受験勉強中はどうしてもストレスが溜まってしまいます。
受験本番の不安や、なかなか成績が伸びないという悩みなど、ストレスの原因は色々と考えられます。
多少のストレスは仕方無いですが、受験にはメンタルが大きく影響するため、溜め込みすぎたり病まないように、なぜイライラするのかを考えて正しく対処することが大切です。
今回は、受験勉強中のイライラの原因とその対処法について解説していきます。
受験勉強を始めるとイライラしてしまう?
受験勉強中はストレスがつきものです。
苦手な科目の勉強をするタイミングや、周りからのプレッシャーなどにストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。
他にも、思うように勉強が進まなかったり、模試の結果が芳しくない時など、人によってさまざまな理由でストレスを感じてしまいます。
大切なのは原因を突き止めて対処すること
このように、受験期のストレスは受験生共通のことですが、過度なストレスを放置してはいけません。
あまりにストレスを溜めすぎると、受験勉強そのものが嫌いになってしまいかねませんし、体調を崩す原因にもなります。
受験勉強を効率よく進めて受験を成功させるためにも、定期的にストレスに対処することが大切です。
ただし、なぜイライラするのかという原因は人によって様々です。
自分がどうしてイライラしているのか、ストレスの原因をしっかりと分析して対処することで、ストレスの原因を効率良く減らすことができるようになります。
イライラすることは悪いことだけではない
イライラしているということは、受験に対して真摯に向き合っている証拠です。
自分の中で理想があるからこそ、うまくいかないとイライラしてストレスが溜まってしまいます。
イライラしたら、まずは「自分は受験勉強を頑張っているんだ」「頑張る気持ちがあるんだ」と自信を持ってください。
適度なストレスは、学習効率が向上したり、やる気アップにつながります。
しかし、イライラしすぎたりストレスが溜まりすぎると、かえってやる気が削がれ勉強の効率が悪くなってしまうため、まずは自分がどの程度イライラしているのかを見極めましょう。
受験勉強中イライラしてしまう原因は?
受験勉強中のストレスは共通しているように見えて、実はその原因は人によって様々です。
まずは、自分がなぜイライラしているのか原因を分析してみましょう。
ここでは、受験勉強中のストレスの主な原因をいくつかご紹介していきます。
イライラの原因①自由な時間がとれない
受験期間になると1日の大半の時間を勉強に割かなければならないため、必然的に自由時間が減ってしまい、ストレスの原因になります。
もちろん、受験に合格するためには今までのように遊んではいられないため、ある程度は我慢する必要があります。
しかし、ただ我慢しているだけでは疲れが溜まる一方ですので、定期的に自由時間を作ってストレスを発散することも大切です。
自分の勉強時間が適切か、無理をし過ぎていないかなどを定期的に確認しましょう。
イライラの原因②孤独感
受験勉強は、一人で黙々と問題を解く時間が大半を占めます。
また、周りから励ましの言葉をもらってもプレッシャーに感じ、自分には味方がいないと錯覚してしまうこともあります。
そういった孤独感からストレスを感じる受験生も少なくありません。
イライラの原因③受験本番への不安
「この勉強量で足りてるのかな...」「このままで本当に合格できるのかな...」「落ちたらどうしよう...」といった将来への不安もストレスの原因になります。
また、親御さんから受験のことを言われてプレッシャーに感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
受験では、このような不安が合格発表までつきまとうため、ストレスになります。
普通のストレスだったら短期間で解決することもできますが、受験勉強のストレスは非常に長期間に渡ります。
イライラの原因④なかなか成績が伸びない
頑張って勉強しているつもりなのに、なかなか模試で結果が出せないのもイライラしますよね。
成績が伸びないと受験に対する焦りが出るためイライラしてしまいがちです。
また、今勉強している参考書がなかなか解けずに思い通り進まない時もストレスの原因になります。
イライラの原因⑤睡眠不足、疲れ
勉強を頑張っているとどうしても睡眠時間が短くなりがちで、それにより睡眠不足に陥ってイライラしていることがあります。
また、寝ても睡眠時間が短いと体力が回復せず、疲れがどんどん溜まってイライラしてしまいます。
こうなってしまうと勉強効率も悪くなるため、悪循環となりストレスが増え続けてしまいます。
イライラへの対処法は?
自分のイライラの原因の分析はできましたか?
