現役大学院生が教える！大学院とは？大学受験とどう関わる？
こんにちは！
左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です！
今回は進路ネタの中でも
「大学院」についてお話ししようと思います！
「まだ大学生じゃないのに大学院なんて知る必要ない」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、出町柳校の生徒でも今から大学院進学を考えている人が一定数います！
また、特にこの学問が好き！という分野がある人は、大学院について知っておけば
大学受験へのモチベーションにもつながります！
この記事の担当は文学研究科所属なので、文系寄りの内容になり、また法科大学院など資格・職業のための特殊な大学院には当てはまらない部分もあるかと思いますが、
大学院とは何なのか、大学受験と具体的にどう関わるのか
はしっかり分かる内容です！
それでは早速見ていきましょう！
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大学院って何するところ？
ひたすら「自分のテーマで」研究をする
大学でも学部・学科に分かれますが、まずは総論を学んだり、先生から与えられたテーマをもとにレポートを書いたりという期間が続きます。
イチから自分でテーマを決めて研究するのは、卒業論文でようやく、という感じです。
多くの人は卒論を書き上げて卒業していく一方で、
「卒論で扱ったテーマを発展させたい」
あるいは「全く違うテーマでやりたい研究がある」
など、まだ研究したい！という人がいます。
そんな人たちが自分のテーマを研究するために行くのが大学院です。
なので、大学院では授業はめっきり減り、
空いた時間をひたすら研究に費やすことになります。
学部（特に１～３年）の延長じゃないんです！
修士号、博士号取得を目指す
大学院には修士課程（２年）と博士課程（３年）があり、
それぞれの課程を終えるためには論文を認めてもらうことが必要です。
なので、自分のテーマの研究は、最終的にこれらの論文に結び付くわけです。
そして無事論文が認められれば、「修士号」や「博士号」を取得できます。（学部卒業では「学士号」）
特に「博士号」なんて、かっこいいですよね！
これらを持っておくと、修士号以上がないと就職しにくい仕事も目指せます。大学の先生や、博物館で働く学芸員などですね。
免許資格なら、学校教員の「専修免許」は大学院進学ののち取ることができます。
逆に言えば、それらの仕事を目指す人々は必然的に大学院進学を考える必要があります。
（もっとも、結局はそんな逆算ではなく、単純に研究への意欲で進学します！）
大学受験と大学院はどう関係する？
上記のような仕事を目指していたり、研究にとても憧れがある人は、
大学受験の時から大学院進学を視野に入れていることもあるでしょう。
一方で、大部分の受験生は、大学院なんて考えもしないでしょう。
ここでいったん前者の人について志望校の決め方を見ると、次の２パターンがあるような気がします。
①将来一流の研究をするために、偏差値の高い大学や国公立大学を目指す
②大学のレベルよりも、別のこだわりを持つ
そして、②は、大学院進学まで考えていない大部分の受験生にも通じるものがあります。
ここからは①②それぞれについて解説していきます！
①一流の研究をするために、偏差値の高い大学や国公立大学を目指す人
ノーベル賞受賞者に顕著なように、やはり超一流の研究をする先生はトップレベルの大学所属の方が多いです。
レベルの高い大学は研究者輩出を使命としているところも多く、
教員は勿論のこと、図書館や実験施設など設備も充実しています。
大学院に進学しなくても、
学部時代に有名な先生の授業を受けられたり、
「うちの図書館に無いから他大学からお金出して取り寄せなきゃ…」という心配が無かったり、
どんなテーマにも取り組める環境は素晴らしいですよね。
さらには、大学院進学まで考えている人なら、
頭脳明晰な人が周りにたくさんいるので、刺激的な環境で研究力を上げていくことができます！
ただし、大学院進学の際に先生にアポを取ったら
「私のもとではそういう研究はできません」
と言われることもまれにあります。
所属教員の専門が自分の関心とあまりにかけ離れている場合は、
いくら大学院に進学して研究で大成したいと考えていても、少し注意すべきかもしれません。
②大学のレベルよりも、別のこだわりを持つ
一方で、大学院に魅力を感じているだけでそこまで大きな野心は無いよ、という人、
あるいは大学院には興味がない人。
両者には、大学のレベルでない別のこだわり、具体的には
「自分の関心のある分野を研究している先生」
へのこだわりを持ってみることをオススメしたいです！
先程来言っているように、卒業論文や大学院では自分の好きなテーマで研究します。
大学４年間で関心が移る人もいますが、関心の根本はあまり変わらないように思います。
なので、先生が自分の関心に近いテーマの研究者なら、
授業がもっと楽しくなりますし、
卒論もより的確なアドバイスや指摘がもらえて、よりやりやすく、より良いものにできそうですよね。
また、偏差値の高い大学や国公立大学にばかり有名な先生がいるわけではありません。
あえて偏差値帯で言えば、ＭＡＲＣＨや産近甲龍、その他にだって一流の先生がいます。
興味のある分野が何となくでもある人は、
その分野を見つめてみて、
学部でも大学院でも楽しい学びができる進路を選びましょう！
さいごに
いかがだったでしょうか。
実はこの記事の担当者は、いまでこそ大学院に進学していますが、
受験生のときには大学院なんて全く考えませんでした。
こうやって、大学に入ってから研究に目覚めるケースも十分あり得ます。
だからこそ、すでに大学院を視野に入れている生徒に出会い、感銘を受けて、この記事を執筆してみました。
皆さんの進路や視野を広げるきっかけになれば嬉しいです！
さて、武田塾出町柳校には、文系・理系の大学院生が講師として多数所属しています！
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