問題集の「はじめに」のページって読んだほうがいいの?
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左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です!
今回は、問題集の冒頭に書いてある、「はじめに」のページって読んだほうが良いのか?について皆様と一緒に考えていきたいと思います!
どのページのことを言っているのかぴんと来ない人は
手近にある問題集の1ページ目あたりを開いてもらうと
その問題集の著者が、「この問題集はこんな人のために作りました!」とか
「この問題集はこんな風に使うといいよ!」
といったことを簡単に記しているページがあるかと思います。
これがいわゆる「はじめに」のページです。
こんなページ、おそらくほとんどの人がまともに
読んだことがないのではないのでしょうか。
しかし、ほぼすべての問題集に、このような記載があることを考えると
何かしら意味があるのかもしれないと思えてもきます。
では、実際このページは読んだほうが良いのでしょうか。
さっそく考えていきましょう!
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「はじめに」のページは読んだほうがいい!
早速結論から申し上げますが、このようなページは、さらっとで構いませんので、目を通してから問題に取り掛かるのが吉です。
理由は大きく分けて2つありまして、私の手元にある「基礎問題精講 化学」の記載と見比べながらご説明させていただきます。
効率的に問題集を使うヒントになる。
普段から当たり前のように接している問題集ですが、受験業界で名の通った人たちが執筆しているだけあって、思った以上によくできています。
他の問題集よりも機能的に・効率的に使ってもらえるよう、各ページに多彩な工夫が施されています。
しかし、それらの工夫をいちいちページごとに説明していたら、肝心の問題の解説などに割ける面積が減ってしまい、元も子もありません。
そこで、多くの場合、このような「使いやすくする工夫」の説明は、問題集の最初のページにまとめて記載してあります。
例えばこの基礎問題精講だと、
「精講」の部分では、その現象の理由や、解く上での考え方を検討しながら読み進め、「POINT」「解説」の部分で再確認していく + この勉強法を繰り返す
のが最適な勉強の方針であると説明してくれています。
つまり、「精講」の部分で理由等をじっくり考え、「POINT」等の部分でまとめられたところを自分の言葉で説明できるか確認するなどし、それができなければ再び「精講」に戻る、といったやり方をすれば効率的だよ、とわざわざ教えてくれているのです。
化学に限らず受験勉強と言うものは、何十年にもわたり、何百・何千万という人たちが同じような分野・問題を解いてきています。
そのため、どのようにすれば学力を高められるかということについて、様々な人によって研究され尽くしています。
特に基礎~標準レベルの問題でこれが顕著であり、研究され尽くした結果合理的であると判断されたやり方に則って勉強を進めていけば、このレベルの学力はまず確実に身に着けられます。
そして、そのようなやり方を1ページ目で紹介してくれているので、これに乗らない手はありません。
「人に言われたやり方でやるのが嫌だ」という意見もあるかもしれませんが、応用以降のレベルになれば、自分の視点で問題を検討するなどといったフェーズにも入れますので、受験勉強の中腹までは、このように示された方法でパパッと標準レベルまでをマスターするのが効率的に学力を上げるコツになります!
受験における常識が書いてある
さて、市販の問題集というのは、前述のように、受験業界におけるトップの人達によって執筆されています。
そのような人たちは、単に学力・指導力が高いだけでなく、受験全体に対する知識が非常に豊富です。
例えば、○○大学は例年どれくらいのレベルの問題を出題し、そのうちどのくらいのレベルの問題を正解できれば合格するか、などといった数値的なデータから、こういうタイプの子はどういう勉強法でやるのが良い、といった経験則的な知識まで、幅広く網羅しています。
そして、その知識のうち本質的な部分を、冒頭のページでさらっと教えてくれるような場面があります。
例えば基礎問題精講には、「全国の入試問題を調べると、そのほとんどが標準レベルの問題を出題している」といったことが書いてあります。
これ、教える側の人間からすると当然のことなのですが、受験勉強中の生徒さんにとっては、かなり落とし穴になり得る部分なんです。
特に難関大を目指している生徒さんで、「自分はこんな簡単な問題を解いている場合じゃない!」といって、とにかく応用レベルの問題を解きたがる方が一定数いらっしゃいます。
しかし、受験する大学の過去問を見ると、標準レベルの問題を全問正解できれば十分合格点に到達するような出題であるケースがほとんどです。
このことも、基礎問題精講の冒頭できちんと言及してくれています。
これをきちんと読んで、このような「受験の常識」を理解したうえで問題集に取り掛かれば、自分のやっていることが、応用問題を解くための単なる準備ではなく、受験本番でまさに得点に直結するような知識を得る勉強なのだと意識することができると思います。
こういった意識の有無は、勉強の質を大きく左右します。
「はじめに」のページを読むことは、受験の常識を知り、ひいては勉強の質の向上にもつながると言えるでしょう!
最後に
いかがだったでしょうか!
今回は、問題集の冒頭のページの重要性についてお話しさせていただきました。
限られた期間で学力を一気に伸ばす必要のある受験勉強では、効率・合理性が何よりも求められます。
そしてそれは、受験生自身だけではなく、そこで使われる問題集などの教材にも同様のことが言えます。
無駄なページは基本的に存在しません。全て合理的にできています。
さらっと読むだけで構いません。問題以外のページも、少し目を向けてもらえば、勉強についての新たな視点を得られる機会になり得ます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では!
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