【基礎と応用】「基礎が不安だから応用を先延ばし」は時に危険!
こんにちは!
京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校の講師Yです!
今回は、勉強における「基礎と応用」という視点から
勉強法のお話をさせていただきたいと思います。
勉強法の大原則として、「基礎→応用」という流れがありますよね。
もちろん、この原則は何も間違っておらず
勉強は基礎から応用という流れで進むという方針で基本的には間違いありません。
しかしながら、これだけでは「ではいつから応用のフェーズに入ればよいのか」
という点が疑問となってしまいます。
これに関してはもちろん色々な意見がありますし
また受験までの残り時間という点でも変わってくる問題です。
そこで今回のブログでは
「基礎が不安でずっと基礎ばかりやっている」
「どうしても基礎を100%完璧という状態でないと気が済まない」
というような状況に絞って、この問題を考えていきたいと思います。
実はこのブログを書いている私もこのような性分で
なかなか応用問題に手が出せないという悩みがありました。
そんな私の経験も踏まえて書いていこうと思いますので
ぜひ最後までお読みいただけましたら幸いです。
では、早速見ていきましょう!
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もちろん大原則は「基礎→応用」
冒頭でも触れましたが、大前提はこの流れです。
しかし、ここからブログのテーマについて考えていく上で
なぜこの前提が重要なのかを整理しておくことが大切になってきますので
ここでもう一度おさらいしたいと思います。
基礎から応用という流れを汲んで勉強を進める一番の理由は、
目的・方針を明確にすること
であると私は考えています。
ここでいう目的・方針は、その問題の解答方針といった意味でも
勉強全体の方針という意味でも当てはまるのですが
とにかくこの2つを明確にするために基礎を学び
そののちに応用を解く、という流れが重要な点になります。
例えば数学において
確率や数列の基本的な事項も理解できていない段階で確率漸化の問題を解いても
漸化式に持ち込むまでの事象を把握できず
何をどう解いたら良いのかという本質的な部分まで学習が至りません。
また現代文においても
中学レベルの説明文が読めない人が高校の複雑な評論文を読んだところで
「長いし難しそう」という感想で終わるだけで
本来その問題から学ぶべき解法や着眼点に気づくことすらできないでしょう。
このように、応用問題を解いたときの目的・方針を明確にするために
基礎から応用という大原則が存在しているのです。
応用にとりあえずチャレンジ!が良い場合って?
さて、応用に行くためにはまず基礎を理解しよう
という話をしたところで
その応用に行くための段階はどんなものがあるかについて考えていきましょう。
ここでも最初から「応用→基礎」となる場合は無く
あくまで「基礎→応用」という前提は守っていることに注意しながら見ていってくださいね!
基礎が7~8割出来ている場合
先ほど、基礎を先にやる理由として
「目的・方針を明確にする」ことを挙げましたが
逆に言えば、基礎が100%完璧という状況でなくても
これらを明確に意識できる程度の実力が備わっていれば
もう応用に進んでしまうのも十分ありでしょう。
むしろ、応用に一切触れないで基礎を100%にするというのも
実はかなり難しい話であり、7~8割出来るようになれば
「応用から基礎を俯瞰する」という視点を早いうちに持つことがかなり重要になります。
例えば、理科などで、その分野の重要な概念について
単に用語等を暗記しただけでは根本まで理解することは到底できないため
問題演習を通じて、徐々にその概念をなじませていくことが必要です。
また、その概念の根本を理解していないと解けないような出題を
応用の段階になるとされるようになります。
その時に初めて、その概念の本質を理解する、というケースも往々にしてあります。
よって、「まだ完璧じゃないから応用はやめておこう」というのではなく
「大体わかったから応用に行ってみよう」
くらいが適切な頃合いとも言えます。
基礎をやる目的が分からずモチベーションを保てない場合
学力のレベルという視点からはまた違った視点ではありますが
このような視点も重要だと考えています。
社会の用語等は、それを覚えること自体が点数に直結することがほとんどですので
これらをお覚える意味が分からない
といったことはあまり起こらないかもしれません。
しかし例えば、英語の解釈などは、実際に指導をしていても
こういったことが結構起こりやすいです。
英語の解釈自体が入試で点数に直結することがないために
やる気が段々となくなっていくということが多いですね。
確かに、入試で「この1文の主語・動詞・目的語をそれぞれ挙げよ。」
といったような問題はまずなかなかないでしょうし
入試問題を解いたことが無かったとしても、それは容易に想像がつきます。
よって、このような場合は
解釈に限定してなんとかモチベーションを高めようとするのではなく
自分が受けようとしている大学の長文問題(=応用)を一度見てみる
というのが非常に効果的です。
そこには、たった一文が何行にもわたって書き連ねられており
ぱっと見では主語がどれかすら判別できないような文がいくつも登場することと思います。
そういったものを見ると
自分が今やっている勉強がそのような文章を攻略するための
重要な武器になっていると認識し
解釈に取り組むやる気を取り戻せることが多いです。
よって、基礎の段階で「なんだよ、こんなよく分からん勉強!」
と思ってやる気が出ない時に、応用問題に一回触れてみる
というのも大切な考え方であると言えるでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか!
今回は「基礎から応用」という勉強の大原則について考えてみるブログでした。
冒頭で触れたような悩みを抱えている方にとって
本ブログがほんの少しでも参考になれば幸いです。
では!
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