【現代文】惰性で演習するな!最高の答案を作る演習をしよう!
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こんにちは!
左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です!
今回は、現代文の勉強法について考えていきたいと思います。
早いものでもう4月という事で、新たに受験生になられた方は、やる気と共に不安も抱えているのではないでしょうか。
なんやかんやであと1年しかない、と口酸っぱく言われる中
苦手な科目を合格レベルにまで持っていけるのか、という不安がその中でもかなりあるかと思います。
特に、英数国はすぐには伸びない、と言われますが
これらに苦手意識を持っておられる方は、そういった意味で特に焦りを覚えるかもしれません。
そんな、すぐには伸びない科目の代表格である現代文についてのブログになります。
現代文の厄介な点は、他の科目と違い、暗記でどうにかなる点がほとんどないということです。
ですので、勉強の初期段階において「まずは覚えることから始めよう」をすることができず、勉強法に迷走してしまう方が多いのも事実です。
そんな勉強法に悩む方のために、私が現役時代行っていた勉強法をご紹介させていただきます。
それが「最高の答案を作る」というやり方です。
この文言だけでは何のことか分からないと思いますので
その具体的な方法やメリットについて、一緒に見ていきたいと思います!
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最高の答案を作るとは?
「最高の答案を作る」という風に書きましたが、これは文字通り、「演習をしている時点で自分が持っているすべての力を注いで答案を作る」ということです。
ここでミソになるのが、この勉強法を実践するときは、「時間は何時間かけても良い」ということです。
たとえ問題集の目標時間に20分とか30分とかと書いてあっても、2時間、3時間、もっと時間をかけて構いません。
じっくり時間をかけて、今自分の作れる最高の答案を作りましょう。
「最高の答案」を作るメリットは後述しますが、この、時間をいくらかけてもいい、という点について触れておきたいと思います。
特に私立の時間設定がタイトな出題をしてくる大学を受ける方で、勉強の初期から時間に厳格に取り組まれる方が多くいらっしゃいます。
受験形式を見据えて勉強するのは大変良いのですが、時にこれが逆効果になります。
すなわち、「読解力・答案作成力」と「時間内に解き切る力」を同時に養成することは、むしろ非効率的であるということです。
簡単に言うと、いくら時間内に終えられたからといって、点数が低ければ意味がないということですね。
フォームも定まっていないのに実戦形式で上達しようとするのはナンセンスです。
ある程度の得点を取れるだけの方法を確立してから、その方法をできるだけ短い時間で実践できるよう段階的に訓練するほうが実は効率的です。
従って、この勉強法は「フォーム」を体得するためのものですので、まずは時間無制限でやってみよう、ということになるわけです。
「最高の答案」を作る勉強法のメリット
ここまで、この勉強法の方法論的なところは説明してきましたが、ここでは、この勉強法のメリットについて考えてみたいと思います。
気づきが増える
受験における現代文では、文章をシステム的に分析していくことが必要です。
「順接・逆接」なんかはこの好例ですね。
しかし、難関大学になるほど、そのような単純なシステムだけでは合格に達するだけの答案にはなりません。
時には、自分の主観が入らない程度に「行間を読む」ことが必要になってくる場合もあります。
しかし、このレベルを教科書的に教えてくれる参考書はなかなかありません。
よって、日頃の演習の中で文章を丁寧に観察し、例えば「行間」ということについては、「どこまで言外の意図を汲み取ればよいか」を、一進一退的にやっていくしかありません。
すなわち、ある演習で自分なりに深読みをして解答したとします。
しかし、模範解答を見てみると、それは深読みし過ぎで、もっと本文に忠実に検討する必要がありました。
そこで今度は、本文に忠実に、なんなら本文以外は一切見向きもしない程度に取り組んでみたところ、これはこれで本文全体にわたる作者の意図を見逃してしまうこととなりました。
、とこんな風にして自分で良い塩梅を探していく必要があるのです。
「そんな面倒くさい」と思われるかもしれませんが、暗記事項のほとんどない現代文においては、いかに思考に裏打ちされた経験則を持っているかが大切になります。
それを養成するためには、毎日の勉強で細かなことにも慎重に思考する過程がどうしても必要となってきます。
そこで、この「最高の答案」を作るプロセスがまさにこれに当たるというわけです。
自分の考え方と解説の考え方の比較ができる
先ほどの「一進一退」の部分をさらに拡大したような観点になるのですが、「考え方の比較」という点がもう1つこの勉強法のメリットです。
現代文は、何度も言いますが、暗記事項が極端に少ない分、演習の経験が他よりもものを言う教科になります。
よって、「あ、これ忘れてたー」といったように、解説中の文言を拾うだけの復習は意味がなく、解説に表された「考え方」の部分を吸収し、次回それを実践してみるというやり方が定石になります。
ここで、なんとなく演習をしていると、「自分はこう考えた」の部分がないので、それと比較して解答の考え方を読むことができず、結果次につながるような方法論を得ることは難しくなります。
一方、自分なりにしっかり論理づけをして演習をした場合、自分の論理と解答の論理を比較でき、「小さな視点で読み過ぎたから、もう少し大きな視点で読もう」といった次につながる勉強ができます。
ただし、何の目標もなくこれをするのはなかなか苦しいですので、「最高の答案」を作るという目標を設定してやればそれもやりやすくなる、というのが、もう1つのメリットとなります。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は現代文の勉強法についてお話ししました。
まだまだ受験は始まったばかりですので、体調に気を付けて、毎日の勉強に取り組んでみてください。
では!
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