大学受験をするにあたって、勉強以外にも備えておくべきことがあります。
中でも、「入学願書」を忘れてしまうと受験を受けることができません。
願書の取り寄せ時期について把握しておかないと、提出期限に間に合わない可能性もあります。
そこでこの記事では、大学受験の願書はいつまでに取り寄せればいいのかという点と、最近増えつつあるネット出願のメリットについてご紹介します。
大学の願書はいつまでに取り寄せるべき?
国公立大学と私立大学では受験を行ううえでスケジュールの違いがあり、また共通テストなのか一般入試なのかなどによっても、願書の取り寄せ時期が違うので注意してください。
まずは国公立大学と私立大学それぞれに分けて、いつまでに願書を取り寄せるのがベストなのかを解説していきます。
国公立大学の願書はいつまでに取り寄せればいい?
国公立大学では、12月中旬頃になると願書の取り寄せが可能になりますので、年内に願書を取り寄せておけばいざ出願時期がきたときに焦らなくてすむでしょう。
また私立大学によっては願書を書店で購入できるところもありますが、国公立大学の二次試験(一般入試)願書については市販されていません。
願書を申し込んでから手元に届くまで数日かかりますので、受験が決まった時点でなるべく早く取り寄せるようにしましょう。
私立大学の願書はいつまでに取り寄せればいい?
私立大学の場合は、基本的に10月中旬頃になると願書の取り寄せが可能になります。
この時点で既に志望校・併願校が決まっているのであれば、手元に用意しておくと良いでしょう。
共通テスト利用で私立大学を受験する場合は、出願の期限が1月中になるケースもあるため余裕をもって用意しておくと慌てなくてすみます。
一般入試に関しては12月の中頃から出願の受け付けが開始されますので、年内に願書を取り寄せて準備を進めておくと安心です。
また私立大学によっては書店で願書を購入できますが、取り扱っていない可能性もあるので、取り扱いの有無についてきちんと調べておくことが大切です。
大学受験の願書準備にまつわる注意ポイント
大学受験に欠かせない願書ですが、いつまでに取り寄せればいいのかということ以外にも注意しておくべきポイントがあります。
・出願時期やいつから願書を手に入れられるか知る
・受験するかもしれない大学の願書は取り寄せる
・記入ミスや漏れがないように下書きをする
ここからは、大学受験の願書の準備にまつわる注意ポイントについて解説していきます。
願書の注意ポイント①出願時期やいつから願書を手に入れられるか知る
願書の取り寄せができるようになる時期がいつなのか、またいつまでに出願すればいいのかという点をきちんと把握しておくことが大切です。
大学によって具体的にいつまでに出願すればいいのかは異なりますが、国公立大学は「1月下旬〜2月上旬」、私立大学の場合は「12月下旬頃〜」となっています。
ただし締め切りのタイミングは、大学によって異なるので気をつけてください。
また大学によっては「定員になり次第締め切り」としているところもあり、出願時期内であっても締め切られるケースがあるため早めに提出しておきましょう。
願書の注意ポイント②受験するかもしれない大学の願書は取り寄せる
人によって、共通テストの結果が出てから出願する大学の最終決定を行うことがあります。
しかし共通テスト終了後に願書の取り寄せをしていると、時間的にかなり切羽詰まってしまうでしょう。
そうならないために、実際に受験しなかったとしても受験の可能性がある大学の願書は、前もって取り寄せておくのが良いです。
また共通テストが終わった後は、追加出願などで願書を求める人が増加するので、大学によっては願書の在庫が切れてしまうケースもあるため気を付けましょう。
願書の注意ポイント③記入ミスや漏れがないように下書きをする
願書を取り寄せる時期が遅くなると、迫る出願期限に焦ったり緊張したりして記入ミスなどをしてしまうため、早めに準備を進めていくのがポイントです。
記入漏れ・記入ミスを防ぐためにも入念に内容を確認する必要がありますので、時間的に余裕をもって準備しましょう。
また記入ミスをしないために、消すことができる鉛筆などで薄く下書きするとよいです。
万が一、記入ミスをしても修正液は使わずに正しい方法で訂正しなければなりません。
基本的には、ミスした箇所に二重線を引きその近くの余白に訂正後の情報を記入します。
大学によっては、訂正印を押すケースもあるため募集要項等を確認するか直接大学に問い合わせるようにしましょう。
ネット出願なら紙の願書がなくても大丈夫
ここ最近では、インターネットから出願できる大学が多くなっています。
実際にネット出願をする受験生も増加傾向にあり、ネット出願にはいろんなメリットがあります。
それぞれのネット出願のメリットについて、以下で解説していきます。
ネット出願のメリット①インターネットで出願できる
通常、出願するためには紙の願書を郵送してもらうか大学まで行って受け取る必要があり、時間と手間がかかるのですが、ネット出願による方法であればインターネットを使ってすぐに出願できます。
さらに24時間いつでも出願することができるため、受験勉強で忙しい方にも助かるでしょう。
このように手元に願書がなくてもいつでも出願できますが、インターネットの不調や受験料の振り込み忘れなども考えられるので、早めに対応しておくことをおすすめします。
ネット出願のメリット②記載漏れなどのリスクを減らせる
ネット出願のメリットとしては、手書きによる記入ミスや記入漏れを減らせるという点もあります。
フォームから情報を入力していくため、うっかり書き間違うことがありませんし、たとえ間違いがあってもかんたんに修正することが可能です。
また一通り入力を終えたあとは、確認画面で問題がないかチェックすることができます。
入力漏れがあった場合も、自動でチェックして教えてくれるのでとても便利です。
ネット出願のメリット③受験料の支払い方法の選択肢が多い
ネット出願は支払い方法が豊富に用意されており、受験生それぞれに合った方法で支払うことが可能です。
・コンビニ
・郵便局
・銀行ATM
・クレジットカード
・ネットバンキング
このように大学によってさまざまな支払い方法に対応しているだけでなく、中にはネット出願の場合に受験料の割引が適用されるケースもあります。
まとめ|大学受験の願書は年内に取り寄せておこう
大学受験の願書は、「年内」に取り寄せておくことがベストです。
出願には期限がありますので、出願時期に遅れて受験できなかったということにならないためにも願書は早めに取り寄せることをおすすめします。
しかし、最後にお話したように最近ではネット出願に対応できる大学も増えていますので、願書の取り寄せの手間などが省けるネット出願を選択するのも一つの方法です。
事前準備をしっかりと行なって、受験勉強に専念できるように進めていきましょう。