現代文の初見の点数がどんどん上がる!問題演習でやることリスト
こんにちは!
左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分の所にある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校の講師Sです!
今回はですね
現代文の問題演習をやってもやっても点数が上がらないという悩みに答えていきたいなと。
そんな状態に陥っている人たちへ…
あえて言おう、(その問題演習は)無駄であると。
現代文の読解力を上げるには解く時&丸つけの後に何をすればいいのか、
「やることリスト」形式でわかりやすく解説します!
読む&解く時にやることリスト
□本文に印をつけながら読む
話題のキーワード、接続詞、筆者の主張、心情表現…
これらは現代文を読む際に必ず気を付けるべきポイントなので
〇で囲ったり傍線を引きながら読み進めましょう!
手を動かさないと、読む際の理解度は格段に落ちます!
他にも自分なりに重要そうなものに印をつけて全然いいのですが
つけすぎると問題を解く際に読み返しにくくなるので注意!
□意味段落を考えながら読む
意味段落というのは、一字空けで区別される段落ではなく、
ひとつの内容を構成している何段落かのまとまりのこと。
起承転結みたいなものと考えてください。
ただ実際の文章では、その4つよりも多かったり少なかったり、単純ではありません。
そんな意味段落をどうやって見分けるかというと、
特に接続詞がヒントになります。
例えば段落冒頭に
「しかし」とあったらそれまでの段落と逆の話になる
「さて」とあったら話題が転換した
などと分かります。
また、小説では場所の変化などもヒントになりますね。
本文に印をつける作業と連動することも多いので、それらを頼りに
内容がどうやって展開するのかを把握しながら読み進めましょう!
意味段落の境に線を引くなどもしておきましょう。
意味段落分けをしないと、本文の理解が不十分になるだけでなく
それぞれの問題について読み返すべき箇所が分からない
箇所を間違える
余計な所まで読み返してタイムロスをする
など甚大な影響が出ます。
□選択肢は「決定的に違う部分」に傍線を引く
選択肢問題を解く時、
2択で迷ったり
「なんとなく合ってる/違う気がする」で解答したり
ということはありませんか?
それ、本文をきちんと読めていません。
誤った内容の選択肢には、本文と照らし合わせて「明らかに違う」部分があります。
意味段落の把握作業を活かして、本文を適切に読み返し、
単語レベルでどこが違うかを突き止めるようにしましょう。
そして丸付け後のために、違うと思う箇所には傍線を引いておきましょう!
□記述は要素をメモしておく
記述問題では、書くべき要素を見つけ、それを上手くまとめて解答を作成します。
ここでも意味段落の把握作業を活かして要素を適切に見つけ、
問題周辺の余白に書き出してから解くようにしましょう。
本文の該当部分に新しく印をつけるという方法だと
散らばった記述をまとめて一つの要素にする(意味段落の把握がカギ)
ことができないため避けましょう。
勿論、頭の中で要素を考えるだけでは解答途中に見失う危険があるので論外です!
丸つけの後にやることリスト
□漢字問題は間違えたものを参考書に折り目or付箋/書き出す
サブのように思うかもしれませんが、意外にミスが多いのが漢字問題。
漢字でミスするようでは本文の読解以前の問題です!!
漢字の参考書を持っている人は、その参考書に収録されているか確認しましょう。
収録されていたらそこに折り目や付箋をつけていつでも見返せるように!
そしてその場でも暗記しましょう!
漢字の参考書を持っていなかったり参考書に収録されていないものだった場合は
紙やスマホのメモ等に書き出し、これもいつでも見返せるようにしましょう。
あまりに漢字ミスが多い場合は、漢字と意味を結び付ける力など語彙力が不足している証拠なので
問題演習より語彙・漢字の暗記に一度力を入れましょう。
□意味段落の把握が正しかったか確認
知識問題以外は全て意味段落の把握に関係しています。
問題集の解説には、たいてい初めに本文全体の内容について書かれているので
それと自分の意味段落分けを比較してください。
自分とは違う部分で分けていた場合は
どこで分けているのか、どこでは分けないべきだったのかを確認して
その判断根拠を理解することで
自分に足りない「読む力」(ある接続詞への注意が不十分など)を発見し、補いましょう!
これを行わないと、なぜ点数がとれないのか、その原因を特定できません!
□選択肢の「違う部分」の傍線が正しかったか確認
番号を間違えてしまったのなら見直しは当然ですが、番号が合っていても
選択肢に引いた傍線まで合っているか解説と比較すること!!
解説をもとに「決定的に違う部分はどこなのか」を考え、
もし自分の傍線と違っていたら、「読む力」が足りない証拠です!
意味段落分けの間違いに気づいていれば、それを応用して解説を理解できることが多いです。
ただ、本文のより細かいところを読み違えている場合もあるので、
自分のミスの原因がどこにあるのか徹底的に見直しましょう。
解答番号は合っていたが
誤っている4つの選択肢のうち2つしか「違う部分」を合わせられなければ、
本文の理解度は50%に過ぎないとも言えます。
□記述の要素とまとめ方が正しかったか確認
記述問題の採点は基本的に、解説に書いてある要素がいくつ書けたかで行うので
自分のメモと解説を照らし合わせましょう。
これにより、理解できていなかった論構造などを浮き彫りにできます。
特に、文章は模範解答と似ているが、メモした要素の数や要素ごとの内容が違う
という場合は「まぐれ」の正解なので要注意!!
また、要素は合っているが文章が模範解答と何となく違う
という場合は、要素同士を自分なりの表現でまとめる段階に改善点があります。
日本語として自然なものになるように、模範解答の言い回しを覚えるようにしましょう。
□すべての問題を正しい解答手順で解けるか確認
現代文の問題演習の肝です!!
ここまでの作業で解説の理解は充分できたはず。
ただし「分かる」と「できる」は別です!
もう一度解き直す必要はありませんが、
正しい解答へたどり着く考え方を声に出したり人に説明したりしてみましょう。
この過程で詰まるようなら、まず解説の理解が不十分ということになります。
また、この作業により、どうにも消化不良だった点がはっきり理解できる瞬間が訪れもします。
すらすら説明できるなら、読む&解くための法則を本文に落とし込んで使えているので
次に問題演習をした際に点数を上げられる実力がついています!!
さいごに
いかがだったでしょうか!
このやることリストをこなしていれば、スランプなんて訪れません。
ですが「こんなにやること多いの?」と感じるかもしれませんね。
それこそが現代文学習の本質です。
現代文力は
一読目にどれだけ理解できるか
解説をどれだけ吸収できるか
にかかっています!
見直しに解答時間の2倍かける勢いの方が力がつきます。
そうして1問1問の演習を丁寧に行うことこそが点数を上げる最短の方法。
効果的な問題演習を積むために、このやることリストを活用してくださいね!
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