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合格する赤本・過去問の正しい勉強法(タイミング・使い方・解き方)

合格する赤本・過去問の正しい勉強法(タイミング・使い方・解き方)

こんにちは。
「日本初!授業をしない塾」武田塾海老名校の中島です。

夏休みを終えて、そろそろ過去問に入っていく時期になりました。

そこで今回は多くの方に知ってほしい「赤本の解き方・勉強法」をご紹介します。

赤本は、解いただけでは成績は伸びません。

使い方、解いた後の対策方法によって初めて成績が伸びていきます。

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赤本とは?

参考書コーナーにある赤い表紙でおなじみの「赤本」は、

数学社が発行している大学入試用の過去問題集です。

大学・及び学部別に分かれており、傾向と対策もですが、

解答・解説が詳細に記載されています。

どの赤本にも過去3年〜10年分の問題が収録されているため、

志望校に受かるために、どの受験生も必ず解くことでしょう。

赤本の重要性(合格の為に必要な理由)

赤本を解く目的は、以下の4つにあります。

・志望校の問題に慣れる(傾向と対策を掴む)

・捨て問の見極め

・本番対策

・勉強不足な部分を見つける

志望校の問題に慣れる(傾向と対策を掴む)

大学受験では同じ科目だったとしても大学、学部、学科選択、受験方式によって、

全く異なる問題が出されます。

出題方式、難易度、配点、試験時間、それぞれ変わってきます。

それを、何も知らずに本番でいきなり解いていくことは難しいですよね。

その為、志望校に受かるなら必ず過去問を解いておく必要があります。

過去何年も遡って解いていくことで、

志望校がどんな問題を出してくるのか、どこがポイントなのかを掴むことができるのです。

これが本番での得点率に繋がります。

 

捨て問の見極め

傾向と対策が掴めてくると、問題ごとの難易度を正確に把握できるようになってきます。

志望校のレベルが上がれば上がるほど、問題の難易度も上がっていきます。

これにより多くの受験生が、

「試験時間が足りない」という課題に行き着きます。

そんな時、一番身につけたい力が、”捨て問を見つける”能力です。

難易度が高すぎて、これに時間を割くと他の問題が解ききれなくなってしまうような、

捨てるべき問題。これが”捨て問”です。

これを見つけられるようになると、確実に合格点を取り切るスキルが身に付く為、

安定して点数を確保できるようになります。

 

本番対策

試験本番は、周りに多くの受験生がいます。

その全員が頭良さそうに見えて、緊張してしまう。そんな高校生も大勢います。

そこで赤本です。

試験時間や、難易度がそのまま本番と同じ問題を解くことで、

自信を身につけることができます。

「あれだけやったのだから大丈夫。」と本番で思うことができるのは、

「本番と同じレベルの問題で闘えた。」という経験があるからです。

 

勉強不足な部分を見つける

いざ本番レベルの問題を解いてみると、点数が全く取れないということも多くあります。

これは、やったと思っていても実は理解できていなかった分野がまだまだあるということ。

そして、本番レベルの問題を解くには、勉強が足りない範囲があるということです。

そうした課題は本番と同じレベルを解くから分かるのです。

赤本を解いて課題を見つけたらすぐにその分野の参考書をやり直しましょう。

 

こうして4つのポイントを眺めてみると、

確かに赤本を使用する必要があると実感させられますね。

しかし大切なのは赤本を”どう使うか”です。

つまり、それぞれの目的が達成されるような活用法をしなければ、

意味がないということです。

そこで過去問の正しい解き方を押さえておきましょう。

 

過去問・赤本を解く目的

まず、過去問を解く目的は「入試本番の点数を上げる」ということです。

こんな普通のことが、なかなかできずに苦労するのが大学受験です。

よく、ただただ過去問を解いて満足している人や、

何年分を解いた!と豪語している人がいますが、それではNGです。

繰り返し同じ問題を解く中で、過去問自体を暗記してしまう人もいますが、これも非常に効率が悪いです。

ですが、なかなか自分ではこの間違いに気づかないのが現実。

では、どのように過去問を解けば「入試の点数を上げる」ことが出来るのでしょうか?

