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【勉強に手がつかない…】勉強への嫌悪感・無力感を無くす方法

【勉強に手がつかない…】勉強への嫌悪感・無力感を無くす方法

DALL·E-2024-05-14-14.51

こんにちは!

左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です!

今回は

勉強への嫌悪感を無くし、勉強を好きになる方法

について紹介していきたいと思います。

課題をどうしてもやらなければいけないと分かっているのに、

勉強が嫌いでついつい後回ししてしまう…

方や、

勉強をしなければならないと分かっているのに気力が湧かない…

と思っている方は、

その負のスパイラルから脱出するきっかけとなるかもしれないので

是非チェックしてみてくださいね。

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勉強に対する嫌悪感の原因

学習性無力感によるもの

人は嫌いなものに対して無意識に「学習性無気力感」というものが働きます。

学習することに対して無気力になってしまう、という意味ではなく

無気力になってしまうことを学習する。

つまり、どうあがいたって無理だと投げやりになってしまうのです。

なので、学習性無力感は勉強だけでなく、どうやったってうまくいかないこと

全般に働きます。

どのようにして学習性無力感を獲得するのか

失敗しても諦めず努力すれば成功につながると将来に期待するのが人の心理です。

しかし、回避できない失敗が続くと、努力や挑戦への意欲が削がれてしまう

場合もあります。

アメリカの心理学者セリグマンによって行われた、犬を被験体にした

学習性無力感獲得に関する実験研究を用いてこのことを証明しようと思います。

以下実験の内容紹介になります。

被験体となった犬は2つのグループに分けられます。

1日目に、

一方のグループでは犬は1日中ハンモックに吊るされ、身動きできない(回避できない)

状態で電気ショックを何度も与えられます。

もう一方のグループでは同じように吊るされはしますが、電気ショックは与えられません。

翌日、今度は低い柵で2つに仕切られた箱に入れられます。

この箱の中では、ランプが点いてから10秒後に、犬が置かれた方の床に

電気ショックが流れますが、柵を飛び越えて隣の床に逃れればショックを回避する

ことができ、

そのまま留まっていれば1分間の通電ショックを受けることになります。

1日目にハンモックに吊るされるだけで電気ショックを与えられなかった犬では、

シャトルボックスの中ではすぐに柵を飛び越えて隣の床に逃れれば

ショックを回避することを学習しました。

ところが、ハンモックに吊るされ電気ショックを与え続けられた犬では、

その場に留まったままで柵を越える行動は見られませんでした。

つまり、1日目の電気ショックは自分では逃れることのできないものであり、

どのような努力をしても苦痛を回避することは不可能であるということを

「学習」してしまった結果、2日目はなす術なく電気ショックに

さらされるままになっていたと解釈できます。

セリグマンは犬に見られたこの反応を

「学習性無力感(learned helplessness)」と名付けました。

長期にわたり逃れられない苦痛やストレスにさらされ続けると

何をやっても状況を改善できないという感覚を学習してしまい、

そこから逃れようとする努力を放棄し無反応になってしまう現象です。

実験から分かること

無力感や無気力感は生まれつきではない

無力感や無気力感は生まれつきではなく、(心理的に)学習し獲得していくものです。

犬はハンモックに吊るされ電気ショックを受ける環境から

最初は逃げようと試みます。

ですが、逃げられないことが分かって無気力になってしまうのです。

無力感や無気力感は生まれつきではなく、環境や自身の現在の状態と

深く絡みあって生まれるのです。

勉強における学習性無力感獲得の事例

いくら勉強をしても一向に成績が上がらない

勉強全般に言えることですが、勉強方法が適切だったのかどうかや

合格点まであと何点だったのかなどといった要素は関係ありません。

勉強していた本人が、「頑張っても結果が上がらなかった」という結果を

どう認知するかによって、

学習性無力感の症状が引き起こされるかどうかが決まります。

学校の教育方針が合わない

例えば課題を多く出して量をこなさせる学校、知識偏重型教育の学校

自主性を尊重し放任主義な学校、管理教育型の学校など

それぞれの学校方針がありますが、自身の性格や学習スタイルと合わない場合

環境を変えることが難しいため学習性無力感に陥ることがあるでしょう。

学校・家での人間関係

学校・クラスの雰囲気が合わない、ひょんなことから人間関係が悪化してしまった、

または親と気が合わない、虐待されている、家庭環境が安定しないなど

学校や家という容易に変えることができない環境下で

さまざまな経緯や事情でその環境を変えようという気さえなくなった状態は

学習性無力感に苛まれている状態と言えるでしょう。

解決方法

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いくら勉強をしても一向に成績が上がらない

・結果に対して捉え方を変える

・次の勉強に活かす

・少しハードルの低い目標を設定し、達成することで自己効力感を得る

学校の教育方針が合わない

・学校の指示に従わない

・学校の課題などはタスクとして片づける

・転校する

学校・家での人間関係

・転校する

・クラス替えを待つ

・公的機関に頼る

 

現状から脱するためにどのような手段を取ることが最適か判断し、

なるべく迅速に行動することが重要です。

自身の学習性無力感獲得の経緯、原因を探る

なぜ学習性無力感を獲得してしまったのか。

学習性無力感を改善し、自身を勉強に向けるには

自身の学習性無力感獲得の経緯、原因を探り、その根本的解決を図ることが重要です。

先ほどの実験の内容をへ~と思って読むだけでなく

自身を客観視し、この実験から読み取れることを

自身の現在の状況に対して解決すべき問題として落とし込むことが大事です。

おわりに

今回は学習性無力感とその解説方法を紹介しました。

学習性無力感は早めに対処することによって大学受験に使える時間が増えます。

自身の環境や気持ちと一度向き合ってみることが大事です。

また、必要であれば損切りなどをして、自分にとっていらないものといるものを

取捨選択し、日々の負担を軽くしていくことも重要です。

今回の記事を読んで「自分は学習性無力感に陥っているのかもしれない…」

と思った方は、是非早めに対処して、

大学受験勉強を最高のスタートで切りましょう。

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