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普通の高校から医学部を志望するあなたに、医学部受験の基礎知識をザックリ解説するよ!

2020-12-17(2)

みなさん、こんにちは!(^^)/

京阪「出町柳駅」から徒歩1分の場所にある武田塾 出町柳校です。

主に、京都市 左京区、上京区、中京区、北区、伏見区の生徒が通ってきてくれています!

武田塾は「短期間で偏差値を大幅に上げる正しい勉強法を教える」塾です。

普通の高校から医学部を志望するあなたに、医学部受験の基礎知識をザックリ解説!

さて、最近は医学部志望の受験生たちに受験相談をする機会がよくありました。

医学部受験は当然ながら非常に入試難易度が高いです。国公立医学部を多く輩出している高校は、1位、東海高校(116名)、2位、灘高校(90名)、3位、洛南高校(77名)、4位開成高校(70名)、と名だたる名門校がズラリと並びます。しかし、医学部はこういった本当のトップ校だけしか合格できない受験ではありません

医学部を目指す人の中には、トップ校ではない高校から目指されている人も多いと思います。そういう学校では医学部受験の知識やノウハウを持っている教師が少ないこともしばしばあります。

したがって、普通の公立・私立高校の生徒へ、ザックリと分かりやすく医学部受験についての基礎知識を解説していきます!

少しでもあなたの受験の役に立てれば嬉しいです。

 

目次

■医学部逆転合格のために持つべき3つのマインド
 ・本当に医者になりたいのか?
 ・「間に合いますか?」ではなく「絶対に受かってやる!」
 ・あなたのライバルはトップ校の生徒!

■志望校を選ぶときの3つのポイント
 ・フィールドは全国!
 ・国公立に向いている人・私立に向いている人
 ・最終的には試験問題との相性!
 ・番外編:国公立総合大学と国公立単科大学+私立大学の違い

■大学別 医学部の難易度に関する基礎知識
 ・国立大学
 ・公立大学
 ・私立大学
 ・大学校

■医学部の倍率に関する基礎知識
 ・国公立前期入試は5倍前後!
 ・国公立後期入試は約15倍!
 ・私立大学の倍率は超デコボコ

■医学部の試験科目に関する基礎知識

■医学部の学費に関する基礎知識
 ・国公立大学
 ・私立大学
 ・その他の大学

■最後に

 

医学部逆転合格のために持つべき3つのマインド

1:本当に医者になりたいのか?生半可な気持ちではないか?

普通の公立学校、私立学校から医学部に逆転合格しようと思っている人は、必ず覚悟が必要になってきます。

高校時代には、恋愛、趣味、部活、友達との遊びなど色んなことに時間を使おうと思えば使えます。そして、それらの経験は今後の人生においても無駄なものではなく、どれも大切なものです。しかし、医学部に本当に合格したいと思えば、話は別です。

これらのものを後回しにして、何がなんでも受験競争で勝ちにいく姿勢がなければなりません。残念ながら片手間に勉強をしていて受かるような優しい戦いではありません。それは医学部の偏差値や倍率、さらにライバルの層を見ればわかります。

自分の時間を犠牲にし、真に勉強に打ち込むためには覚悟が必要です。

「本当に医者になりたいのか」

本を読み、オープンキャンパスや医師の講演会などに積極的に参加し、この問いを何度も自分に問うてください。そして、覚悟が決まれば、何が何でも自分の勉強を貫き通しましょう。もし覚悟を決めたつもりでも本気になれない。ぐずぐずして勉強ができない。というのであれば、おそらく医学部受験はあなたには向いていません。何年も浪人し、結局受からないでは人生の浪費です。

そういう方は、厳しい言い方になりますが、医学部はすっぱりとあきらめて、自分の強みを生かせる場所で活躍する機会を探すのが良いかもしれません。

2:「間に合いますか?」ではなく「絶対受かってやる!」

よく受験相談に来る受験生の中には、「いまからでも間に合うのでしょうか?」と尋ねてくださる生徒や保護者様がおります。もちろん、先の見えないことなので不安になる気持ちもわかります。

でも、もしわたしが「間に合いません」と言えばあきらめてしまうのでしょうか。そういうメンタリティであれば、そもそも医学部受験は難しいです。間に合うか間に合わないかは誰にもわかりません。神様しか知りません。