イライラしながら闇雲に勉強するのはよく無いので、それぞれの原因に対して適切な対処法を取ることが大切です。
次は、おすすめのイライラへの対処法をご紹介します。
対処法①問題や教科を変える
勉強を長時間していたり、解けない問題が続いたときは、一度問題を変えてみたり、勉強する教科を変えてみてください。
問題が解けないと、合格できないんじゃないか、ほかの問題も解けないのではないかと考えてしまい、ストレスが溜まってしまいます。
特に、苦手科目は他の教科に比べてイライラしやすいです。
解ける他の問題や教科に変えることで気分転換になり、イライラが収まるでしょう。
また、解けるという自信がついた状態で詰まった問題を見返してみると、案外あっさり解けることもあります。
問題や教科を変え、今詰まっている問題から一度離れてみるのはとても有効な対処法といえるでしょう。
対処法②息抜きをする
人間の集中力は90分が限界と言われており、それ以上はどれだけ集中しようとしてもかえって集中力は低下し、パフォーマンスが下がると言われています。
そのため、休憩時間も惜しいと思って勉強するよりも、適度に休憩を挟むほうが効率も良くなります。
休憩中はダラダラして長時間サボってしまったり脳を疲れさせないように、ゲームやスマホはせず、軽く体を動かしたり、仮眠をとるのがいいでしょう。
また、友達と遊びに行ったり、趣味のことをする日をたまに作るのもおすすめです。
毎日ずっと勉強を続けてストレスが溜まると、集中力や勉強の質、やる気が低下してしまいます。
適度に遊ぶ日を設けることで、「ひとまずこの日まで頑張ろう」と切り替えがしやすくなるでしょう。
適度な休みは、集中力を保ち、質の良い勉強を続けるために必要なものなので、決してサボりではありません。
対処法③適度に運動する
勉強すると脳は疲れますが、肉体的な疲労はそこまで溜まりません。
一説によると脳と身体の疲れている量が一致していないとストレスになると言われているため、適度に運動して身体も疲れさせるとストレスが軽減するかもしれません。
脳との関係を抜きにしても、単純に運動すると気分がスッキリするためイライラしにくくなりますし、受験期間は運動不足になりやすいため健康管理のためにも運動は大切です。
また、適度な運動をすると睡眠の質も上がるため、睡眠不足や睡眠の質に悩んでいる方にもおすすめです。
「勉強時間がもったいなくて運動するヒマが無い!」という人も、ちょっとした工夫で勉強と運動を同時に行うことができるようになります。
例えば軽いジョギングをしながら「速読英熟語」のCDを聞くなど、リスニング系の勉強なら運動中に行うこともできます。
対処法③不安や悩みを相談する
本当にイライラして仕方が無い時は、友達や親、先生など信頼できる人に相談してみるとストレスを軽減できます。
意外と人に悩みを聞いてもらえるだけでもスッと心が軽くなるため、溜まったストレスを解消するにはとても効果的だったりします。
同じ受験生の場合は共通の悩みを共有できるかもしれませんし、特に浪人生の場合はそうした精神的な悩みを話せる人を作っておくことが大切です。
武田塾流の勉強法で余裕を持って勉強しよう
「自由時間がない」「勉強が足りているか不安」という原因でイライラしている方は、武田塾流の勉強法を実践してみることをおすすめします。
武田塾では志望校を決めた後に、現在の実力からその志望校のレベルに到達するためには1日どれくらい勉強すれば合格できるかを逆算します。
この方法なら合格するために必要な1日の勉強量がわかるため、毎日それに従ってコツコツ勉強していけば理論上は確実に合格することができます。
この対処法の良いところは「1日の最低限の勉強量がわかる」という部分で、「勉強が足りているか不安」という悩みを軽くしてくれます。
また「ここまでやれば後は遊んでも大丈夫」という指標にもなるため、自由時間が少なくて悩んでいる人にもおすすめできる勉強法です。
原因①も原因②も「これだけの量終われば遊んで良い」というラインが分からないためストレスが発生してしまうので、まずは1日の勉強量の逆算から始めてみましょう。
受験勉強中のイライラの原因と対処法まとめ
受験勉強中にイライラしてしまうのは、成績が上がらないことや勉強に対するモチベが無いこと、将来へのプレッシャーなど様々な原因があるかと思います。
これらのストレスを解消するためには、自分はなぜイライラしているのかをしっかりと理解して対策をすることが重要です。
一番おすすめできる対策法は武田塾流の勉強法を試してみることと適度な運動をすることで、合格までの道のりがハッキリして身体も健康になるためおすすめです。
イライラは溜め込むと良く無いので、適度に発散できるようにしていきましょう。