受験において一番大事なことって一体なんだと思いますか?
もちろんコツコツ勉強を続けることも大切ですが、実はそれと同じくらいメンタルも大切です。
今回は、受験に受かる人・成績を伸ばす人の受験に対する考え方など、受験時のメンタルについて解説していきたいと思います。
メンタル面で負けないことは受験勉強時から本番まで必要なことですので、ネガティブな考えになり過ぎていないか確認することが大切です。
受験はメンタルが一番大事!
受験で大切なことは色々ありますが、実は一番大事なのはメンタルなのです。
特に受験が目前に迫っている時期では思ったように成績が伸びなかったり、志望校で良い判定が出なかったり、落ちたらどうしようなんて考えてしまってかなりメンタルがやられてしまっている人がたくさんいます。
そんな直前期でも成績を伸ばし続けられる人はポジティブシンキングで物事を捉えていることが多く、受験に対する考え方は合否に直結すると言っても過言ではありません。
ストレスが溜まったりイライラしたりして辛いことも多い受験期ですが、ネガティブになりすぎると勉強のやる気自体が無くなってしまい成績にも悪影響を及ぼしてしまいます。
逆に、ポジティブに考えることができれば「今できること」に集中することができるため、最大限合格の可能性を伸ばし続けることができるようになるのです。
どんな時でも考え方を切り替えられることが大切
では、受かる人や成績を伸ばし続けられる人が具体的にどのような考え方をしているのかと言うと、そのような人はどんな時でもすぐに気持ちをポジティブな方に切り替えるようにしています。
例えば模試や過去問を解いて良い結果が出なかった時、普通は「このままで受かるかな...」と不安になったりしてネガティブに捉えがちですよね。
しかし受かる人はそうでは無く、「まだ本番じゃなくてラッキーだったな」「ここから改善していけば合格できる!」という風にとにかくポジティブに考えます。
ネガティブに考えてしまうとただ落ち込むだけで終わってしまうかもしれませんが、ポジティブに考えることにより本番までにどこを改善すれば良いのかを考えることができ、次のステップに進みやすくなります。
とにかくネガティブになるとそこで立ち止まってしまうため、受験勉強中でも受験本番でも、何かあったらできるだけポジティブに捉えて自分にできることを探すことが大切です。
”楽天的”にならないように注意!
ただし、ポジティブに考えることと楽天的になってしまうことは全く別のこと なので注意してください。
模試で結果が出なかった時に次に活かせるように考えて勉強するのはポジティブですが、「まだ勉強しなくても受かるでしょ」と考えてしまうのはただ楽天的なだけです。
あくまでも大切なのは結果をしっかりと受け止めた上でポジティブに考えることですので、現実から目を背けることが無いように気をつけましょう。
受験本番でのメンタルの切り替え方は?
メンタルの切り替えは、特に受験本番で効果を発揮します。
受験本番では問題が急に難化するなどアクシデントがつきもので、そのようなアクシデントに対応するためにはすぐにメンタルを切り替えることで対応できるようになります。
本番では迷っている1分1秒が合否を左右することになりますので、すぐに気持ちを切り替えて対応するようにしていきましょう。
受験が難化・易化した時の考え方
受験本番で急に問題が難化したりすると、思うように問題が解けなくて焦ってしまう方も多いでしょう。
しかし、そんな時こそポジティブシンキングが大切です。
まず、そもそも問題の出題傾向や難易度が変わったとしてもそれは一緒に試験を受けている受験生全員に共通しています。
そのため、そうしたアクシデントに気を取られて悩んでいるよりも、すぐに立ち直ってできる問題から解き始めた方が合格に近づくことができます。
更に急に難化したということは他の受験生も焦っているため、先にその事実に気がついて気持ちを入れ替えることができれば逆に有利に立ち回れるようになるかもしれません。
このように、何が起こったとしても自分にとって良いことだと解釈することで早く立ち直ることができますし、実際早く立ち直れた方が他の受験生よりも有利になることが多いのです。
試験後の切り替えも早めに
また、1つ試験が終わったからと言っていつまでもそのことを考えているのも良くありません。
試験が1日終わっても2日目があったり、まだ他の試験が控えていたりする場合はそこで落ち込んでしまうと時間を無駄にする原因になってしまいます。
試験後は「思うように解けなかった...」のようにネガティブには考えず、「最後まで最大限頑張ろう!」とポジティブに考えていくことが大切です。
受験で勝てる強いメンタルの作り方とは?
