【大学入試】2023年大学入学共通テストを解説(化学・生物)
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こんにちは!
左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分の所にある学習塾・予備校の武田塾出町柳校の講師の竹間です。
今回は
先日行われました2023年度大学入学共通テストの問題を
じぶんなりに解説していこうかと思います!
この前記事で、数学と英語の解説をしたので
今回は理科の解説をしていこうかなと思います。
私が高校で履修していた、化学Ⅱと生物Ⅱに絞って解説していきます。
私の個人的な意見しか述べられませんが
良かったら最後までご覧ください。
1,化学
センターにしろ、共通テストにしろ
個人的な意見としては
化学の難易度は年によってそれほど変わらないイメージがあります。
たまにいやらしい知識問題もあるので、満点を狙いに行くのはちょっと難しいですが
安定して取れるようになると強いですよね!
あと、化学はあんまり時間かけるべきではない難しい問題もたまに出るので
そこも合わせて解説出来たらと思います。
知識がだいぶ抜けているところもあるのですが
軽く考えながら問題みてみました!
全体としては、例年通りの難易度なんじゃないかなと思います。
分析
それでは、設問ごとに見ていきましょう
大問①は、コロイドとか結晶とか
基本的な問題でした。
特に問1と問2はしっかりとっていきたいところですね!
問3と問4については
よく出がちな基礎的な部分を問う問題でしたが
緊張したり、焦ったりすると計算にもたついてミスしちゃうこともあるかと思います。
こういう問題は演習をとにかく重ねて数こなすと
落ち着いて解けるようになります!
大問②は、いつも通り理論化学でしたね!
電池とか、平衡とか、嫌いな受験生は多いのではないでしょうか。
問1~問3あたりは
落ち着いて考えれば取れるところなのでしっかり稼ぎたいですね。
化学は基本問題を落とさないことがまずは一番大切です。
特に電池なんかは、正しく理解したら大体の問題に対応できるので
早めに仕上げてしまうのがおすすめです!
問4はちょっと難しい問題ですね。
触媒についての正しい理解がまず必要ですし
あとは、反応速度の問題は慎重に考えて進めないと
がっつり点数持ってかれそうだと思いました。
このへんは、深く考えすぎてドツボにはまってる気がしたら
印とかつけておいて
あとから戻ってくると良いと思います。
大問③は、無機の問題でしたね。
定型どおりの問題という感じで
ここで点数を稼いだ受験生は多かったんじゃないかと思います。
特に言うことはないです…
大問④は、有機でした。
有機は、暗記をガチガチに固めておいて
本番では計算を慎重にしましょう。
特にトリグリセリドの問題にビビった方も多い気がしますが
誘導にしっかり乗れば案外大丈夫だと思います(多分)
大問⑤で分かれ道になったのは、ヨウ素滴定の問題かと思います。
ヨウ素滴定の問題は
やったことあるかないかでとっつきやすさがだいぶ変わります!
YouTubeに詳しい解説動画が載っているので
やばい!と思った高校生の方は
今すぐに動画を見ておきましょう!
全体を俯瞰してみて
共通テスト対策として効果的な勉強法を紹介します。
共通の化学は、とにかく基本が大事です。
先ほども述べたように、たまにいじわるな知識問題も出題されますが
そういう問題はみんなわからないので
あんまり気にしなくてもいいと思います(難関大志望の人とかは別かもですが)。
とにかく基礎をしっかりやってから応用問題に手を出すようにしましょう。
どの教科も基礎は大事ですが
とくに化学はそれが顕著だと思います。
2,生物
続いて、生物を解説していこうかと思います!
共通テストの生物は、とにかく時間が足りないです…。
問題見てると、去年思い出して辛くなりました…笑
もたもた文章を読んでじっくり考えてると
とても解き切れません。
文章読む速さと、知識の定着具合(すぐに求めてる知識が思い出せるか)が、
重要になるのではないかと思いました。
分析
大問①は、オペロンの問題でしたね。
初っ端からなかなかパンチが強いです。
問3で時間食われ過ぎるのが、最悪のパターンです。
しかもそういうときって、時間使っても解けないことも多いので…。
問3できなくても問4はできると思うので
一旦飛ばしてあとから戻るのもありだと思います。
大問②は得点源にしないといけない大問だった気がします!
遺伝子についての基本的な知識を確かめる問題と
嗅細胞の実験をもとにした軽めの考察問題が出題されました。
一問一問しっかりと文章を読んで
丁寧に知識を思い出していけば比較的
簡単に解ける問題が多かったのではないかと思います。
大問③は植物についての問題でした。
これも実験問題でしたが、比較的とっつきやすい方なのではないかと思います。
なんせ時間が足りないので
さっさと片づけたいところだと思います。
大問④は、窒素やリンと植物の関係についての問題でした。
ざっと見た中で、一番難しい大問じゃないかと思いました。
細かい知識を求められるので
得点差がついたのではないかと思います。
逆にいうと、出題される頻度は少ないですが
こういった化学よりの知識を細かいところまで覚えておくと
いざというときに強いです。
あと、化学の試験問題でもまれに生物関係が出題されることもあるので
余裕のある人は詰めておいて損はないと思います。
大問⑤は母性遺伝子についての問題でした。
けっこう難しくてパンチの効いた問題なので
時間気にしながら解くと頭に入りづらくなって難しいと思います。
全体的にレベルが高く、十分に吟味しないとミスを連発する恐れがあります。
大問⑥は、アユの縄張りについての問題でした。
この大問は全体的にやさしいので、大問①から順番に解いてきた人は
大問⑤の前に優先して片づけるといいと思いました。
共通テストの生物は問題数も多いうえに
すっごく難しい考察問題も出題されます。
共通テスト対策としては
過去問や予想問題集を解くのが一般的かと思われますが
生物に関しては二次試験の問題を解くことも必要と思われます。
それレベルの問題も頻繁に出題されているので。
特に難関大学の二次試験で出るようなテーマが共通で扱われることもあるので
上を目指す人は共通対策の時期にも
難関大の赤本解くのを継続したほうがいいと思います。
3,まとめ
今回は、2023年度大学入学共通テストの化学と生物を解説していきました。
どちらも難しく
本番緊張して時間に追われながら解くのは相当なプレッシャーがかかると思います。
高1・高2の皆さんも
一度問題を解いてみて自分の実力を知るのにちょうどいいのではないでしょうか。
これまでに英語・数学の解説もしてきましたが
国語はまた機会があれば書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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