コラム

部活と塾どっちが大事?両立の方法と優先順位のつけ方を紹介!

2017年12月01日(金)

部活動をしている高校生の皆さんは、部活と塾の両立をどのように考えていますか?

現在の学生生活を豊かなものにするための部活動と将来を豊かにするための勉強はどちらも優先順位をつけるのが難しいほど重要で、出来ることならどちらも両立していきたいものです。

しかし、部活帰りのクタクタの体で塾に通うのはしんどいことですし、頑張って塾に行って机に向かったとしても気持ちを切り替えて勉強に集中するのはなかなか難しいですよね。

そこで今回は、「部活と塾はどっちが大事?」「部活と塾を両立したい!」と考えている生徒さんに向けて部活と塾をどのように両立していけばよいか、優先順位をどうつけるかについて解説していきます。

部活を辞めれば勉強が上手くいく?

桜を背景に本を持つ女子高校生

部活動は友達と一緒に汗を流して絆を深め合い、お互いに競い合い、高め合える学生生活にしかできない貴重な経験の一つです。

一方で、勉強は将来の進路に直結するものであり、日々コツコツと取り組んでいきたいものですよね。

ここではその2つを両立するために、まずは部活と勉強がどのような相互関係を持つのか考えていきたいと思います。

部活と塾の両立を目指している生徒さんは、ぜひ参考にしてみてください。

部活と勉強の相互関係

結論から言うと、部活動を続けることと受験勉強に成功することは両立可能です。

3年の夏まで全力で部活動に情熱を注ぎ、引退後は受験勉強を頑張って志望大学に合格したという人は決して少なくありません。

ただし、これは生徒さん自身の目標に対するモチベーションの高さや体力の有無、根性があるかどうかによって大きく左右されるものです。

また、志望大学のレベルが高い人は多くの勉強時間が必要となるため、部活動を行っていると勉強時間が足りなくなってしまうかもしれません。

基本的には部活動を最後まで頑張ることと大学受験に成功することは両立が可能ですが、全ての人にとってそうであるとは言えないので注意が必要です。

部活を辞めるべきか?

「部活と勉強を両立するつもりで部活動と塾を始めたけど、実際にやってみると思っていたよりしんどい」「模試の成績が悪くて焦る」というのは、部活動を頑張っている生徒さんにとってよくあることだと思います。

部活を辞めようか悩んでいる生徒さんも多いでしょうが、受験勉強に合格したいから・塾との両立がしんどいからという理由で部活動を辞める必要はありません

むしろ部活動を辞めることにより、「受験本番までにたくさん時間が出来たからちょっとくらい遊んでもいいだろう」という開放感でだらだらと時間を過ごしてしまい、結果的に勉強にも身が入らず部活もしない無為な時間が生まれてしまうことにもなりかねません。

もちろん部活を辞めて受験勉強にきちんと集中できるのであれば部活を辞めたほうが良い場合もあるので、自分の偏差値と志望校の偏差値、自分が自由時間を与えられたときに勉強を頑張れる性格なのかをよく考えたうえで判断することをおすすめします。

引退してからでも間に合う?

塾に通っている生徒さんであれば、部活動を引退してからの受験勉強でも志望校に合格することは十分可能と言えます。

受験勉強において大切なことは受験本番までにしなければいけないことをすべて終わらせることであり、受験勉強をするべき時期にしっかりと集中して学習に取り組むことです。

現在塾に通っている生徒さんであれば最低限の学習時間は確保できており学習習慣も身についているため、部活動を引退してから勉強を始めても「勉強の仕方がわからない」「机に向かうのが苦痛」という事態は避けられるはずです。

ただし部活動引退後に遊んでいる時間は無いため、部活動を引退したらきちんと気持ちを切り替えて受験勉強に取り組みましょう。

部活と塾、どっちが大事?

現在高校1~2年生で、部活動と塾の優先順位について悩んでいる方もいるかもしれません。

そんな方には、部活動を優先することをおすすめします。

部活と塾の優先順位について悩んでいるという時点でどちらもを大切に思っているということですし、部活動を楽しむことは今しかできないことだからです。

ただし、勉強を全くしなくても良いということではないため、塾に通うなどして最低限の勉強もしながら部活動に全力で打ち込んでいきましょう。

部活と塾を両立する方法

教室で勉強をしている女子高校生

ここまで、部活に打ち込みながら大学受験に合格をすることは可能であるということや、部活と塾の優先順位について説明してきました。。

1人で受験勉強に打ち込んだり部活と勉強を両立させるのはとても大変ですが、塾に通うことで先生やチューターが勉強へのサポートを行ってくれたり、強制的に学習する環境を作ることが出来ます。

