夏が終わり、10月に入ると、一気に受験が近づいてきている感じがします。
そこで、武田塾がおすすめする、10月にやるべき参考書を教えます!
10月ってどんな時期?
10月は受験生にとってどんな時期でしょうか。
8月までは、志望校そのものというよりは志望校のワンランク下のレベルの大学に合格できるだけの力をしっかりつけることを目標に勉強を進めてきているかと思います。
その時期が終わって、9月〜10月は、志望校レベルの参考書で学習する時期がやってきたと言えます。
ただし、ここまででワンランク下の合格点が取れていない人は、焦らずにワンランク下のレベルの参考書を固めていきましょう。
10月にやるべきなのはどんな参考書?
この先、11月〜2月というのは「直前期」となり、過去問演習がメインになってきます。
その過去問演習でもしっかり問題に対応できるように、「志望校レベル」で戦うための下準備を10月に始めましょう。そのためには、絶対に入試本番で得点を取る必要がある問題への対策を固めていきましょう。必要になってくるのは、主に分野別の参考書になってきます。
配点が大きい問題、例えば英語の場合だと、英作文、長文の和訳、正誤問題、整序問題などにフォーカスして対策していきましょう。
10月に分野別参考書をやり込んで、絶対に落とせないところをしっかり得点できるようにしていきましょう!
10月にやるべき参考書【英語編】
英文法(難関大)
実際の入試向けの英文法を演習していきましょう。
『関正生の英文法ファイナル演習ポラリス』シリーズ、『英文法ファイナル問題集』シリーズを使って、難関大向けに英文法を総合的に強化していきましょう。
関正生の英文法ファイナル演習ポラリス
・英文法ファイナル問題集
英文法(整序/正誤)
問題集(③と④)だけをやる場合は、10月に始めるのではなく、11月以降に始めて問題ありません。
整序問題や正誤問題を初めてやる場合や、不安な場合は、①、②の本を10月にやってから問題集に入るようにしましょう。
①門脇渉の英語[整序問題]が面白いほど解ける本
②門脇渉の英語[正誤問題]が面白いほど解ける本
英文解釈(難関大)
英文解釈は必ず志望校の英文レベルまでやり込んでください。
英文解釈は、志望校レベルの長文を読んだり、過去問を解くのに必ず必要な知識になります。
ここで紹介する参考書は、①が最も簡単なレベルから始められます。②や③は、基礎的な解釈を終えた後に、志望校レベルに合わせて使用してください。
①肘井学の読解のための英文法〜難関大編
※このレベルに入る前に、下記の解釈本をやっておくことをお勧めいたします。
・肘井学の読解のための英文法
英作文(和文英訳)
分野別の中でも和文英訳や英文和訳は仕上げるのに時間がかかります。
直前期に焦りながら取り組むことを避けるためにも、この時期から取り組むことをお勧めします。
②英作文ハイパートレーニングドリルTransform→和文英訳パートのみ仕上げる
10月にやるべき参考書【数学編】
10月には、メインの参考書を1冊(または1シリーズ)に絞って、その参考書を絶対に間違えないレベルまで完璧に仕上げることをお勧めしています。
・国公立標準問題集CanPass
・共通テスト実践模試(共通テストのみの人)
10月にやるべき参考書【国語編】
現代文
読解の読みを固めるのは、英文解釈に近い考え方です。
志望校レベルの文章をスムーズに読めるように、解釈をしっかりやってから過去問に取り組めるようにしましょう。
古文
古文では、実戦で使用する問題レベルで、問題量が多い教材の内容を完璧にしていくのが望ましいです。
また、この時期にセンター試験の過去問や、共通テストの実戦模試もやっておきましょう。解いた問題や類題まで完璧にすることを意識して取り組みましょう。
・センター試験の過去問/共通テスト実践模試
漢文
漢文は、この時期音読を繰り返しやって行くようにしましょう。
10月にやるべき参考書【社会編】
世界史
メインとなる参考書をしっかりやり込むことを意識しましょう。
この先、他の参考書や問題集に進んだ場合も、ここで進めたメインの教材に戻ってきて、書き足して1冊にまとめと情報を整理しやすくなります。
日本史
地理
・センター試験の過去問
政治・経済
・センター試験の過去問
倫理
・センター試験の過去問
10月にやるべき参考書【理科編】
化学
物理
生物
基礎科目(化学基礎/物理基礎/生物基礎/地学基礎)
・センター試験の過去問
10月にやるべき参考書のまとめ
ここまでみてきたように、自分の武器になるレベルを固める時期となります。
志望校を見据えて、本番で落としてはいけない問題をしっかり得点できるように対策をしていきましょう。
ただし、10月の勉強は焦らないことが大事です!!
焦って様々な参考書に手を出したくなる時期でもあります。
早く合格点を取りたい!という気持ちから志望校レベルのものに手を出したくもなりますが、それは過去問のやり込みの段階でフォローできます。
10月時点で大事なのは、絶対に取れる問題を取りこぼさないことです!
そこを目標にしっかり参考書をやり込んで仕上げていってください。
10月の学習の参考にしていただければと思います。