【2次対策】記述答案の下書きって本当に必要なの?
こんにちは!
京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です!
今回のブログでは、2次対策を意識して勉強しておられる方向けに、記述答案をテーマにお話していきたいと考えております。
その中でも本日は、「下書き」という視点に着目致します。
記述模試を受けると、白紙の部分がありますよね。
場合によっては、ご丁寧に「草稿用紙」と明記してくれているものもありますが、皆さんはあれを活用していますでしょうか?
もし試験時間終了時にその白紙部分が白紙のまま終わっているという印象があるのでしたら、ぜひ本ブログを読んでいただければと思います。
たしかに、タイトな時間制限の中で、全ての問題に答えるのも精いっぱいの中、わざわざ下書きをするなんてとてもじゃない、という意見もあるでしょう。
しかしむしろ、時間がタイトだからこそ、下書きをしてから答案用紙に清書することが必要なのです。
もちろんこれは経験則などではなく、きちんとした根拠がありますので、その理由を、これからお話していけたらと思います。
では、早速見ていきましょう!
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下書きをすべき理由
記述問題において、下書きをすべき理由は、大きく3つあると私は考えています。
書き直しは絶対避けたい
時間がタイトな中、答案用紙以外には1文字でも手間を省きたい、そう思ってしまうのは当然です。
もちろん、一発で完璧に過不足のない答案を書けるなら、これが理想ではあります。
しかし、試験を解くのは人間ですので、それは中々難しい事です。
ましてや、常に時計を意識しながら、かつ、脳みその疲労も蓄積したような状態では、一層です。
それゆえ、一発で答案を書こうとすると、「書き直し」の必要に迫られる場面に往々にして遭遇します。
特に字数制限が設けられているような問題では、ほんの一文字超過しただけで、書き直しを要求されることとなります。
しかも書いているのは採点官に見せる答案ですので、採点してもらえる程度には丁寧な字で書かなければいけません。
よって、清書を書き直すくらいなら、最初から下書きをしておいた方が良いでしょう。
下書き自体は採点に一切影響しませんので、どんな汚い字で書いても、自分さえ分かれば全く問題ありません。
また、字数制限のある問題であれば、あらかじめ字数に収まるよう整理をしてから清書に臨むので、一文字超過といった些細な理由で何十文字も書き直す必要はありません。
下書きであれば、字数を超過しても、消しゴムで消すことなく、シャーペンで上から×を振るなどして、形式上削除していけば済む話ですので、そういった意味でも効率的ですね。
書いている途中で迷子にならない
現代文の最後の設問では、本文全体の要旨を踏まえて解くような問題が出題されることが多いです。
そしてそれを記述させる場合、往々にしてかなりの量の記述を求められます。
字数で言うならば100文字を超えるような答案を書くことも珍しくありません。
これほどの分量を記述する場合、自分が今何を書いているのかを見失ってしまうという事態に陥りがちです。
適当な感想文を書くだけならそれでも構わないのですが、採点の対象として明確に審査される答案において、これは非常に悪い状態です。
このようにして書いた答案は、平気で0点がつけられて帰ってきます。
後から読み返すと分かるのですが、このような答案は、日本語としてまず成立していないようなことが多いです。
接続詞の使い方が明らかにおかしい、関係のないもの同士を1文に入れ込んでしまっている、といった具合ですね。
このような答案は採点の仕様がありませんし、いい加減な採点の場合は、キーワードが一応入っていれば加点されることもありますが、二重三重にチェックの入る本番の入試でそのようなことは起こらないでしょう。
日本語を正しく運用できる力を測る試験である現代文であれば、なおさらです。
よって、このような事態を避けるため、下書きをして全容を把握してから清書に入ることが不可欠であることが分かります。
採点を意識した答案づくりができる
前項でも触れた採点の話題について、もう少し掘り下げてみましょう。
試験である以上は、点数を取らなければ意味がありません。
冒頭で、「全ての問題に答えるので精いっぱい」といったことを書きましたが、答えることが目標ではなく、得点することが目標であることを忘れてはなりません。
そして、下書きをせず流れに任せて何となく記述をしているうちは、記述問題の得点率が高い水準で安定することはまずありません。
得点率を向上させるためには、当然ながら採点を意識することが不可欠です。
そしてその採点は、多くの場合「要素」を基準に行われます。
「AとBによってCが引き起こされる」
という模範解答であれば、それぞれの要素を明記しているかどうかにまず得点が配分され、さらにその要素同士のつなげ方にもチェックがなされ得点が入る、という形ですね。
従って A+B→C という図式を明確に意識して答案を書かないと点数はもらえません
このような書き方をすると楽勝に見えますが、それぞれの要素が長く複雑な日本語に置き換えられ、さらにそれを何千文字もの中から見出すとなると、これは一筋縄ではいきません。
よって、
①まず加点対象になっていそうな要素を文章の中から抽出し、
②それらを正しい関係になるよう並べる
という作業が必要です。
これを行う事で、抽出する要素と、それらの関係性を正しく読み解くことさえできれば、答案構成が原因で点数を下げるようなことはまずなくなります。
抽出の仕方などは読解力に依存しますので、それはまた別の話になりますが、せっかく正しくできているのに、採点官に正しく伝わらない、ということを避けることもまた、下書きを行うことのメリットの1つになります。
最後に
いかがだったでしょうか。
下書きという作業は最初は面倒かもしれませんが、慣れてくればそこまで手間もかかりませんし、何より確実に点数の取れる答案作成に繋がります。
2次試験で記述が課される方は、ぜひ実践してみて下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
では!
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