【共通テスト】数学の難易度・特徴・対策・勉強法を解説!
こんにちは!
海老名駅から徒歩6分、武田塾海老名校中島です。
今回は、
大学入学共通テスト数学の
難易度や対策、勉強法を徹底考察します。
★このブログはこんな人におすすめ★
・国公立志望の人
・共通テスト利用方式を使う予定のある人
・同日模試を受ける予定の1・2年生
・模試の結果に落ち込んでいるという人
それではいきましょう!
共通テスト数学の出題形式・問題数
共通テストの数学は数ⅠAと数ⅡBに分かれます。
数ⅠAと数ⅡB共に大問は5つです。
第3問から第5問までは選択制となっており、
3問中、2問を選択して解答するため、
全部で4つの大問を解くことになります。
試験時間は
数ⅠAが70分、数ⅡBは60分となっています。
共通テスト数学のデータ・平均点
2022年度共通テストで話題となったのが数学の難化でした。
旧センター試験を含め、過去の点数をまとめたものが以下の表です。
実施年 | 数ⅠA平均点 | 数ⅡB平均点 | 数学ⅠA・2B合計平均点 |
2016 | 55.27 | 47.92 | 103.19 |
2017 | 61.12 | 52.07 | 113.19 |
2018 | 61.91 | 51.07 | 112.98 |
2019 | 59.68 | 53.21 | 112.89 |
2020 | 51.88 | 49.03 | 100.91 |
2021 | 57.68 | 59.93 | 117.61 |
2022 | 37.96 | 43.06 | 81.02 |
2021年より、
センター試験から大学入学共通テストに変更されました。
多くの受験生がその対応に苦慮しました。
しかし、平均点だけ見ると
共通テスト初年度は、
非常に高い平均点であることが分かります。
問題の傾向を変えてはいるものの、
難易度自体は
それほど高くない問題が出題されたことがわかります。
こうすることで、
難易度を抜きにした上で
”傾向の変化が点数に与える影響を正確に測りたかった”
ということが予測されます。
そして、2022年の共通テストでは大幅に難易度が上がりました。
これにより平均点が大きく下がり、
連日ニュースでも取り沙汰されることになりました。
共通テスト数学の難易度・特徴
ここでは共通テストで難しくなったポイントについてまとめます。
問題文の長文化・煩雑化
まず、前提として数学という科目は、
答えを出すまでに踏むべきステップが存在しています。
①問題文から情報を収集する
②どの公式を使えば解けるのかを頭の中で選別
③解までの道筋を組み立てる
④解き始める
この4つのステップで問題に取り組みます。
ところが共通テストでは、
その大前提となる問題文が難しくなっています。
問題によっては現代文ではないかと思うほどの文章量だったり、
別のパターンの問題と勘違いさせるような文言があったりと、
情報を適切に収集することが難しいため、
これまでのように問題をパターン化することが難しくなりました。
最後まで解き終わらなかったり、正解だと思った問題で間違えたりと、
力を出しきれない受験者が続出しました。
時間が足りない
先述した「問題文の難しさ」により
引き起こされるのが、
”時間が足りない”という現象です。
ただでさえパターンに気付きにくい文章を読む必要がある中で、
数ⅠAと数ⅡB合わせて130分で 8問
という大問を解かなければいけません。
この時間制約を考慮すると、
難関国公立の文系数学や難関私立と比べても
「非常に難しい」レベルといえます。
共通テスト数学の難易度は、読めない!?
