【科目選択】理系生物選択者に地理がおすすめな理由！

熱帯の森

こんにちは！

京阪「出町柳駅」から徒歩2分にある、武田塾出町柳校です！

今回のブログでは、理系で生物を選択した人の社会の科目選択についてお話ししたいと思います！　

社会って、日本史・世界史・地理・倫理政経・現社などいろいろな教科があって迷っちゃいますよね…。

それぞれの教科にも出題のされ方や覚える量の多寡など、特徴があります。

そして、ほかの教科との相性というのも少なからず存在します。

結論から言うと、生物選択者の場合、取る社会の科目で最もおすすめなのが地理です！

（ただし、自分の高校で地理を選択できるか・自分が受ける大学が地理で受験可能かをよく調査してくださいね。）

では、なぜ地理は生物選択者と比較的相性が良いのでしょうか？

理由は主に2つあります。

その理由を皆様にご紹介したいと思います！

理由１，暗記量が他の科目と比べて少ない。

地理の共通テストなどでの出題傾向として特徴的なのが、単なる語句の知識を問うというよりは、資料をいかに正しく読み解くかを問うてくる場合が多い、ということです。

もちろん、資料を読み解くためには正しい知識が必要ですので、暗記が必要ないというわけではありませんが、語句の知識よりも資料の柔軟な読み解き能力を求めてくることから、たとえば世界史や日本史のように、膨大な量の人物名や事件名、作品名を頭に詰め込むような作業はあまりありません。

暗記量の少ないことのどこが特に生物選択者にとって魅力的なのでしょうか。

それは、生物ですでに膨大な量の暗記を求められる、というところです。

生物は理系科目の中でぶっちぎりで暗記量が多いです。

私もそうでしたが、暗記って結構しんどい作業なんですよね…。

生物で何百という語句を覚えた後、社会で更に何百、下手したら何千もの語句を暗記するというのは、よほど暗記が得意な人か、その教科が好きな人以外にとっては相当苦痛だと思います。

また、これは生物選択者に限らず、理系全体に言える話なのですが、理系は難易度の高い数学Ⅲをマスターしなければならず、数学の演習に時間がかなり持っていかれます。

そのため、地理という教科の、暗記などにかける時間が少なくて済むというのは、理系全体にとってありがたい特徴であり、さらに、理科ですでに膨大な量の暗記を求められる生物選択者にとっては、ダブルでありがたい特徴なのです！

生物の分野の大まかな区切りとして、ミクロ・マクロという区別をすることがあります。

ミクロとは、細胞や遺伝子、免疫機構といった、いわゆる顕微鏡サイズのものを対象にした分野です。

一方マクロとは、動物や植物の生態や、さらにそれらが複雑に関わりあった生態系全体を対象にした分野です。

ここで、マクロ分野の生態系、特に植物に関連した分野（バイオームなど）は地理に出てくる、ケッペンの気候区分などと密接にかかわりあっています。

というか、ほぼ同じ内容といってもいいかもしれません。

つまり、生物と地理のどちらか片方で学んだこととほぼ同じ概念がもう片方でも出てくるので、その分野に関してはかなりコスパ高いです！

さらに、前述のケッペンの気候区分の他に、問題の題材として頻出の農作物・畜産物についても有利です。

農作物・畜産物も生物ですので、たとえばそれがどんな気候を好むのか？乾燥or湿潤？温暖or寒冷？といった、地理では必須の視点のイメージもつきやすいです。

このように、生物で学んだことが地理で役立ち、地理で学んだことが生物で役立つ、という非常にありがたい好循環が生まれるのです！

いかがでしたでしょうか？

生物選択の人にとって地理がたいへん魅力的でお得な教科であると感じていただけたでしょうか。

もちろん、戦国時代が大好きで日本史を選択したり、宝塚が好きで中世のヨーロッパの文化を知りたいから世界史を選択したり、というのも、もちろんおすすめです。

「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、自分の興味関心を最優先に考えるというのも素敵な選択の仕方だと思います。

ただ、社会の教科を見て、特にどれもピンとこないな、やるんだったら何かメリットがある教科がいいな、と思う生物選択の方に地理という教科がおすすめだということを頭の片隅に置いていただけたら幸いです。

最近は暑くなってきましたので、くれぐれも体調には気を付けてくださいね！

では！

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