ただ、部活が終わって疲れているのに塾に通うのはしんどいですし、部活と塾の両立はなかなか難しいことですよね。

そこで、この項目では部活と塾を両立する方法について解説していきます。

部活と塾を両立する方法①個別指導・オンライン・映像授業の塾を選ぶ

これから塾に通おうと思っている生徒さんや転塾することが可能な生徒さんは、「個別指導」「オンライン」「映像授業」のいずれかの塾を選ぶことをおすすめします。

集団授業の塾は通塾する曜日や時間が固定となっているため、部活動を早退したり休まなければならない場合があります。

逆に部活動のため集団授業塾を休まなければならない場合、用意されているカリキュラムから遅れてしまって周囲についていけなくなることもあるでしょう。

そのため、部活と塾を両立したい場合は通う曜日や時間、回数に融通が効く個別指導・オンライン・映像授業の塾がおすすめです。

部活と塾を両立する方法②休日だけ通う

平日、部活動が終わってから塾に通って勉強するとなると体力的にも気力的にもなかなかしんどいですよね。

疲れた状態で授業を受けていても、眠くなってしまったり勉強に集中できなかったりと効率的に学習に取り組むことが出来ないかもしれません。

そんな場合は、塾に通う日を休日だけにしてみるのも一つの手です。

休日にも部活がある生徒さんについては、昼からの部活であれば午前中、夕方までの部活であれば夜など、一番自分にとって余裕のある時間を選んで無理なく通えるように調整していきましょう。

部活と塾を両立する方法③塾に行く回数を減らす

塾と部活の両立をしんどいと感じている人は、もしかしたら塾に行く回数が多いのかもしれません。

部活をしていて成績が下がったからと塾の回数を増やす人は多いですが、塾に行ったとしてもモチベーションが保てなかったり集中して学習できていなければ効果は半減してしまいます。

「部活を休みたくなかったな」「勉強しんどいな」と思いながら嫌々塾に通っていてもあまり効果はありません。

そんな方は、塾に行く回数を減らしてみるのがおすすめです。

ただし、塾に行くときはきちんと集中して勉強するという前提を忘れないようにしましょう。

部活と塾を両立する方法④スキマ時間を使う

塾と部活を両立できている状態というのは、単に塾と部活を休まないというわけではなく「どちらもきちんと全うできている」ということです。

特に塾の効果を最大限享受するためには、塾に行くだけでなく塾の宿題や予習復習をきちんとやる必要があります。

部活で忙しい生徒さんには、学校の登下校の時間やお風呂に入るまでの時間などのスキマ時間を使って勉強を進めることをおすすめします。

しっかり時間をとって勉強を始めようとすると億劫になってしまうため、少しの時間でいいという気持ちで始めてみましょう。

部活と塾を両立する方法⑤部活も塾も休まない

部活と塾の両立はとても難しく体力的にも精神的にもしんどいもののため、どちらかだけにしたほうがいいのか、部活と塾はどっちが大事か悩んでいる生徒さんも多いと思います。

しかし、「部活で成果が出てやる気が出た」「絶対に行きたい大学ができた」など部活と塾の天秤はその時々の状況や気分によって傾き方が変わります。

そのため、悩んでいるなら基本的にはどちらも休まないようにしましょう

その時の気分で優先順位をつけてどちらかをさぼってしまうと休み癖がついてしまい、そちらを大切にしたくなったときに復帰がしんどくなってしまいます。

部活と塾を両立する方法⑥目標・目的を作る

何となく部活と塾の両立をしようとすると、モチベーションが足りずしんどいと思うようになってしまいます。

そこで、部活での目標・目的と塾での目標・目的をしっかりと作って常に意識するようにすることをおすすめします。

モチベーションが保てる状態であれば、どちらの活動も楽しんで両立しようと思えるはずです。

もし目標・目的がわからなくなってしまった場合は、塾・部活を始めたときの初心を思い出すことがヒントになるかもしれません。

部活と塾どっちが大事?両立の方法と優先順位のつけ方を紹介!|まとめ

この記事では、部活と塾の両立がしんどいと思っていたりどっちが大事か悩んでいる生徒さんに向けて、両立の方法や優先順位のつけ方について紹介してきました。

部活を全力でやりながらも塾に通うことで、将来の選択肢を減らさないまま今しかない学生生活を満喫することができます。

無理なく両立する方法としては、個別指導塾やオンラインの塾を選んで塾に行く回数・日時を自分で選択することや目標を立ててモチベーションを維持することをおすすめします。

自分にとってバランスのいい塾の通い方を探して、部活と塾を両立していきましょう。