大事なのは間に合うかどうかではなく、絶対に間に合わせてやる!という強い気持ちと行動です。間に合う人は間に合うし、間に合わない人は間に合わないのです。

結局は自分の意識の高さと努力次第

医学部に合格する人は私立・国公立のトップ校が多いです。しかし、彼らも私たちと同じ人間だということを忘れてはいけません。医学部の定員が全部で8000人ほどあると言われています。自分の意識次第で、この中に入ることは全く不可能なことではありません。

3:あなたのライバルはトップ校の生徒

がり勉

序盤からけっこう厳しい言葉も飛びました。申し訳ありません。でも、どうして医学部受験に向かい"意識の高さ"について厳しいことを言っているのかというと、皆さんのライバルを見ればわかります。医学部受験において、みなさんのライバルはみなさんの学校にはいません。

ライバルは私立・国公立のトップ校にいます

日本で一番東大生を輩出している開成高校ですら、国公立医学部に進学できる人は年間80人ほどです。開成高校は1学年400人ほどいます。そのうち、半分より上の層しか東大と国公立医学部に進学できません。それが医学部のレベルです。

したがって、あまり医学部合格がでてない普通の高校に通われている高校生は、学校で圧倒的なトップにならないといけないのです。孤高の天才にならなければなりません。

また、あなたの学校で努力するのは、周りがほとんど東大と医学部しか目指していない環境で努力するよりも難しいです。だから、自分一人だけで医学部受験を戦いにいくのは危険です。お金はかかるかもしれませんが、塾に通い、自分にとってのよき相談相手となる人(メンター)を見つけてください。できれば現役の医学部生が良いです。

大学受験の塾にはそれなりに費用はかかるでしょうが、医者になればすぐに取り返せます。必要な先行投資だと考えましょう。

志望校を選ぶときの3つのポイント!

ポイント1:医学部の志望校選びのフィールドは全国

医学部以外の大学進学を目指すのであれば、「わたしは関西に住んでるから、通いやすさを考えて関西の大学かなぁ」と考える人が多いと思います。地元の大学を受験する選択は大いにけっこうです。

しかし、医学部がある大学は全国に無数にある訳ではありません。全国にある大学774校のうち、医学部を有する大学は82校しかありません。しかも、大学ごとに試験科目や試験難易度、倍率もバラバラです。よって、自分と相性の良いレベルの大学を地元で見つけるのは非常に難しくなります。どうしても医者になりたいのであれば、地元主義を捨てるというのが一般的です

医学部受験のフィールドは全国です!

ポイント2:国公立に向いている人 私立に向いている人

国公立に向いている人

➀苦手科目や分野がほとんどない人

②基礎学力がしっかりしている人

③英語・数学が得意な人

④文系科目も得意な人

⑤記述・論述式の問題が得意な人

国公立の医学部では、一つの科目でも低い点数を取れば命取りになります。したがって、特定の分野で「これは苦手だ」というものを無くしておく必要があります。苦手科目はあってはなりません。高校3年生になるまでには、全科目が得意で、苦手の科目がない状態にしておくのが理想です。

また、理科の配点が高い大学が多いので、理科の成績をあげていく必要があります。そのため、英語と数学はもうできる前提で、理科科目の対策をどんどん進めていかなくてはなりません。現役生は時間がありませんので、この理科の対策がおろそかになりがちです。理科科目にしっかりと時間を使うためにも、英語と数学の完成度を早めに高めるというのが非常に重要なのです。

私立に向いている人

➀英語・数学・理科が得意な人

②速読力や計算力などの情報処理能力が高い人

③文系科目が苦手な人

私立大学は、全科目とも試験問題が多い割に試験時間が短いことが多いです。高速にミスなく解いていく、スピードと正確さが求められます。

センター試験が必要ありませんので、文系教科は勉強する必要ありません。文系科目が苦手な人に私立大学はオススメです。ただ、学費が国公立に比べて学費がかなり割高ですので、たとえ文系科目が苦手でも学費の面を考えると「国公立を目指す!」という人も多いと思います。

成功をイメージし、高い意識をもって、正しい勉強を、適正な量まで行うことができましたら、合格の可能性はあります。身を粉にして勉強に励みましょう

ポイント3:最終的には試験問題との相性

医学部受験においては、偏差値と問題の難易度がマッチしていないケースがよく見られます。なので、結局はその大学の試験問題と自分との相性がいいのか、というのが非常に大事になってきます。

毎年医学部合格者をたくさん出している進学校では、生徒にどう受験校を選ばせているのかといいますと、夏ごろ生徒にいろーんな大学の過去問を解かせるのです。そして、その点数や感触を把握した上で自分と相性のいい大学を見極めさせ、出願させています。

だから志望校を選ぶときには日本全国で考えないといけないのには、上記の理由もあるのです。

もちろん、最初に「京大医学部に行こう!」とか「阪大医学部に行こう!」と目標を立てるのもよいことです。しかし、最終的にはその大学との相性で決めるんだというのは知っておきましょう。多浪したくなければね!

