にせずゆっくり読む
・段落ごとの内容を10秒間振り返る
・ミクロ、マクロの両視点を持って次の段落の展開を予想できるようになる
ことが挙げられます。
長文読解に苦戦している人はこれらの方法を意識して勉強に取り組んでみてください。
きっと徐々に英語長文が理解できるようになることでしょう!
《参考動画》
成績があがらない英語長文の間違った勉強5選
参考動画