【ちょっと待って】その難しい問題集、本当に今解かなきゃダメ?
こんにちは!
左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です!
今回は、
勉強方針の中でも特に、問題集の難易度のお話をしていこうと思います。
巷には色々な問題集があり、中学レベルからもう一度やり直すようなものもあれば、最難関大学の過去問のみを厳選したような問題集もあります。
そして、難関大学を目指す意識の高い生徒で、かつ、「勉強が楽しい」という気持ちをある程度持っている生徒ほど、その「楽しい」という気持ちのまま、とにかく難しい問題集に手を出していきます。
一見何も悪くないように思われますが、これが案外、学問とは違う受験の罠になっているのです。
すなわち、難しい問題集に進むべきではない、というケースが存在します。
ではそれはどんな場合なのか、早速見ていきましょう!
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難しい問題集に手を出してはいけないケース
基礎がまだ疎かである場合
特に数学や理科のような理系科目は積み重ねの科目ですから、基礎ができていないと応用は当然解けません。
難関の問題集にガンガン突っ込んでいく生徒で、公式すら頭に入っていないというケースは稀ですが、基本的な解法パターンがインプットできていないというケースは、実は相当数あるように感じます。
このような状態で難しい問題集に挑んでも、全然解けないばかりか、解説を読んでもあまり理解できず、時間をかけて考える割に得られるものは少ないです。
なぜなら、このようなレベルの問題集の解説では、基本的なパターンは全てインプットされているという前提で書かれているため、おおまかな方針だけ示して、細かい計算等の部分は省略されていることが多いからです。
このとき、標準レベル程度の参考書に戻って確認をし直す作業が必要であり、これが勉強になるという意見も耳にしますが、何しろ省略されているものが相手なため、「該当ページを探す」という作業に時間をとられてしまい、無駄が多くなりがちです。
また、このようなやり方では漏れが多くなり、王道のパターンについてはマスターできても、たまに気まぐれで出題されるようなマイナーなパターンが出てきたときに太刀打ちできません。
よって、まだ基本的なインプットができていないのに難問に取り掛かるのは、時期尚早と言えるでしょう。
他教科
推薦入試のような特殊な形態を除き、ほとんどの受験生は複数の教科で大学受験に臨みます。
そしてその教科数の多寡はあれど、全ての受験科目が得意であるという受験生は中々いないのが現実です。
さらに、どれだけ得意な科目であったとしても、それだけで他教科を全て賄おうとするのはやや非現実的です。
「あの人数学だけはぶっちぎりなんだけど他の教科がボロボロで…」
という話は一度は聞いたことがあるかと思います。
そして正直言って、こういった人がそのままの教科バランスで受験し、成功した例はほぼ聞いたことがありません。
従って、仮に1つ前の項目のように基礎がおろそかなわけではなく、その教科について十分な素養を身に付けられていたとしても、ほかの教科で足を引っ張るようなものがあれば、それを潰すことを優先すべきです。
そしてその目安ですが、例えば5科目で受験し、6割取れれば合格するようなラインだとします。
その場合、
得意:7~8割
普通:6.5割
苦手:5割
くらいが目安です。
もちろん個別の事情により上下はしますが、一応のラインとして、苦手科目であっても、全体の合格得点率ー1割くらいには抑えておきたいところです。
得意教科であっても、その年が急に難化するというケースを考えると、これくらいが妥当ではないでしょうか。
よって、苦手な科目でも一定のレベルを確保するため、壊滅的な科目がある場合、得意科目で難問に手を出す前に苦手を克服することを優先しましょう!
志望校の過去問でそこまでのレベルを要求されていない
自分の志望校のレベルをチェックすることも重要です。
難関大学だから難問を出す、という考え方はナンセンスです。
例えば私が受験生時代の頃の京大の生物の入試では、何のひねりもなく教科書レベルの用語が出題され、しかもそれで100点満点中5~10点を稼げるというものでした。
こんな風に、志望校の難易度と問題の難易度は必ずしも比例関係とは限りません。
先ほどの京大の例で言うと、用語的な知識は教科書レベルしか問われないのに、資料集の隅っこの用語まで細かく暗記するというのは、受験対策という意味では好ましくないでしょう。
要は、「そこまでやらなきゃいけないのか」を確認しよう、ということです。
これはかなり大切です。
受験勉強は本当に時間が限られています。
その中で複数ある教科の、複数ある分野に優先順位をつけて効率的に取り組んでいかないと、合格点には中々届きません。
この「効率」という言葉には、単なる勉強法も良し悪しもありますが、志望校との兼ね合いという意味もあります。
是非皆様も、「超難問!」という言葉に安易に躍起にならず、自分の志望校がそこまでのレベルを求めているのかを一度チェックしてみてください!
最後に
いかがだったでしょうか!
今回は、難しい問題集に取り組む際の注意点についてお話いたしました。
楽しいから、という理由でどんどん難しい問題にチャレンジしていくのは素晴らしい事ですし、大学の研究ではむしろそういった精神性が重視されることと思います。
しかし、その大学に入るためには、嫌いな教科も勉強しなければなりませんし、点数を勘定することも重要になってきます。
難しい問題集に取り組む前に一度立ち止まって、受験勉強における今の自分の状況を俯瞰し分析してみていただけたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
寒さを感じることは無くなりましたが、今度は花粉が飛び回る季節となってきました。
どうぞ体に気を付けて、受験勉強を頑張ってください。
では!
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