過去問

番外編:「国公立 総合大学」と 「国公立の単科大学」+「私立大学」の違いについて

実は国公立の総合大学なのか、国公立・私立の単科大学なのかで試験問題の難易度にずいぶんと変わってしまいます。

国公立の総合大学の場合

試験問題は大学全体で入試問題を作成しています。そのため、バランスのとれた良問が多いです。

国公立の単科大学+私立大学の場合

医学部のみで入試問題を作成します。そのために個性的な出題が多く、難易度が高いことが特徴です。

例えば、京都大学医学部(総合大学)京都府立医科大学(単科大学)を比較します。京都大学の方が偏差値はぐっと高いけれども、実は試験問題自体の難易度は実は京都府立医科大学の方が難しいのです。この話をすると「それは意外だった」という人が多いです。

大学別 医学部の難易度に関する基礎知識

国立大学

最難関は東京大学の理科Ⅲ類です。偏差値でみると、京都大学医学部も東京大学と同じ難易度になります。同じく偏差値72.5です(河合の全統記述模試)。それに、偏差値70の阪大、大阪市立大、東京医科歯科大と続きます。それ以外に旧帝国大学の医学部も名門中の名門です。

ただ、ここでもう一度注意していただきたいのは、たとえ偏差値が低い国公立や私立でも、試験問題自体は国公立や私立の単科大学の方が難しいケースがほとんどです。自分に合うかどうかは偏差値だけで判断しないことが大事です。

国立大学の医学部の偏差値の幅は72.5~62.5です。

以下が国立大医学部の偏差値の表になります。

偏差値67.5以上の数値は赤字それ未満の数値は青字で表記しています。

大学名 入試日程 偏差値
旭川医科大学 前期 65.0
北海道大学(旧帝) 前期 65.0
弘前大学 前期 67.5
東北大学(旧帝) 前期 65.0
秋田大学 前期 62.5
山形大学 前期 62.5
筑波大学 前期 67.5
群馬大学 前期 65.0
千葉大学 前期 67.5
東京大学(旧帝) 前期 72.5
東京医科歯科大学 前期 70.0
新潟大学 前期 65.0
富山大学 前期 65.0
金沢大学 前期 65.0
福井大学 前期 62.5
山梨大学 前期 67.5
信州大学 前期 65.0
岐阜大学 前期 67.5
浜松医科大学 前期 65.0
名古屋大学(旧帝) 前期 67.5
三重大学 前期 65.0
滋賀医科大学 前期 65.0
京都大学(旧帝) 前期 72.5
大阪大学(旧帝) 前期 70.0
神戸大学 前期 67.5
鳥取大学 前期 65.0
島根大学 前期 65.0
岡山大学 前期 65.0
広島大学 前期 67.5
山口大学 前期 65.0
徳島大学 前期 62.5
香川大学 前期 65.0
愛媛大学 前期 65.0
高知大学 前期 65.0
九州大学(旧帝) 前期 65.0
佐賀大学 前期 62.5
長崎大学 前期 67.5
熊本大学 前期 65.0
大分大学 前期 65.0
宮崎大学 前期 65.0
鹿児島大学 前期 65.0
琉球大学 前期 65.0

 

公立大学

公立大学で医学部がある大学は国立大学よりも少ないです。しかし、いずれも偏差値は高い傾向にあります。

大学名 入試日程 偏差値
札幌医科大学 前期 62.5
福岡県立医科大学 前期 65.0
横浜市立大学 前期 67.5
名古屋市立大学 前期 67.5
京都府立医科大学 前期 67.5
大阪市立大学 前期 70.0
奈良県立医科大学 前期 67.5
和歌山県立医科大学 前期 67.5

私立大学

私立大学は「御三家」と呼ばれる3つの大学が頂点に君臨して言います。御三家とは、慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学の医学部のことです。一昔前では日本医科大学が御三家の一角だったのですが、順天堂大学の授業料の値下げにより、順位が入れ替わりました。

この授業料の高い・安いは、医学部入試の場合は入試難易度にもろに影響を与えます。自治医科大学や産業医科大学の偏差値が高いのは、修学資金貸与制度により授業料が安くなるからです。逆に、川崎医科大学の偏差値が低いのは授業料がやたらと高いからです(授業料については後ろの方に詳しく書きます)。

