【あと少し】二次試験までにやるべきことの考え方!
こんにちは!
京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です!
今回のブログでは
特に国公立など、共通テストと二次試験の両方で合否が決まるような方に向けて
あと1か月ほどの期間の勉強を、どのように考えていけばよいか
を皆様にお伝えできればと思います。
具体的にどの教科をどれくらいやる
といったことは、受ける大学の必要な科目や
個々人の得意不得意等もありますので
今回のブログでは、それをどのように決めればよいか
方針の立て方についてお話しする形になります。
まずは皆様、共通テストお疲れ様でした。
緊張感ただよう受験生が何百人と集い
1つの会場で受験をする異様な雰囲気の中での受験
相当体力も使ったと思いますので
体調を壊さないよう、十分休憩はとってくださいね。
体力と気力が回復したら
いよいよ二次試験の勉強にひたすら集中する形になるかと思いますが
残り1か月前後という短い期間の中
何をしていいのか迷っておられる方も多いのではないでしょうか。
そのような迷いと、本番まで時間がないという緊張感が相まって
「全教科全範囲完璧にしてやる!!」
とがむしゃらに勉強に食らいつく方が非常に多いですが
これはとにかく悪手です。
「全部完璧にする」という考えがまずいのです。
「全部」という言葉の定義があいまいなため
どれだけやっても達成感を得ることはできませんし
明らかに不要なマニアック知識・超難問に時間をかけてしまう危険性もあります。
その結果、本当に必要な勉強を見失い
点数に繋がらない、効果の薄い勉強ばかりを続けてしまうことになります。
では、これからやる勉強はどのような方針で立てていけば良いのでしょうか。
一緒に見ていきましょう!
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まずは取るべき得点を計算しよう
特に国公立を受験される方などは
共通と二次の点数を合算して合否がつけられるという形式がほとんどだと思います。
よって、(合格最低点プラスαの点数)ー(共通テストの点数) …(*)
を計算してやれば
二次試験で自分が取るべき点数が分かるという算段です。
何よりもまずは自分の立ち位置を把握するということですね。
共通テストの結果が振るわなかった方は
あまり振り返りたくない点数かもしれませんが
ここは我慢して、自分が今いる位置をしっかり認識しましょう。
さて次に、(*)の計算を用いて、
(二次試験で取るべき点数)ー(現在の点数)
を計算してやりましょう。
現在の点数というと定義があいまいですが
直近に解いた過去問でも模試でも大丈夫です。
複数回を参考にして、その平均値で考えるなどでもOKです。
とにかくこの計算から
「あと1か月で伸ばすべき点数」を出せると思います。
これからの1か月は、
・「現在の点数」として既に解けているレベルの問題を安定して正解できるようにする。
・「あと1か月で伸ばすべき点数」を確保できるようになる。
の2つをとにかく意識してください。
ちなみに、上記で「確保」という言葉を使いましたが
私はこの感覚が非常に大事だと考えています。
すなわち
「現状できなさそうな問題に手当たり次第にあたる」ではなく
「本番確実に点数につなげられる知識・学力を自分の中に蓄えていく」というイメージです。
要は、前述の「がむしゃらに手を出さない」ということに近い話ですが
焦りがちなこの時期、この点を大切にしてみてください。
やるべきことをリストアップ
教科別に点数を分配
さて話が少しそれてしまいましたが
前項で「あと1か月で伸ばすべき点数」を確認しました。
これだけではまだ自分の現状把握にとどまってしまいますので
ここからより具体的な行動目標につなげるため、この点数を各教科に分配していきましょう。
もちろん単純に教科数で割り算するのではなく
「1か月で伸びそうな科目」「現状キープが妥当な科目」に分類して考えていきましょう。
これについてはそれぞれの現状によって異なると思いますが、
・単純なインプットで十分伸びそうな科目に多く、
・現代文のようなじっくり力を養っていく系の科目に少なく
配点していけば概ね妥当な配分になるかと思います。
それぞれの点数差を埋めるために
各教科の伸ばすべき点数は認識できましたでしょうか。
これができたら次は、その点数差を埋めるための方策を考えていきます。
この際に重要なのは、間違えた問題の分類をすることです。
以下の例で考えてみましょう。
教科:理科
現状得点:55/100
伸ばすべき点数:15
失点問題(45点分)内訳:用語問題(教科書レベル)15、計算問題10、考察問題(やや難)20
こんな状態であるとします。
上記のように、難易度についても考慮できるとなお良いですね。
さて、このような場合、どのような方策を立てるのが得策でしょうか。
考察問題の割合が高いですが、難易度が高いうえ
本番での題意把握ミスなども0とは言えないことを考えると
ここで伸ばすべき点数を担保しようとするのは不適切でしょう。
一方、用語問題はどうでしょうか。
難易度が低くマニアックな知識を問うてくることは想定しづらく
かつインプットさえできれば基本それだけで得点に直結しますね。
よって、このような場合は
教科書レベルの用語を完璧にインプットし
用語問題で満点近くを目指したうえで
プラスアルファとして計算・考察問題で数点得点アップする
といった目標が最適解と思われます。
用語の定義まで完璧に理解できればほかの形式の問題の理解度が上がり
自動的に得点率も向上するといったことも考えられますね。
よって、理科の勉強は、
「用語の一問一答を完璧に答えられるようになり、余力があれば記述問題等の演習をしておく」
といった目標が立てられます。
このように、教科ごとだけではなく
その中でさらに問題形式別などで検討することで
より具体的な行動目標につなげることができます!
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は二次試験までの1か月の勉強計画・目標の立て方についてお話ししました。
この1か月間、きちっと目標を決めて勉強に取り組み
食事と睡眠を十分にとって健康を維持できれば、まだまだ伸びるチャンスはいくらでもあります。
諦めず最後まで頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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