こんにちは!武田塾円町校の好川です!
暖かかった春もいつのまにか過ぎ去り、
気づけば少し汗ばんでしまうような天気が続いている今日この頃ですが、
高3生の皆さんは4、5月ごろに受けた模試の結果が
返却されている頃なのではないでしょうか。
点数が良くて喜んでいる人、思ったように結果が出ずに落ち込んでいる人
などさまざまだと思います。
しかし模試の結果に一喜一憂しても仕方ありません。
模試は”模試”であって本番ではないのです。
特に春から受験勉強をスタートさせた人にとっては取れなくて当たり前です。
しかしせっかく模試を受けたのですからそれを活用させたいですよね?
そこで今回は春模試の復習の仕方とその活用法について書いていこうと思います。
模試のあとにやるべきこと
模試の後にやるべきことはなんでしょうか。
多くの人がやるのが、模試の答えを覚えてしまうことです。
模試で間違えた問題を復習→覚える→解きなおす→できる
もちろん大事なことではあると思いますが、もっと大切なことがあります。
特に春の模試では、先ほど述べたようにできるものより、模試が難しいのが当たり前です。
英語だったら長文まだやっていないのに、長文が出たりするわけです。
そうなると、もともとできないものをできなかったからといって、復習してもあまり意味はありません。
現状はその解答を覚えてもその力がないんだから当然ですよね。
この状況では復習があまり意味を持たないんです。
では何をしたら良いのでしょうか?
まずやるべきは実力の把握です。
英語だったら、長文は読めないかもしれないけど、
長文の中の単語が理解できたか理解できなかったかは分かりますよね。
長文の中にある読めなかった、理解できなかった単語をリストアップし、
そのリストアップした単語の中に、既に終えた範囲の単語が入っていないか単語帳と照らし合わせてみてください。
そうすると案外、「覚えた!」と思った範囲の単語にも抜けがあることに気づきます。
本当に完璧に勉強を進めていないかぎりは絶対に抜けが出ています。
模試は点数を上げるためのものではなく、距離感を測るものです。
例えば、模試の問題より難しいものを普段やっているのに、
模試で点数が取れないのであれば、今までの勉強に何か問題があるのだろうし、
時間が足りないのであれば、それを克服するための勉強をしなければいけません。
模試はなんらかの課題を発見するためのところです。
出来ないとわかっているものが出来なかったとしも、それはなんにもなりません。
何の新しい発見でも何でもないからです。
だからこそ、特にこの春模試はそこに一喜一憂するべきじゃありません。
模試と一言にいっても、直前期の模試とこの春の模試では、
目標点数や具体性はだいぶ違います。
春の模試では今までやったところが、取れていればおっけい。
ただ、やったところが出来ていなければ、今までのやり方がまずいから改善していく必要がある。
くらいの感覚でいいんです。
模試の点数を気にする時期は、
マーク模試であれば、日大レベルが終わってから。
記述式であれば、地方国公立やMARCHレベルを終えたか、もしくはその最終段階に挑んでる。
くらいからです。
このあたりになると、自分がやっている参考書と模試の問題のレベルの差がなくなってきます。
そうなると、解けなきゃいけない、点数を気にしないといけなくなります。
ただ、それは多くの人にとって春の模試ではありません。
では、春の模試は何を見ればいいのか、より具体的に紹介します。
春の模試のポイント
1.春模試は点数にこだわるな
模試が返ってくるとみなさんやはり最初に見るのは成績表の点数や偏差値の欄だと思います。
しかし!何度の述べてきましたが、春模試の結果を見るうえで重要なのはそこではありません!
仮にこの春から受験勉強を始めたのだとすると
春模試の出題範囲の全範囲の受験勉強が一通り終わっている人なんてほんの一握り
だと思います。
復習ができていない、あるいはそもそも習っていない範囲が
取れないのは当たり前なのです。
では成績表のどこを見ればよいか?
それは各教科各小問の正誤をまとめたページです。
そこから
自分がすでに復習が終わっているはずなのに間違えてしまった問題
を探してください。
それこそが今あなたが早急に対策しなければいけない問題なのです。
前述したように、その問題はこれまでの勉強の問題です。やったはずなのにできないは、改善の必要があります。
復習すべき問題は自分がすでに一度復習を終えているかつ、間違えてしまった問題となります。
2.春模試の合格判定は気にするな
模試の合格判定。これも多くの人が模試ごとに気にかけて一喜一憂すると思います。
しかし春模試に関しては結果が良かろうと悪かろうとこれはあくまで参考程度に捉えてください。
というのも春模試は浪人生も一定数受けており、
また春の段階では現役生と浪人生の間にはかなりはっきりと学力差がついてしまっているため
どうしても現役生が良い判定を出すのが厳しいのが現実です。
ですから合格判定自体を気にするのではなく
自分が自分と同じ大学を志望している受験生全体の中でのどれくらいの順位に位置しているか
をあくまで参考程度に気にかけるようにしましょう!
3.最後に
春模試の結果が返ってきて皆さん喜んだり落ち込んだりしていると思います。
しかし模試の結果が良かったにしろ悪かったにしろ
模試は模試です。本番ではありません。
模試の結果が良かったことに油断して本番失敗した人や、
逆に模試の結果に落ち込みすぎず
今そのときに出来ることを着実に完遂して本番で成功した人
など私自身の周りだけでも何人も見ています。
成績が伸びずつらく思っている受験生も多い
とおもいますが日頃のその努力は必ずどこかで実を結びます!
ですから一喜一憂しすぎることなく頑張っていきましょう!
武田塾では、皆さんそれぞれの志望校や学力に合わせてカリキュラムを組んでいます。
逆転合格を目指して一緒に頑張りましょう!