以下が私立大学の医学部の偏差値になります。

大学名 入試日程 偏差値
岩手医科大学 前期 65.0
東北医科薬科大学 前期 67.5
自治医科大学 前期 67.5
独協医科大学 前期 62.5
埼玉医科大学 前期 62.5
国際医療福祉大学 前期 65.0
杏林大学 前期 65.0
慶應義塾大学(御三家) 前期 72.5
順天堂大学(御三家) 前期 70.0
昭和大学 前期 67.5
帝京大学 前期 65.0
東京医科大学 前期 65.0
東京慈恵会医科大学(御三家) 前期 70.0
東京女子医科大学 前期 65.0
東邦大学 前期 67.5
日本医科大学(旧御三家) 前期 70.0
日本大学 前期 67.5
北里大学 前期 62.5
聖マリアンナ医学大学 前期 65.0
東海大学 前期 65.0
金沢医科大学 前期 65.0
愛知医科大学 前期 65.0
藤田医科大学 前期 65.0
大阪医科大学 前期 67.5
関西医科大学 前期 67.5
近畿大学 前期 67.5
兵庫医科大学 前期 65.0
川崎医科大学 前期 60.0
久留米大学 前期 67.5
産業医科大学 前期 70.0
福岡大学 前期 65.0

大学校

大学校と言うのは、ただの大学とは異なる教育訓練施設のことを言います。日本には様々な大学校がありますが、医師免許が取れる大学として有名なのは、防衛医科大学校です。防衛医科大学校は防衛省により設置された施設あり、自衛隊の医官を訓練するために創設されました。

入学すれば、他の学生と団体生活を行います。普通の大学よりも多くのルールが存在します。朝早くに起床し、朝食を取り、国旗を掲揚し、勉強に励みます。卒業後は幹部候補生として訓練を受けた後、幹部自衛官となります。

学費は全て無料です。したがって、入試難易度は高くなります。ただし、やむを得ない理由でも勤務年数が9年に満たず退職する場合は、卒業までの学費を返さなければならないことになっていますので、お気をつけてください。

大学名 入試日程 偏差値
防衛医科大学校   67.5

 

医学部の倍率に関する基礎知識

株をチェックする人

ひとつひとつの大学の倍率を書いていると、ブログが長くなりすぎますので、ここでは文章でザックリお伝えします。詳しくは他のウェブサイトで調べてみてください!

医学部の倍率の特徴を3つに分けて説明していきます!これから話す数値は全て2019年のデータです。

前期入試の国公立の倍率は5倍前後!

国公立医学部倍率ザックリ5倍くらいだと覚えておいてください。ちなみに、東京大学は4倍くらい、京都大学は3倍ちょいです。富山大学などは5倍くらいですね。一部、旭川医科大学や山梨大学では倍率は10倍を超えております。

ただ、医学部の中でも国公立の前期入試の倍率は、国公立の後期入試や私立大学に比べてもあまり高くありません。

他のパターンも見ていきましょう。

後期入試の国公立の倍率は約15倍!大学によっては25倍もあります!

後期入試の倍率を知れば、前期入試がいかに倍率が低かったのか、分かることと思います。例えば、千葉大学医学部の倍率は、前期入試で3.0倍なのに対し、後期入試は16.4倍です。名古屋大学は前期2.7倍で、後期は13.4倍にもなります。高知大学なんて、前期入試は4倍なのに、後期入試は29倍もあります!全国的に、約15倍くらいの倍率だと覚えておいてください。

国公立医学部を狙うのであれば前期で決める!!

これが医学部受験会のセオリーです!

私立大学の倍率は超デコボコ

気になる私立大学ですが、その倍率は国公立ほど穏やかなものではありません。その様相は国公立の後期入試をしのぎます。

私立医大は大学をまたがって複数回併願できることもあり、非常に高倍率になってしまいます。20倍、30倍の倍率なんてざらにあります。大体20倍~35倍くらいだと考えてもらったらいいです。

ちなみに2019年の金沢医科大学の後期入試は倍率148倍でした

高倍率ゆえ、合格最低点が上がります。だからこそ、多くの問題を高速に、そしてミスなく正確に処理していく力が求められるのです。

医学部の試験科目に関する基礎知識

医学部受験は国公立であっても、私立であっても以下の試験科目があることがほとんどです。

・英語

・数学(数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲ)

・理科二科目(物理・化学・生物より選択)

・小論

・面接

もちろん、大学によって異なりますので、必ず自分で調べてください。

小論や面接が課されている大学も多いため、普段から医療や専門職に関するテーマの情報を仕入れておくことが重要です。

東京大学・京都大学・名古屋大学の医学部では、二次試験にさらに国語の試験もあります!

