【大学受験・選択科目】生物選択って実際どうなの?徹底解説
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こんにちは!
左京区の京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校の講師の竹間です!
今回は、理系で生物選択ってホントのところ有利なの?不利なの?という事で
実際に理系で生物選択だった私が独断と偏見により解説していこうと思います!
高1でまだ科目選択してないよって方はぜひ参考にしてもらって
高2・高3で生物選択してるよって方は
今後の勉強の参考にしていただければ幸いです!
それでは早速参りましょう!
1,結論、不利ではない(条件付き)
とりあえず結論から言うと、生物選択者は不利ではないです。
ただし
進路が完全に自分の中で出来上がっている人にとってはという事です。
私自身、高校で物生選択をするときに先生から言われたのですが
とりあえず迷ったら物理にしとけ!っていう風潮がありますよね?
生物選択だった私が言うのも変ですが
「迷ったら物理」理論はめちゃめちゃ正しいと思います。
理由として一番大きいのは、
「生物選択者は受験できる大学・学部が少なくなる」 ということです。
これは実際に、私の経験を交えて話そうと思います。
私は高1のとき、将来は臨床検査技師になろうと考えていて
保健学科はだいたい生物受験できるのと
物理をやりたくないという理由で生物選択したんですよ。
ところが、高2になったタイミングで
「やっぱり薬剤師になりたいな~」と思い始めて。
薬学部やと、物化受験しかできないところもあるんですよね(金大とか、富大とか)。
それで、当時はちょっと後悔しました。
絶対にこの大学のこの学部に行きたい!!って
決まってる人以外は生物選択は気を付けたほうがいいですね!
でも逆に、この条件さえクリアできていて
「どうしても物理やりたくないんだ~。生物大好きなんだ~。」という方は
怖がらずに生物選んでもらって大丈夫やと思います!
2,生物選択者の特徴
ここで、生物選択者の特徴を私なりに考えてみました。
私は大学に入ってまだ半年ほどしかたっていないのですが
周りの生物選択仲間からの話を聞く限り
①物理をとにかくやりたくない
②理数科目が嫌い
③暗記が得意
というのがあるかと思います。
私的に、ここで注意すべきは
②だけだと思います。
生物選択者って割と文系脳な人が多くて
という事はつまり、数学とか、まあ他には化学とか
ゴリゴリの理系科目に苦手意識を持つ人が多いってことだと思うんです(私含め)。
生物選択者に私が言いたいのは
とにかく数学頑張りましょうという事です(?)
生物は物理よりも点数が取りにくいとよく言われますが
全然そんなことはないです。
それよりも、数学やら化学やらができない方が致命的です。
3,生物の勉強法
ここからは、具体的に生物の勉強法をお伝えしていこうかと思います。
私が受験した京都大学の生物問題の様式に沿っているので
若干ずれる方もいらっしゃるかもしれませんが
根っこの部分は同じだと思うので
そういう方はゆるく聞き流してみてください~
生物って、ただの暗記科目だといわれがちですが
そんなこともないんですよね。
生物の勉強で重要なのは
「コツコツ積み重ねる」という事です。
物理がどうかは存じ上げないですが
生物は傾向として、すべての単元が繋がっています。
複数の単元を絡めたほうが暗記しやすいこともあるし、複合問題も頻出です。
なので、苦手な分野を作ってしまうとちょっと困ったことになります。
私が意識していたのは、ミクロ視点とマクロ視点との行き来です。
例えば、代謝の勉強をするときだったら、
ミクロ視点
呼吸では、解糖系・クエン酸回路・電子伝達系が行われているんだな~。
一つ一つの経路を図に書いて可視化しよう!
マクロ視点
そういえば最近、「生物の進化」っていう単元の勉強したな~。
ところで、呼吸様式ってどんな風に進化してきたんだろう?変遷をたどってみよう!
という感じで
細かい知識の暗記と
すべての単元を俯瞰した理解とを両立できると最強です。
怖いものなしです。
この勉強法を徹底すると、重箱の隅をつつくような
やらし~い知識問題にも、それから、大半の受験生が苦手とする
一歩踏み込んだ考察問題にも、完璧に対応できます( `ー´)ノ
youtubeを活用しましょう!
あと、個人的にすんごくお勧めなのが
インターネットを活用することです。
特に私はYouTubeにお世話になっていました。
例えば、「心臓では、左心室から大動脈を通ってなんたらかんたら、、、」
っていうようなむつかしい説明を読むよりも
心臓の3DのCGビデオを見たほうが、ストンと腑に落ちやすいです。
あと、これは余談ですが、外国の方がだしていらっしゃる動画もたくさんあるので
そういったものにまで踏み込んでいくと、英語の勉強にも非常に効果的です。
ここで、YouTubeを活用するときに気を付けてほしいのは
イメージビデオを視聴した後に、必ず自分の言葉で説明するという事です。
イメージをつかむという点において
YouTubeの動画は最高なのですが、それを見て理解した気になると
いざ試験本番で、
「ヒトにおける体循環をできるだけ詳しく説明しなさい。」
とかいう問題が出題されたときに
「たしかあそこから血液がドーンと出て、それから…」みたいな感じで
詰んでしまう危険性があります。
動画を見た後は、必ず自分の言葉で落とし込む作業をしましょう!
なんだか長くなってしまいましたが
私のおすすめする生物の勉強法はこんな感じです。
4,さいごに
いろいろと生物選択事情をお話しましたが
私の経験上、生物選択者が物理選択者と比べて恵まれていないのは
「情報量」だと思います。
私自身そうだったのですが
生物選択者ってやっぱり少ないので
転がってる情報量が足りないんですよね~。
私はクラス内での生物選択者が1人だったので
孤独に勉強法を模索していました、、、。
皆さんは、お友達と意見交換したり
学校や塾の先生に聞いたりして
自分に最適な勉強法を探してみてください!
生物選択でも合格している人はたくさんいます!
母数が少ないだけです!
さいごになりましたが、皆さんが自分の納得のいく科目選択ができるように
また、選択した科目の勉強がうまくいきますように!応援しています(*^^*)
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