過去問での学習で意識すべき重要ポイントは3つ

入試の点数を上げる」ために気にすべきポイントは多くありますが、

今回は特に重要なポイントを3つご紹介します。

①時間を測り、本番での戦略(立ち回り)を確認する

赤本を解くときは時間を測り、指定解答時間内で解くようにしましょう。

試験時間が来たら、そこで一旦問題にスラッシュを引き、

その後、時間を延長して残った問題を解きます。

ここで延長して解いた問題にかかった時間も記録しておきます。

こうすることで、実際本番で解き進めるペースや、各問題の完成度を押し測ることができます。

その後、時間をかければ解ける問題、時間をかけても解けない問題、

余裕で解けたはずなのになぜか解けなかった問題 といった具合に、各問題を分類します。

その上で対策を立てるからこそ次に活かせる方策を作ることができます。

その為、1週間に解く過去問は1回〜2回分が目安となります。

なんとなくたくさん解いても意味がないのです。

②丸暗記ではなく、苦手なポイントを認知する

過去問で大切なことは、過去問と全く同じ問題は本番で出ないということです。

その為、答えを覚えても意味がありません。

自分の苦手を見つけて対策をすることが重要なのです。

解いてみて初めて気付く課題もあります。

そもそも単語が入っていないとか、文法が理解できていないとか、

読むスピードが遅いとか、こうして見つけた課題に対して対策を打つから、

成長することができます。

見つけた課題を解決することができる参考書をやり直してから、

再度過去問にチャレンジしましょう。

基本的には新しい参考書を追加することはお勧めしません。

これまでにやり終えている、基礎的な参考書を再度復習して

どこから出されても100点取れる状態=完璧にすることが重要です。

③問題の傾向、難易度を理解する

過去問を解く以前に、基礎的な参考書を全てやり終えているということが大前提です。

しかし、それを完璧にしたからといって、全ての過去問で100点が取れるかと言われると難しいですよね。

大学、学部によってはそこに特化した対策をしないと、そもそも点数が取れない問題が出題される場合も多いにあります。

この本を読んでる人なら解けるけど、読んでいない人にはさっぱりわからない。

そんな問題が出ることもしばしばです。

特殊な分野の場合、今まであまり勉強していないものもあると思います。

そういった場合は、分野別の参考書を追加して点数に変える学習しましょう。

 

過去問の解き方・使い方のまとめ

大切なことは「解いた後に、どのように対策をするか」です。

何となく沢山の過去問を解いたとしても、効率的ではありません。

同じ年の同じ問題を沢山解いて点数が上がっただけでは、あまり意味は無いのです。

苦手や不足知識を把握し、対策することが「入試の点数を上げる」ことに繋がります。

 

赤本は何年分解く?

 

赤本ノート活用法

 

過去問解き方のコツ!

①過去問を1週間で何年分解くのか

1週間に解く量は、1年分でいいです。

その代わり、分析と解き直しに時間をかけます。

例えば英語の場合、

自分が間違えた問題の分類、

読めなかった単語はなかったか、見抜けない文法や構文はなかったか、

全てにSVOCを打てるか、音源レベルのペースですらすら読めるか、

選択肢でわからない単語はなかったか、出題傾向をまとめられているか、

など、やるべきことは多くあります。

ここまでやるから、自分の実力になっていくのです。

解いただけで満足はしないようにしましょう。

②過去問は全部で何年分解くのか

まず、大切なことは、

何年分解くかよりも、合格点を取れる実力に仕上がるかです。

新しいものから順に解いていきましょう。

もし足りないようであれば、問題を足していきましょう。

私立なら傾向が似ている大学や、他学部の赤本も購入しましょう!

③解いた後の復習方法

解いた後の復習は自分で解けるようにしていくことを重視します。

必ず問題の解き直しをして、全ての問題が完璧になっている状態に仕上げます。

出来なかった内容を分析し、今後の課題を出す。

更に課題には対策の優先度を明確にしておくこと。

⑤赤本が終わったら、次にやること

①文系科目の場合は似た傾向の大学や、学部の過去問を解いていきましょう。

②〇〇の国語などの、大学特化参考書を解き進めます。

③最新テーマ編など、傾向を掴むための参考書を解く。

④基礎(単語や文法など)の埋め直し

⑥採点の方法

私立で配点が載っていない場合

問題数に対して正解した問題数などで割り出します。

まず重要なのは、何割の問題を解くことができたかです。

英語などであれば、文法問題や長文問題である程度幅をつけて配点を決めてください。

国公立の記述の採点

採点基準が書いてある参考書にまずは取り組む。

結局は大学毎に採点基準は異なるが、ある程度の目安にはなる。

「国公立標準問題集Can Pass現代文」

「得点奪取現代文記述・論述対策」

「英文和訳演習」

「英作文ハイパートレーニング 和文英訳編」

などを参考にすると配点を掴みやすい。

⑦目標点は何点?

武田塾として基準としているのは、合格最低点+5%~10%。

たまたま当たった問題などもあるはずなので、合格最低点ギリギリでは危険。

また、大学や学部によっては科目間での調整が入る可能性もある。

そのため、厳しく見るならば10%は上の点数を確実に取れるようにしておきたい。

過去問の使い方を動画でおさらいしよう!

 

過去問の勉強法まとめ

今まで過去問を解いていたのに成績が上がらなかったという方や、

これから過去問に取り組む方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

武田塾では、過去問を解くタイミングやその後の対策などを個別指導で徹底管理しています。

自習室もあるので、集中して解き込んでいきましょう。

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