共通テスト数学、最大に難しさは「難易度が読めない」ことです。
2021年の共通テストであれば、センター試験よりも易化しました。
2022年の共通テストであれば、センター試験よりも大幅に難化しました。
つまり、どんな問題が出てくるのかいまだに予測ができない。
ギャンブル性が高いテストだということが最大の難易度です。
どれだけ共通テストの出題傾向に慣れることができるかという点が、
共通テスト数学で高得点を取るポイントになるとも言えます。
共通テスト数学の対策・勉強法
先述の通り共通テスト数学は、
①難易度が出たとこ勝負になる
②高い情報処理能力(解答スピード)を求められる
ということがわかりました。
では、どのように対策をしていけばいいのでしょうか。
問題文だけを見た瞬間に、どの単元の問題かを判別する
おそらく多くの方が青チャートなどの問題集や、
武田塾でも採用している基礎問題精講を使って勉強を進めていると思います。
その各ページに載っている問題文を見て、
・何の問題なのか
・この文章が来たらこのパターンで解法を出す
ということを、
”問題文の横に書けるか”をチェックしてください。
これに気付けない場合、
共通テスト模試や過去問の点数は伸びません。
こうした「問題の分類」ができない場合、
1問1問が全く別の問題に見えてしまう為、
その問題の答えや解き方を丸暗記しただけ
という状態になってしまいます。
すると、
全く考え方は同じなのに「気付けない」
ことによって点数が伸びないサイクルに入ってしまいます。
その問題の本質はどこなのか。
という着眼点に気が付けるようにしましょう。
共通テスト模試は全て受ける
共通テストの難しさは、過去問が少ないことです。
2021年から共通テストは始まりましたが、
その前に事前予想問題模試が行われていました。
ところが、いざ本番の共通テストを迎えると、
全く異なる出題方式となっていました。
難易度自体も、毎年変わっているため、
対策するということ自体が非常に難しいのです。
結果として一番良い対策は、
「共通テストに近い問題を多く解く」
ということなのです。
よって、
国公立志望の受験生など、
共通テストの結果が大きく受験結果に関わる人は、
共通テスト型のマーク模試は
できるかぎり受験するようにしましょう。
共通テスト数学の過去問を解く際に意識すること
それではここからは実際に過去問を解く際に、
必ず意識してほしいポイントについて記載します。
時間制限なしで満点が取れるか
まず過去問を解く際は、
「時間制限無しで満点取れるか」を意識してください。
もし、それで満点が取れないならば、
基礎が入っていないという証拠です。
満点が取れなかった場合は、
今までやってきた基礎の参考書を見返し、
どのページの問題を使えば解けたのかを確認しましょう。
今までの知識で解けなかったのかを分析しながら
解き直しをすることが重要。
解き直しの際、手が止まった部分に印をつける。
共通テストで一番避けなければいけないことは、
「時間切れ」です。
そのため、
”時間内に解けるのか”が最重要課題となります。
言い換えれば、
「手が止まる時間をどれだけ減らせるか」
を突き詰める必要があるということです。
そこで対策してほしいのが、
手が止まった時に、どの部分で止まるのか。
を印をつけて残していく作業です。
共通テストに出てくる問題は、
見た目が違うだけで、確実に習ったことのある知識です。
しかし、答えまで辿り着くルートが、
決められたルートになっているので、
自分が考えたルートでは解けないのです。
その為、間違えた問題を、
新しいものと捉えて勉強をしてしまう。
結果として答えを丸暗記しただけの勉強になってしまうのです。
どこで手が止まったのか、
何で思考が止まったのか、
どこまでなら掴めたのか、
誘導には気付けたのか、
という風に、自分でできない理由を分析していきましょう。
これを繰り返していくことで、
共通テスト型の問題に対応できるようになっていきます。
共通テストの数学において必要な4つの能力
共通テスト数学で高得点を取るために
必要な能力は大きく4つです。
①何の問題か気づける
②その問題で、まず何をするのかを言える
③解く途中で必要な工程が言える
④そもそも何に答えなければいけないか言える
こうした能力が身についていれば、
本番で必ず答えにたどり着くことができます。
この4つの能力を身につけられる勉強を
逆算してやっているかが、
点数を取れる生徒と、
本番で失敗する生徒の違いです。
言葉に騙されず、
気づくべきポイントに気付ける能力を
身につけていきましょう。
まとめ
今回は共通テストの数学の詳細と、対策を論じてきました。
共通テストの問題は、やはり難しいです。
その上時間的制約もかなり厳しいのが特徴です。
しかし、求められる能力はあくまで基礎レベルです。
ここからでもまだまだ挽回のチャンスがありますので、
入試に向けて頑張りましょう!
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