ただいきなりポジティブな考え方にしろと言われても、なかなかすぐに気持ちを切り替えるのは難しいですよね。
そのため、受験本番にいきなりポジティブになろうとするのではなく、普段からポジティブに考える練習をしておくのがおすすめです。
普段からポジティブシンキングになるトレーニングをしておくことで勉強に対する意欲も沸き、普段の勉強効率も底上げすることができます。
強いメンタルの作り方①他人と比較しない
強いメンタルを作りポジティブに考えていく上で最も大切なのは、いちいち他の受験生と比較をしないということです。
模試や定期テスト後は、どうしても他人と比較して「あの人より成績が低かったな...」と落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
勉強に対してやる気があり負けず嫌いな人ほどライバルに負けないように頑張ることはできますが、気にしすぎるとかえって悪影響になります。
そもそも、受験で合格するためには他人に勝つ必要は全くありません。
最終的な合格ラインを超えることさえできれば合格できるため、最終的には受験は自分との戦いになるとも言えます。
そのため他人と比較して自分の実力を判断するよりも、これまでの自分と比較してどれだけ成長できたかを見る方がポジティブに考えて確実に実力を上げることに繋がります。
強いメンタルの作り方②自分はできると自分自身に言い聞かせる
メンタル的に不安になってしまうのは、自分の実力に自信を持てていないからです。
受験期は将来のことなど様々な不安に襲われるかもしれませんが、ポジティブな考えをするためにはまずは自分に自信を持たなくてはなりません。
普段から「これだけ努力しているんだから絶対合格できる!」と自分に言い聞かせることにより、段々と自信を持てるようになり勉強だけに集中できるようになります。
強いメンタルの作り方③合格から逆算して勉強する
メンタル面で不安になってしまう最大の原因は、合格できるかどうかが不安だからではないでしょうか。
そんな時におすすめしたいのが武田塾でも実践している”合格から逆算して勉強する”勉強方法です。
これは、志望校合格に必要な勉強量を受験本番までの日数で割り1日の勉強量を求めると言うもので、理論上求めたスケジュールに従って勉強するだけで合格することができるというものです。
何の指標もなく勉強していると、模試の結果を見た時に本当に合格できるのか漠然とした不安に襲われてしまいますが、一度合格までの道のりを再確認することで、本当に勉強が足りているのかどうかが一目瞭然になります。
また、自分が合格するために勉強が足りているかどうかだけを考えられるようになるため、余計に他人と比較することも無くなるためおすすめです。
強いメンタルの作り方④十分な睡眠・適度な運動
最後に、強いメンタルを作るためには十分な睡眠と適度な運動が欠かせません。
受験期は勉強に集中するあまり睡眠が十分に取れていなかったり、ずっと机に座ってばかりで運動不足になりがちです。
睡眠不足になるとイライラするようになってとてもポジティブな気持ちにはなれませんし、何かに向かって頑張るためには適度に運動してスタミナをつけることも大切です。
強いメンタルと身体を作り最後まで勉強を頑張れるよう、睡眠と運動も忘れないようにしてください。
受験でのメンタルまとめ
メンタルの管理は”大学受験の最重要科目”と言っても過言では無いくらい非常に大切です。
特に受験本番では何かアクシデントがあってもすぐに気持ちを切り替えられるポジティブシンキングが重要になります。
また、そうしたポジティブシンキングを身に着けるために普段からメンタルを強く持つトレーニングをしておくことをおすすめします。
ストレスの多い受験期だからこそ、メンタルを整えるところから初めてみてはいかがでしょうか。