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【大学受験で文系数学を選択するべき?】第一志望合格には必須

 

こんにちは!

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文系は数学受験が圧倒的に有利!

 

突然ですが皆さん!数学楽しんでますか!?数学・・・・・・そんな教科あったな、数学はどうせセンスがないとできないんだろうなどなど考えている文系の生徒は多いと思います。

 

しかし、結論から言うと、数学にセンスは必要ありません

 

むしろ数学は

①基礎問題精講や青チャートで、典型問題(この問題に対してはAという解法・公式をつかう。この問題に対してはBという解法・公式を使う。この問題に対してはA+Bという解法・公式を使う)を身につける。

②①で身につけた典型問題を応用し(応用するには①の完成度の高さが求められる)、演習問題を解く。

を忠実にこなしてく教科です。耳に胼胝ができるほど聞いた話かと思いますが、どれだけ難しいと思われる問題も、①で身につけた典型問題の知識を組み合わせれば、必ず解けます。

つまり、数学といえど、社会科目と同様に、解くためには知識が大切となってきます

数学にセンスは必要ないということがだんだん分かっていただけたでしょうか?分かっていただけたところで…

数学受験は社会で受験するよりも、圧倒的に有利だぞということについて二つ説明していきたいと思います。

 

1.得点調整

一言で言うと、「得点調整」とは、選択教科・科目間で問題の難易差による有利・不利が生じないように平均点を基準にその差を調整することです。

例えば、ある私立大学の入試試験(社会・数学は選択科目、100点満点)が

社会平均点:80点

数学平均点:50点

だったとしましょう。

見ての通り、社会と数学で平均点の差が30点ありますが、この入試試験は公平であると言えるでしょうか?当然言えませんよね。数学受験者は、社会受験の人よりも不利を被っていると言えます。そこで得点調整の出番です。

得点調整の仕方は大学ごとに異なり、そもそも、どのような方法を用いて調整・計算するかは発表されていないことが多いのですが、今回は

(素点-平均点)×0.25+(素点-平均点)+満点の半分の点数=得点調後の点数

という計算式を用いてみましょう。

仮に先ほどの入試試験で、社会を選択科目に選んだAさんが社会85点、数学を選択科目に選んだBさんが数学60点を取ったとしましょう。このとき、各々の得点調整後の点数は

Aさん社会:56.25点

Bさん数学:62.50点

となります。

この結果から何が言えるでしょうか?

 

それはずばり、素点では、社会選択のAさんが数学選択のBさんを25点も上回っていたにもかかわらず、得点調整後の点数では、逆に、数学選択のBさんが社会選択のAさんを6.25点上回ったということです。

一般に数学は社会よりも思考力・計算力を必要とするので社会よりも平均点が低く出がちです。とはいうものの、冒頭で述べたように数学は社会と同様に知識を必要とする科目です。数学は勉強法さえ間違えなければ誰でもできます。

ですので、社会を選択して高得点を取ったにもかかわらず、得点調整され、思い切り点数を下げられるよりは、数学を選択して、平均点より少し高い点数を取り、得点調整の恩恵を受ける方が有利と言うこともできるでしょう。

これが一つ目の理由です。

 

2.選択の幅

数学ができると受験できる大学が増えます。まず、国公立大学を受験する場合、共通テストで数学IA・IIBを受験しなければならないことがほとんどです。

さらに、近年、私立大学でも数学を必須科目にする動きが高まっています。

例えば、早稲田大学政治経済学部は、2021年度より一般入試の受験生全員を対象に数学IAを受験必須科目にすると発表しました。(以下参照)

入試科目・配点の例①(早稲田大学 政治経済学部)

■共通テスト(必須3教科3科目+選択1教科1科目/合計100点)
必須科目

教科 配点 科目
外国語 25点 ①英語②ドイツ語③フランス語から1科目
国語 25点 国語
数学 25点 数学Ⅰ・数学A

選択科目

教科 配点 科目
地歴・公民 25点 ①世界史B②日本史B③地理B④現代社会⑤倫理⑥政治・経済⑦倫理、政治・経済
数学 数学Ⅱ・数学B
理科 ①物理基礎②化学基礎③生物基礎④地学基礎から2科目
または⑤物理⑥化学⑦生物⑧地学から1科目

■学部独自試験(120分/100点)

教科 配点 科目と出題範囲
総合問題 100点 日英両言語による長文を読み解いたうえで解答する形式とし、記述式解答を含む。

 

また、一般に、数学を利用する入試方式は、数学を利用しない入試方式よりも倍率が低くなります。

例えば、慶應義塾大学経済学部・商学部(どちらの学部もA方式が数学必須、B方式は数学を必要としない)の入試方式・倍率を見てましょう。

入試科目・配点の例②(慶應義塾大学 経済学部・商学部)

経済学部

学部|学科 入試名 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者 備考
2021 2020 総数 女子% 現役%
経済学部 一般選抜合計 3.3 4.0 630 5797 5332 1603 18 64  
経済学部|経済学科 A方式 3.1 3.8 420 3716 3419 1103 14 63  
経済学部|経済学科 B方式 3.8 4.4 210 2081 1913 500 26 65

 

商学部

学部|学科 入試名 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者 備考
2021 2020 総数 女子% 現役%
商学部 一般選抜合計 3.1 3.5 600 6404 5964 1905 19 63  
商学部|商学科 A方式 2.2 2.7 480 3641 3404 1556 17 61  
商学部|商学科 B方式 7.3 7.0 120 2763 2560 349 26

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経済学部・商学部どちらの学部もA方式のほうが倍率が低いことが分かります。商学部に関しては、A方式の入試科目が特殊(英語・数学・社会)ということもありますが、その差は歴然です。

 

このように、数学を利用できると、倍率的にも受かりやすくなります。

 

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

数学を利用できると、得点調整・受験できる大学学部数・倍率の面から圧倒的に有利に受験を戦い抜くことができます。

数学を足早に諦めるのではなく、「数学ができるようになれば志望校に合格できる確率が高まる」という方向に意識を向けること是非してほしいなと思います。

今からでも、しっかりと戦術を練って受験に臨みましょう!

 

 

 

 

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