医学部の学費に関する基礎知識

おかね

学費に関しては気になる方も多いと思います。

それぞれ、「国公立」・「私立」・「お金があまりかからない特殊な大学」の3つの分けてご紹介します。

国公立の学費

大学 初年度納入金 6年間総額
国立大 817,800 3,496,800
公立大 757,800~1,733,800 3,436,800~4,412,800

→国公立の場合は6年間の総額で約350万円~450万円かかると考えてもらってよいです。

私立の4年制の大学を出るよりも安い学費です。

私立の学費

大学によって本当にまちまちです。学費の高い大学は本当に高いです。しかし、たとえ安くても、国公立大学の5倍以上の学費が6年間でかかると考えて問題ありません。6年間でざっくり1900万円~4500万円ほど費用がかかります。

以下では、全てではありませんが、いくつかの私立大学医学部の学費を見ていきましょう。

大学 初年度納入金 6年間総額
国際医療福祉大 4,600,000 19,100,000
順天堂大 2,900,000 20,800,000
慶應義塾大 3,843,350 22,059,600
日本医科大 4,797,800 22,297,800
東京慈恵会医科大 3,810,000 22,835,000
東京医科大 7,578,700 29,833,700
聖マリアンナ医科大 7,217,000 34,732,000
金沢医科大 11,943,000 40,543,000
川崎医科大 12,115,000 47,265,000

実は、この表の一番上の国際医療福祉大から東京慈恵会医科までは、私立でもっとも学費が安い大学のグループです。どこも共通しているのは、非常に難易度が高いということです。

上の、「偏差値に関する基礎知識」でも書いていますが、私立医学部の学費と難易度には非常に密接な関係にあります。学費の安いところがやはり人気になります。それでも2000万円ちかくかかるわけですから、国公立と比べるとずいぶん高くなってしまいますね。

逆に、川崎医科大は私立大学の医学部の中でも一番学費が高い大学になります。だから、川崎医科大の偏差値は一番低くなっています

お金があまりかからない特殊な大学

国公立でない医学部では少なくても2000万円ちかくの学費がかかります。正直、親が医者か経営者でもない限り、国公立以外の医学部に行くのは難しいかもしれません。

しかし、「学費がゼロ」もしくは「低額」医師になれる大学・大学校があります。それは以下の3つの大学で、どれも似たような制度となっています。以下の大学は学費が安いため、どの大学も入試難易度は非常に高いです。でも、『こんな大学もある』ということはぜひ知っておきましょう!

1、防衛医科大学校

6年間学費0円 + 毎月手当が11万円・賞与年2回

入学金や授業料は徴収されません。学生の身分は防衛省の職員であるため、毎月11万円の手当と賞与が支給されます。学費は必要ありませんが、卒業後9年間は自衛隊での勤務が必要です。

2、産業医科大学

6年間学費3069万円1130万円(修学資金貸与金制度)

この制度は入学者全員が対象です。卒業後に貸与を受けた機関の1.5倍の期間、産業医の職務に就けば、貸与を受けた全額が返済免除となります。たとえば、6年間貸与を受けたのなら、9年間の勤務が必要です。

ただし、卒業後に産業医にならない、もしくは所定機関勤務しない場合は、貸与を受けた全額を一括返済しなければなりません。

3、自治医科大学

6年間学費2260万円0円(修学資金貸与制度)

入学者全員が修学資金の貸与を受けれます。

卒業後に、出身都道府県知事が指定する公立病院などに医師として勤務し、その期間が貸与を受けた期間の1.5倍に相当する期間に達すれば返還が免除されます。

例えば、6年間貸与を受けたのであれば、9年間指定された公立病院で勤務する必要があります。

最後に

いかがだったでしょうか。ザックリといいつつ、かなり入念に解説した部分もあります。少しでも皆さんにお役に立てれば幸いです。

ただ、医学部受験には悩みがつきものだと思います。「これ以上詳しく話を聞きたい」「わたしの悩みを聞いてほしい」そう言った方はぜひ武田塾出町柳校に受験相談にお越しください!時間をかけてみなさんの悩みや不安に丁寧にお答えします。

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